「親を安心させたいから結婚」は危険?後悔しないための考え方

婚活をしている人の中には、「親を安心させるために結婚しよう」と考える人がいます。親が心配しているなら、その期待に応えたいという気持ちは理解できます。ただ、ちょっと待ってほしい。

「親のために結婚する」という考え方は、本当にアリなのでしょうか?それとも、自分の人生を後悔することにつながるのでしょうか?

結婚は一生を左右する大きな選択です。誰と結婚するかによって、人生は天国にも地獄にもなる。このコラムでは、「親のために結婚するのはアリかナシか?」を深掘りしつつ、自分が幸せになるための選択についてご紹介します。

目次

親を安心させたいから結婚する人は多い?

婚活をしていると、「親のために結婚しなければ」と考えている人は意外と多いです。

例えば、次のような声があります。

  • 親が高齢になり、孫の顔を見せてあげたいと思った
  • 親が心配してくるので、早く結婚しないと申し訳ない気がする
  • 親を安心させるために結婚を考えているが、結婚相手が見つからない

実際に親の期待を背負いながら婚活をしている人も少なくありません。

親の気持ちを考えると、「早く結婚して安心させてあげたい」と思うこともあるでしょう。しかし、その気持ちだけで結婚を決めることは、本当に自分にとって正しい選択なのでしょうか?

あなたはどう思いますか?あなたの相手がもしも、「親を安心させるために結婚したい」と言ったらどうしますか?

親を安心させたいから結婚するは間違いなのか?

親のために結婚を考えることは、間違いではありません。むしろ、親孝行としては立派な理由のひとつでしょう。でも、それが結婚の唯一の理由になってしまうと、思わぬ後悔をする可能性もあります。

ここでは、「親のための結婚」を肯定する考え方と、否定する考え方の両方を見ていきます。

親のために結婚するはアリ派の意見

「親のための結婚」はアリと考える人の多くは、このような考え方を持っていることがあります。

結婚は親孝行のひとつでもある
親が心配しているなら、その気持ちに応えることも大切。孫の顔を見せることが親の幸せになるケースもある。

結婚を意識するきっかけになる
親が結婚を勧めることで、これまで結婚に消極的だった人が真剣に考え始めることもある。「親を安心させたい」という気持ちが、結果的に良いご縁につながることも。

結婚はきっかけよりも、その後が大事
「親を安心させたい」という理由で結婚しても、相手と相性が良ければ問題ない。結婚の理由よりも、結婚後にどう築いていくかが重要。

親のために結婚するはナシ派の意見

親のためだけの結婚は後悔しやすい
結婚は自分の人生の大きな決断。親が喜ぶからという理由だけで決めると、いざ結婚生活が始まったときに「本当にこの人でよかったのか?」と悩むことがある。

親がいなくなった後に虚しさを感じることも
「親を安心させたい」と思って結婚したものの、その親がいなくなったとき、「自分は本当に幸せか?」と考えざるを得なくなる。親のためではなく、自分のための結婚でなければ、後々後悔する可能性が高い。

結婚は親ではなく、自分と相手の問題
結婚生活の主役は夫婦二人。親を安心させるために結婚したとしても、結局は夫婦の問題が中心になる。親の意向を優先して結婚した結果、夫婦仲がうまくいかずに離婚するケースも少なくない。

親を安心させたいという気持ちは大切ですが、それが結婚の「唯一の理由」になってしまうと、後々の後悔につながることがあります。

では、どうすれば親を安心させつつ、自分自身の幸せも考えた結婚ができるのでしょうか?

親を安心させるための結婚で後悔しないために

親を安心させるために結婚を考えるのは自然なことですが、それが「自分にとっても幸せな選択か?」をしっかり考えることが大切です。

ここでは、親の期待と自分の気持ちのバランスを取りながら、後悔しない結婚をするためのポイントを解説します。

親の期待と自分の気持ちを切り分ける

親を安心させたいという気持ちは理解できますが、結婚するのは自分自身です。

・「親が喜ぶから」という理由だけで結婚を決めていないか?
・「自分は本当に結婚したいのか?」を改めて考えてみる
・「親のため」ではなく「自分の人生のため」に結婚を選んでいるか?

一度冷静に考えることで、 親の期待に応えつつも、自分にとっても納得できる結婚かどうかを判断できます。

結婚するなら「自分も幸せになれる選択」をする

親を安心させることがきっかけで婚活を始めるのは問題ありません。ただし、結婚相手は、親のためではなく自分が納得できる人を選ぶことが重要です。

・とにかく親が望むから誰でもいい、ではなく、「一緒にいて楽しい」「心地よい」と思える相手か?
・結婚生活は自分が送るもの。親が亡くなった後でも納得できる選択か?
・親の期待を優先しすぎて、相手に対する基準を間違えていないか?

結婚後、夫婦関係がうまくいかなくなったときに「親のために結婚したんだから仕方ない」と思えるかどうかも重要な視点です。

親のプレッシャーに焦らないことも大切

親から「早く結婚しなさい」とプレッシャーをかけられると、焦ってしまいがちです。しかし、焦って結婚相手を決めると、後悔する確率が高くなります。

・「早く結婚しなきゃ」と焦ると、相手を冷静に見極められなくなる
・婚活の目的が「親を安心させること」になってしまうと、相手との関係よりも「結婚すること」が優先になりがち
・親の期待を受け入れつつも、「自分のペースで婚活を進める」ことが大事

親のために焦って結婚を決めるのではなく、「親も安心し、自分も幸せになれる結婚」を意識することが、最終的に後悔のない選択につながります。

ここまでで、「親を安心させるために結婚する場合、後悔しないためのポイント」を解説しました。

次は、「相手から親を安心させたいから結婚したいと言われたら?」という視点で考えていきます!

相手から「親を安心させたいから結婚したい」と言われたら?

婚活中に、相手から「親を安心させたいから結婚したい」と言われることもあるかもしれません。この場合、どのように考えるべきなのでしょうか?

相手の結婚の動機が「親のため」という場合、その人自身が結婚をどう考えているのか?をしっかり見極めることが大切です。

その人自身の「結婚の目的」を確認する

結婚は、親を安心させるためだけにするものではありません。相手が本当に自分と結婚したいのか、それとも「親のため」という外部要因だけで結婚を考えているのかを見極める必要があります。

  • 「親を安心させたい」というのはきっかけで、実際には自分も結婚したいと思っているのか?
  • 「結婚したい気持ちはあるけど、あと一歩踏み出せないから親を理由にしている」のか?
  • それとも、「親に言われたから婚活をしている」だけで、自分の意思がないのか?

相手に「あなた自身はどういう結婚生活を送りたいと考えているの?」と聞いてみると、本音が見えてくることがあります。

親の期待だけで焦っていないか見極める

「親が高齢だから」「孫の顔を見せたいから」という理由で結婚を急いでいる人は、結婚後の関係を冷静に考えられていないことがあります。

・「とにかく早く結婚しなければ」と焦っている場合、相手をしっかり見極められていない可能性がある
親の期待を優先しすぎる人は、結婚後も親の意見を最優先しやすい(=いわゆるマザコン・ファザコンのリスク)
・結婚後、夫婦の問題よりも「親の満足」が優先される関係になる可能性がある

このような場合は、「結婚は親を安心させるためではなく、二人が幸せになるためのもの」ということを、話し合って確認することが大切です。

自分の気持ちと向き合う

相手が「親を安心させたいから結婚したい」と言っている場合、最も重要なのは自分自身がその結婚に納得できるかどうかです。

  • 相手の気持ちはわかるが、自分はその結婚を本当に望んでいるのか?
  • 親のためではなく、お互いが一緒にいたいから結婚したいと思えるか?
  • 親の期待がなくなったあとも、この人と一緒にいたいと思えるか?

結婚は夫婦二人が築いていくものです。もし相手の結婚の理由が「親のため」に偏りすぎている場合は、自分がその関係に納得できるのかをじっくり考えることが重要です。

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この記事を書いた人

小崎真作のアバター 小崎真作 婚活KOKO 執行役員

2020年、奥さんが壮絶な不妊治療を経て妊娠。切迫早産の危険性があり転院や入退院を繰り返したのち、無事娘を出産。
2023年、再び奇跡が訪れたが再度切迫早産の危険性があり奥さんが2ヶ月入院しその間ワンオペを経験。無事息子が誕生。現在は2人の子供の育児と仕事に奮闘中。

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