婚活で話が盛り上がらない1つの原因|KY発言とは
お見合いや1回目デートの中で話が盛り上がらないとその時間は地獄と化します。
せっかくご縁があって会うのだから盛り上がりたいですよね。楽しい時間を過ごしたいですよね。
でも、「話が噛み合わなかった」という声をよく聞きます。
なぜ子供と大人ではなく、大人同士の付き合いなのに、話が噛み合わないという事態に陥ってしまうのでしょうか?
今回は、なぜ話が盛り上がらないのか、なぜ話が噛み合わないのか、原因と注意点をお伝えします。
婚活で話が盛り上がらないことはよくある?
KOKOコラムの読者の方であれば、すでにご存知だと思いますが、お見合いお断り理由100件調査を以前行ったことがあります。
お断り理由として一番多かった理由の1つに、「会話」があります。
・会話が盛り上がらなかった
・反応がなかった
・噛み合わなかった
・話が合わない
・会話が膨らまなかった
原因はお互いにあると思いますが、婚活では、会話が盛り上がらないことがよくあります。
これは正直、とても残念です。
なぜなら、そんなことは防げる問題だからです。
お互いしっかりとコミュニケーションが取れれば、合わないなんてことはありません。でも、なにかがズレているから話が噛み合わないということになります。
もちろん、根本的に合わない人もいるので、その場合は仕方ありませんが、お互いが楽しい時間を過ごす。そのためにお互いがギブし合う。
これが理想です。
なぜ婚活の場だと話が盛り上がらないのか
男女の出会いの場なので、お互いが気に入られようと努力する。
本来、2人ともこの姿勢なら多少ギクシャクがあっても「楽しい時間だった」と終わるハズです。
でも、話が合わない…話が盛り上がらない…
お見合いの場で考えてみましょう。
まず、お見合いの前提を整理します。
・お互いがお見合いしたいと希望した
・結婚を念頭においている
・お互いプロフィールを見ている
・相手に興味を持つ
・相手に質問をする
・気に入ってもらえるようにする
・理解と共感を心掛ける
・相手を楽しませようとする
これらのどれかが欠けると、会話はズレます。
会話がズレると、心もズレます。
ちなみに、婚活している側のあなたはこれらの前提を当たり前と思わないことです。
なぜなら、お見合いには“裏”の前提も存在するからです。
たとえば、
・別に会ってみたいとは思わなかったけどお見合い申し込みが相手から来たから受けた
・カウンセラーから勧められた
・婚活マンネリしててどうしようか迷っている
・正直、あなたのことはタイプではない
・今日は体調が悪い
・消化試合のつもりできた
こういう背景が相手にもあることを忘れないようにしましょう。
なぜ婚活だと話が盛り上がらないのか、それは最初からフィーリングが合わなかったからと言ってしまえば、以上終了になってしまいますが、基本的にどこかがズレているから話が盛り上がりません。
もしかしたらそれは、だれも悪いわけではないこともかもしれませんが、今回は3つのパターンに分けて分析してみます。
婚活で話が盛り上がらない3つのパターン分析
リアクションが薄い
まず、相手のリアクションが薄かったら、会話は盛り上がりません。
たとえば、
えー!タイタニック好きなんですか?私も好きなんですよ。ローズが避難船に乗ってせっかく助かるのに、タイタニックに飛び乗ってジャックに会いに行くシーンとかメチャクチャいいですよね。分かります?
そうですね、いいですよね。
ちなみに、どういうシーンが好きですか?
特にないですが全体的に好きです
こんなうっすいペラッペラの反応だったら、コーヒーから立ち上る湯気を見ていた方が楽しいですよね。
自分は必死に会話を盛り上げようとする。でも、相手のリアクションは毎回薄い。
これでは話が盛り上がりません。
他にもよくあるケースとしては、
休日はなにしていますか?
特になにもしてないです
話を広げるキッカケを作ろうとしているのに、「なにもないです」と答えてしまったらもう終わりですよね。
キャッチボールになってない
会話はキャッチボールだと言われますが、うまく投げて、うまくキャッチして、うまく投げ返して、うまくキャッチして…このラリーが続かないと会話は楽しくありません。
たとえば、
好きな食べ物はなんですか?
ハンバーグです
嫌いな食べ物はなんですか?
セロリです
仕事はいつも何時くらいに終わりますか?
17時です
休みの日はなにしていますか?
こんな会話するぐらいだったら、「今日はなに食べようかな」と考えていたほうが楽しいですよね。
あなたも一度くらいはこういう経験があるのではないでしょうか?
余計なことを言っている
今回の最大のテーマはコレです。空気読まないで余計なことを言っている…。
たとえば、
えー!タイタニック好きなんですか?私も好きなんですよ。ローズが避難船に乗ってせっかく助かるのに、避難船からタイタニックに飛び乗ってジャックに会いに行くシーンとかメチャクチャいいですよね。分かります?
いやーあれは事実とは異なる演出なので大袈裟ですね
こんなこと言われたら蹴り飛ばしたくなりますよね?
他にもたとえば、
私はいろいろ資格を取りたいと思っていて、休日は勉強することが多いです。
知ってます?資格取得者の9割以上がただ資格持ってるだけで、資格を有効に使える仕事をしていないこと
こんなことを言われたら頭の上からコーヒーをぶっかけたくなりますよね。
あくまでも例ですが、実は婚活をしている方で余計なことを言っている人は多いです。
場を盛り下げる空気読めない発言とは
なにもかもズレている意見
・婚活では自己主張しないといけない
・婚活では自分の意見をハッキリ言ったほうがいい
これらは正しいです。
しかし、時と場合によります。
なんでもかんでも自分の感じたことをそのまますぐに言っていいかと言ったらそうではありません。それはただ、相手の立場になって考えられていないだけ。
たとえば、先ほどの例。
えー!タイタニック好きなんですか?私も好きなんですよ。ローズが避難船に乗ってせっかく助かるのに、避難船からタイタニックに飛び乗ってジャックに会いに行くシーンとかメチャクチャいいですよね。分かります?
いやーあれは事実とは異なる演出なので大袈裟ですね
演出なことぐらいだれでも知ってますよね。
そんなことを話したいのではないのです。
好きな映画が一緒だった。だから共感したい。共通点を見つけたいのです。
それなのに、空気読めない発言。
これはまるで、相手から来たボールをドブに捨てているようなもの。
他にもたとえば、自分が作った料理を撮って相手にLINEで送ったとします。
今日は豚肉の生姜焼きを作りましたー♪
豚肉はどこ産の使ってる?ブラジル産は控えて。なるべく国産がいいよ!
マジでゲロ吐くくらいの発言ですよね。
「お前の意見なんて聞いてねーんだよ!」ですよね。
少し大袈裟な例を紹介しましたが、決して笑い事ではありません。
これぐらいズレている発言を平気でしています。
でも、空気読めない発言をしている側は別に悪気があって、言っているのではありません。
悪気がないから許されるものでもありませんが、自分の意見を言うことが正義だと思っています。
これはたしかに間違っていません。
なにを考えているのかよく分からない人よりは、ハッキリとモノを言えたほうがいいでしょう。特に婚活はハッキリとしたコミュニケーションのほうがいいです。
でも、時と場合によります。
余計なことを言っている人は、大抵の場合、意見を求められていないときに相手のことを考えず自分の意見をレジャーシートをブワッと広げるように展開しています。
「ハイ、広げました。あなたはこのレジャーシートに乗りますか?どうしますか?」
「いや、そもそもあなたにレジャーシート広げてほしいなんて言っていませんけど。なんでそんないきなり広げて上から目線なんですか?」
これでは、コミュニケーションがうまく取れるわけがありませんよね。
相手の立場になって考えることの重要さ
自分の意見を言う。意見交換を行う。これは婚活するうえで必要なことです。
でも、
相手が求めていないときに自分の意見を言ってもそれはウルサイだけ
コミュニケーションは必ずしも相手に意見を求めていることばかりではありませんよね。
理解が欲しいし共感も欲しいのです。ただ話を聞いてほしいときだってありますよね。
余計なことを言いがちな人は、とりあえず一呼吸待つことをしてみましょう。
たとえば、先ほどのタイタニックの例でいうと、
えー!タイタニック好きなんですか?私も好きなんですよ。ローズが避難船に乗ってせっかく助かるのに、避難船からタイタニックに飛び乗ってジャックに会いに行くシーンとかメチャクチャいいですよね。
あ、でもあのシーンは完全に御涙頂戴を誘っているのでそんなシーンに感動するなんて私は変ですよね?
と意見を求められたら、
いやーあれは事実とは異なる演出なので大袈裟ですね
は、まだ分かります。
でも、意見を求めてなんかいないのに、意見を言われる。
これは、気持ちの良いものではありません。さらにその求めていない意見が否定的だったら、なおイヤな思いをします。
まるで、家の中を土足で上がってきて特になにか盗むわけではないのに部屋をアッチャコッチャ散らかして、散らかしたまま出ていく泥棒のようです。
余計なことを言ってしまう人の改善方法
では、どうすればいいのか。
余計なことを言ってしまう人はなにに気をつければいいのかというと、耳を傾けることです。
相手の話をキチンと聞けるように耳を傾けること
そして、理解と共感を覚えることです。
理解と共感をしないでただ意見を言い合う。それはただの小学生のケンカです。
理解と共感がある上で、意見を言い合うから関係性が成り立つのです。
もしも、自分の意見を言ってもいいのか分からない場面だったら、素直に聞きましょう。「私の意見を言っても大丈夫ですか?」と。
おそらく、余計なことを言うことが多い人は、なにが余計なことでなにが余計じゃないのか判断がつかないと思います。
余計なことを言うことが多い人なりにも悩んでいるのでしょう。
ただ、意外とプライドが高い傾向にあります。
ハッキリ言うタイプなら、「私は余計なことを言ってしまう人だからもし、余計なことを言ってしまったら注意してほしい」とハッキリ相手に言えばいいのですが、それが言えません。
なぜなら、心のどこかに「でも自分は間違ってないでしょ?」という思いがあるからです。
さらに、仮に「え、今それ余計なこと言ってるよ」と注意されたら1回は受け止めます。でも、注意が続くと今度は
「なんでそんな傷付くこと言うの?」
と被害者になり、怒り出します。
自分はハッキリ言うタイプなのに、他人からハッキリ言われたら意外と傷付きやすかったりします。
こうなると、けっこうやっかいです。
ただ、こういうタイプの方でもだれかが愛情を持って一生懸命に向き合ってあげる必要があります。そんな人に出会えれば、変わるでしょう。
もしも、あなたが余計なことを言ってしまうタイプだった場合。自分の発言で後悔が多いタイプだった場合。
何度もお伝えしていますが、自分の意見を言うことは良いことです。でも、時と場合によります。
話を振られて自分のターンになったときに自分の意見を言いましょう。
それ以外は静かにしておいたほうがいいです。それができないと周りに人がいなくなってしまいます。
まとめ
まだ関係性が浅い段階で、空気読めない発言を連発されるとキツイです。
シャッターをガラガラと閉じてしまうでしょう。
でも、もし空気読めない発言をされたら、「え、なんで今それ言ったんですか?私としては気持ちが良いものではなかった」と言ってもいいと思います。
そこでもし、「でもね」と謝罪も改善も見られないならサヨナラです。
もしかしたら、相手は「ズカズカとモノを言ったほうがモテる!」という情報を信じているかもしれません。ハッキリ言える人になろうと努力していたかもしれません。
「なんで私がそこまで構ってあげなきゃいけないんですか?」と思う方もいるでしょう。
でも、これが、人に興味を持つということです。