お見合い相手、仮交際相手、真剣交際相手を幸せにする一言、狂わせる一言

先日、娘とカフェにモーニングに行ったときの話。

娘のためにチーズトーストのモーニングセットを注文し、それにはコーヒーもセットだったんですね。注文時に「少しお時間がかかります」と言われ、店内もそれなりにお客さんが入っていて忙しそうにしてたので、しょうがないかなと思ったんです。

それからどれくらいでしょうか。

もうすぐ3歳になる娘が「遅いね〜」なんて言いながら、15分〜20分くらいしてようやく店員さんがチーズトーストとサラダを持ってきてくれました。

でも、そこにはコーヒーがなかったんです。

あれ?一緒に来るんじゃないんだと思いながら娘にチーズトーストを食べさせて待っていたのですが、なかなかコーヒーが来ません。

そこで、もしかしたら忘れてるかもしれないと思い、「すみませーん」と店員さんを呼び、「コーヒーってまだですか?」と聞くと、

「もう少しお待ちください」

と言われ、約2分ほどでようやくコーヒーが来ました。

娘は大人しくしてくれていたので、待つ分にはよかったのですが、せめて、チーズトーストとサラダを持ってきたときに

コーヒーはもう少々お待ちください

と一声かけてくれてたらなにも言わず待てたんです。

もったいないなぁと思いました。

そもそもそのカフェはモーニングセットと時間差でコーヒーが来るシステムだったのか初めて行ったので分かりませんでしたが、たった一言です。

たった一声あるだけで人間関係は良くなることが多い。

他にも例えば、コンサートやライブ。

行かれたことある方はご存知だと思いますが、だいたい時間通りに始まらず遅れることが多いですよね。

でも、運営側は遅れる理由やあとどれくらいで始まるかを言いません。

お客さんはなんで待たされてるのか分からずフラストレーションだけが溜まっていきます。

もしお客さんの為を思うなら、

〇〇が原因で開演時間が遅れております。あと◯分くらいで開演できますので今しばらくお待ちくださいませ。お待たせしてしまい申し訳ございません。

一言ではありませんが、この一言があるだけでも十分お客さんは納得してくれるし安心します。

たった一声あるかないか、なんです。

婚活するうえでのコミュニケーション力

これは婚活にも言えることです。

たった一言相手に伝えてあげればいいのに

と思う場面がたくさんあります。

例えば、わざわざレンタカーを予約し運転してくれた。

それに対して、「運転お疲れ様、ありがとう」

女性がヒールで歩きづらそうにしている。

「ヒールだったんだね。気付かなくてごめんなさい」

今日は相手が疲れた顔をしている。

「なんか浮かない顔しているけどどうしたの?」

他にも、

さっき店員さんに冷たい態度とったけどどうして?

私さっき手を繋ぎたかった

大事にしてくれてありがとう

たった一言です。それがあるかないかで人間関係は実は大きく変わります。

たった一言添えるだけでいい。

これを、『ワンクッションコミュニケーション』といいます。

でも、逆に余計な一言もありますよね。これを、『ワンオーバーコミュニケーション』といいます。

例えば、

前の彼女はキレイだったんだけど

これ、メッチャ余計じゃないですか。それ言う必要ある?ってこと多いですよね。

美味しかったね。でも私はやっぱりこっちのほうがよかったけど。

これも余計な一言ですよね。「美味しかったね」だけで共感すればいいじゃないですか。

今日はお母さんに連れてきてもらいましたとお見合いの席で言う男性。

逆にマザコンの可能性があることが分かるのでいいですが、言う必要はないですよね。

余計な一言というのは大抵の場合、言った本人には自覚がありません。

でも、自覚がないから人を不快にしていいということにはならないですよね。

婚活の原点

言葉って改めて考えると難しい。

一言足りないときもあれば、一言多いときもある。

でも、たった一言で人間関係は大きく左右されます。

仲が良ければそこまで気にすることはないでしょう。

でも、ゼロから関係性を築いていく婚活では、使う言葉、タイミングというのは本当に大事です。

ただ残念なことに、そんなことなど気にもせず、「何回ぐらいデートすればいいのか」「自分のこの条件は譲れない」「相手がどうのこうの」と言います。

だから、問題認識能力が低いんです。

婚活も人間関係ですよね。

ということは、コミュニケーションがすべてです。

でも、人はだれかをまるで実験台のようにひどく傷付けない限り、自分のコミュニケーション力に問題があるとは思いません。

認識できません。

なぜなら、「私はコミュニケーション取れている」と思い込んでいるから。

お見合い、お見合い日決定までのやり取り、ファーストコール、LINE、デート、カウンセラーへの報告など、すべてコミュニケーションです。

婚活KOKOも改めてこの『コミュニケーション』にフォーカスを置き、会員さまがコミュニケーション能力を高められるものを用意していきたいと思います。

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この記事を書いた人

小崎真作のアバター 小崎真作 婚活KOKO 執行役員

2020年、奥さんが壮絶な不妊治療を経て妊娠。切迫早産の危険性があり転院や入退院を繰り返したのち、無事娘を出産。
2023年、再び奇跡が訪れたが再度切迫早産の危険性があり奥さんが2ヶ月入院しその間ワンオペを経験。無事息子が誕生。現在は2人の子供の育児と仕事に奮闘中。