婚活状況を聞いてくる人の心理|土足でズカズカ入ってくる人っていったい…
結婚相談所での婚活にはルールとマナーがあります。車の運転にもルールとマナーがあり、運転する人同士が守っているからお互い問題なく目的地に着くことができます。
でも、ルールとマナーを守らない人がいたらどうでしょう。
たとえば、自分が運転していて前から逆走者が来る。
事故に繋がりますよね。だから、ルール違反をした人は罰則や罰金があります。
ルールとマナーは守らないといけないのです。でも、婚活では婚活のルールとマナーを分かっていない人が意外と多いです。
相手の立場になって考えれば分かることなのに、聞いてはいけないことを聞いてしまう。
「悪気があってやったことではない…」という言い分は分かりますが、ルールやマナーを心得ている人からしたら心外ですよね。
結婚相談所で婚活する場合、相手の活動状況を聞いてはいけないというルールがあります。
それでも、「いつぐらいから婚活始めたんですか?」「今ほかに交際している人はいますか?」と聞いてしまう人がいます。
あなたももしかしたら一度は経験があるかもしれませんが、どんな心理で聞いてくるのでしょうか?
婚活状況を聞いてくる人の4つの特徴
ルールを見ていない
IBJであれば、入会時に「お見合いのルール&マナー」の資料をもらうと思います。
当然婚活KOKOでも渡していますが、もし入会時にもらっていないよという方は相談所に聞いてみてください。
ただ、異性と会う場では当たり前のことが書かれているので、重要事項説明のように「お見合いのルール&マナー」を一緒に読んでいくことは基本ありません。
相談所側も「家に帰って読んでおいてください」ぐらいしか案内しません。会員さまは子供ではないので、そこまで丁寧に説明する必要はないですよね。
それで比較的キチンと読むのが女性、読まないのが男性です。
やはり、ほとんどの男性は資料を読みません。だから、ルール・マナー違反を起こします。
女性から、
お見合いのルール&マナーを読んでいないのかなと思ってしまうんですが
と言われますが、その通り。
男性は読んでいない人がほとんどです。女性からしたらイラッとしますよね。
ルールを覚えていない
婚活歴が2年3年も経ってくると、最初はルールを読んでいたとしても、もう一文字も覚えていません。そういうものですよね。
「これは聞いていいんだっけ?ダメなんだっけ?」と曖昧になってくることもあります。なので、考えれば分かることでしょ!というのは置いといて、シンプルに相手が忘れてしまっていることもあります。
デリカシーがない
デリカシーがない人はいますよね。
相手の立場になって考えれば分かることなのに、それをしないで自分の聞きたいことを聞く。
ある意味、突破力があるのでスゴいなと思いますが、それでは異性に気に入ってもらえません。
これもやはり、男性に多いですが、女性の気持ちを考えずズカズカと「今まで何人とお見合いしましたか?」「ほかに交際している人いますか?」と土足で入ろうとします。
相手の立場になって考える、という概念がない人もいます。
だから婚活をしていると言えばそれまでですが、「あんまり考えたことがなかった」「自分は聞かれてNGがないから相手にも聞く」なんていう人もいます。
あなたに興味がある
『これは聞かないようにしましょう』ということを平気で聞かれる。
これは、質問された側はたしかにイヤです。
「あれ?ルールには婚活状況を聞いてはいけないと書いてあるのになんで聞くんだろう?」と思いますよね。やっぱりモヤっとしますよね。
でも、婚活状況を知ろうとする。
これはある意味、あなたに興味があるからです。
なぜ婚活状況を聞いてしまうのか
「それを聞いたところでなんなの?」と思ってしまうことってあると思いますが、なぜ活動状況を聞いてくる人がいるのでしょうか?
それは、先ほどもお伝えした通り、「あなたに興味がある」という意味です。
逆に、あなたはお見合いで、「なんか全然興味が湧かなかった」という人って1人はいたと思います。そのとき、質問することがなかったですよね。話すことがなくて困りましたよね。
相手に興味が湧かないと自分の質問がスッと無くなります。
でも、「今まで交際は何人としましたか?」という質問が相手から来るということは、少なからず自分に興味を持ってくれているという証拠でもあります。
興味の湧かない人に、「今まで交際は何人としましたか?」なんて普通は聞かないですよね。なぜなら、どうでもいいからです。
もちろん、聞かれた側は「それを聞いてどうするの?」と良い気持ちはしないと思いますが、相手に興味が湧いたら相手の過去が気になりますよね。
これはもはや、普通の心理なような気がします。
婚活のマナー違反は許されるもの?
たしかに、婚活状況を聞かれるのは気持ちが良いものではありません。相手の婚活状況を聞いてはいけないというのはマナーとして決まっています。
かといって、そんなに大きい問題かといえば、そうでもなかったりしますよね。
人によっては、「別に気にしない」という人もいるでしょう。
ルールでは決まっていますが、相手の至らない点に敏感になっているとますます結婚できなくなってしまいます。
人間、そんな完璧ではありません。
未熟なのが人間です。
いや、そもそもルール違反をしていることが問題だよ。品性を疑う。
と言う方もいると思います。
でも、誤ってしまうことってだれでもありますよね。仕事でも小さなミスってあるじゃないですか。
そんな何事も異性に対して思いやりがあって、気を遣うことができていたら結婚してますよね。
ただ、自分はちゃんとしているのに、相手はちゃんとしてない。これはやっぱりだれでもイラッとします。
なので、もし「今まで交際は何人としましたか?」などのことを聞かれたときは、相手にも聞いてみてください。
実は、自分が過去のことについて話したかっただけということもあって、質問し返したらエンジンがかかったようにバーっと自分のことを話し出す人もいます。
もしかしたら、そこで共感が生まれて意気投合することもあるかもしれないですよね。
婚活状況を聞かれたときの正しい答え方
結婚相談所に入ってどのくらいですか?
今までに何人くらいの方とお見合いをしましたか?
これから何件お見合いが控えていますか?
今ほかに交際していますか?
お互い完璧な人間ではありません。こんなことも聞かれることがあるでしょう。
そんなときは、正しく答えていいときとハッタリをかましたほうがいいときがあります。
ようは、
婚活状況を聞かれたときは駆け引きができるチャンスでもあるのです。
たとえば、自分が3年婚活していたとします。
結婚相談所に入ってどのくらいですか?
と聞かれて、バカ正直に
3年くらい経ちます
と答えたらどうでしょう。
え、この人なんか訳アリな人なのかな?
と思われてしまいますよね。
他にも、たとえば自分が
今までに何人くらいの方とお見合いをしましたか?
と質問して
100人くらいです
と答えられたら、正直引きますよね。
なので、別に正直に話す必要はないということになります。なぜなら、
本当に知りたいことはソレではないことがほとんどだからです。
婚活相手の活動状況を知りたいときの心理
たとえば、
結婚相談所に入ってどのくらいですか?
この質問は本当にどれくらい結婚相談所で活動しているかを聞きたいと思いますか?
おそらく、婚活に対する姿勢や結婚観が本当は知りたいのではないでしょうか?
つまり、何ヶ月とか何年とかは本当はどうでもよくて、その先にあるものを知りたかったりします。
なので、「うわ、こいつマナーがなってないな」とそこで諦めるのではなく、適当に「半年くらいですね」と答え「え、なんで気になったんですか?」と逆に聞き返せればいいのです。
そうすると、「実は…」と話し始める可能性もありますよね。
他にも、
これから何件お見合いが控えていますか?
こういう質問にもバカ正直に答える必要はありません。
「あと3件くらい残っていますが、もし〇〇さんと交際に進めるなら他のお見合いは断っていいぐらい私は〇〇さんのことが気になっています。〇〇さんのことをもっと知りたいです」
とか、適当なことを言っておけばその場は楽しくなりますよね。
困ったときは
内緒です!〇〇さんはどうなんですか??
と笑顔で聞き返しましょう。そうすれば、そのあと笑いの1つや2つは起きます。
相手が明らかに迷惑なルール違反をしたときは、カウンセラーに相談する必要がありますが、聞いてはいけないことを聞いてしまった。言ってはいけないことを言ってしまった。
だれでもそんなことってありますよね。
真面目に、「相手がマナー違反をしてる…」と考える必要は果たしてあるのでしょうか。
この辺りは、性格が出る部分です。
明るい方は、本来聞いてはいけないことを聞かれても普通に答えて、「べつに気にしない」と言うでしょう。真面目な方は、やっぱり気になるでしょう。
とはいえ、ルールはルール、マナーはマナーです。お互い気持ちの良い時間になるように、相手の立場になって考えるようにしましょう。