ある真剣交際の申し込みにガクブル
先日、30代の女性から「交際中の男性から真剣交際の申し込みをされました」という報告を受けました。
お相手はアラサーの男性。デートは5回。
具体的な話はどこまでしていますか?と聞くと、「特にコレといって・・・」という返答があり、ガクブルでした。
デートの回数というのはあくまでも目安でしかないので、当然5回のデートで真剣交際に入られる方はKOKOの会員さまではいらっしゃいます。
でも、それは毎日密度の濃い会話ができているしデートでも将来の話をたくさん擦り合わせているからです。
それができないなら当然、もう1回デート、もう1回デートと数を増やしていく必要があります。
特になにも話し合ってないのに、全然お互いの理解がないのに、真剣交際って、そんな適当な婚活で本当に大丈夫ですか?
真剣交際後に破談になったらまた1からお見合い申し込みをしていく作業に入るんですよ?
またたくさん断られるし意味が分からないお断り連絡もシャワーのように浴びるんですよ?
心のどこかで、「真剣交際に入ったらなんとかなるでしょ!」と思っている人が多すぎるような気がします
なんとかならないですよ?
力技で進んだとしても「結婚できた!ゴール!」とゴールテープを切れるわけではないんです。
ゴールテープが切れた後に、「今度はこちらでーす」と『夫婦生活案内係』の腕章をつけたスタッフに案内されて、「はい、また行ってらっしゃい〜」と見送られてまた新たなコースを走るのが結婚です。
結婚後も走り続けていくんです。
安易に真剣交際に進むのは甘すぎる!
人間力でカバーできるのであれば問題ないですが、自分の婚活も相手の婚活もいったいなんだと思っているのでしょうか?
「何回でも離婚できます!」という人ならいいと思いますが、離婚の可能性が最初からあると分かっている結婚をだれがしたいんでしょうか?
「そんな人はいないでしょ」と思うかもしれませんが、なにも考えず真剣交際に行きたがる人は離婚しても完全に自分の責任です。
まだお互いのことが分からないから真剣交際に進む、ではなく、まだお互いのことが分からないから真剣交際の前にもっと時間を重ねて濃度を濃くするもの。
さらに結婚は相手がいて初めて結婚できるわけですから、自分がよければすべてOK!ではないですよね。
必ずしも相手が自分と同じ考えとは限りません。
いえ、むしろ、婚活で出会う人は自分とは違う考えを持っている人という前提を持ったほうがいいでしょう。
失敗を怖がらずに進むことは素晴らしいことです。でも、最初から失敗すると分かっている道を進むのはただのアホ。
予兆がなく突然、真剣交際を申し込まれたら
では、もし事前にカウンセラーから聞かされていなくて突然、真剣交際の申し込みをされたらどうすればいいでしょうか。
まず、
ステップ1・感謝と嬉しいという感情表現。
え!嬉しい!ありがとう!
ステップ2・自分もできれば真剣交際に進みたいと思っている気持ちを伝える。
私もできればあなたと真剣交際に進みたいと思ってる。
ステップ3・現状を確認する。
でも、ちょっと待って。真剣交際に入ったらもう結婚へとまっしぐらだと思うけど、そのためには将来の話もしないといけないよね?まだ具体的な話はできていないと思うけど、あなたは不安はないの?
と、相手が現状をどう思っているかを聞きましょう。
まずはそこからです。そして逆に具体的な話をできるキッカケにもなるワケなので、
じゃあこれを機会に将来の話を具体的に進めていこう!そのあとに真剣交際に入っても遅くないはず!
とプラスに捉えてその状況さえも関係性を深める時間にしてしまいましょう。
この「どんな状況でもプラスに変える力」というのは、結婚生活で大事なことかもしれません。
なぜなら、火の中水の中でも一緒に乗り越えていくのが夫婦だから。
突然、真剣交際の申し込みをされて一番マズいのが、カウンセラーに確認しようとその場で終わらせることです。
例えば、
真剣交際に進みたいです!
え!待って!やば!カウンセラーに確認しなきゃ!今日はバイバイ!
って、カウンセラーはあなたの親ではありません。
真剣交際の告白をしてくれた誠意には誠意で返すのが礼儀です。
ぶった斬って中断するのは良くないので覚えておいてください。