「結婚したい理由」ランキング|婚活者が語る本音と現実

「結婚したい」と考えながら婚活をしているものの、ふと「そもそも自分はなぜ結婚したいのか?」と疑問に思ったことはありませんか?人によって結婚に対する価値観や目的は異なりますが、実際に婚活をしている人たちはどのような理由で結婚を望んでいるのでしょうか?
今回、婚活している方に「なぜ結婚したいのか?」というアンケートを実施した内容をお伝えします。そこから浮かび上がったのは、
- 「支え合えるパートナーが欲しい」
- 「子どもを持ちたい」
- 「老後の不安を減らしたい」
などの理由でした。
このコラムでは、婚活者が結婚を望む理由をランキング形式で紹介し、その背景を探っていきます。さらに、この結果を踏まえて、「自分は婚活で何を意識し、どんな行動をすべきか?」についても解説していきます。
婚活中の方にとって、結婚への思いを整理し、婚活を成功させるためのヒントになれば幸いです。
結婚したい理由ランキング(アンケート結果)
結婚を望む理由は人それぞれですが、アンケートの結果から、多くの人が共通して持つ理由が見えてきました。ここでは、回答数の多かったものをもとに、「結婚したい理由」ランキングTOP5をご紹介します。
2023年3月、自社でアンケート実施
回答数 111名
1位:支え合えるパートナーが欲しい

「人生のパートナーが欲しい」「1人よりも2人で生きる方が楽しい」といった意見が最も多く挙がりました。
実際の回答
「どんなときでも味方でいてくれる人と支え合いたい」
「辛いときや困ったときに、寄り添い合える関係が理想」
「旅行や趣味、日々の食事など、一緒に楽しめる相手がいることで生活が豊かになる」
「残りの人生を一緒に生き抜く戦友が欲しい」
「仕事だけでなく、家庭も持ちより豊かに充実した人生を信頼できるパートナーと築いていきたい」
2位:子どもを持ちたい

「自分の家族を作りたい」「子育てを通じて人生を充実させたい」といった理由も多く見られました。
実際の回答
「自分が育ったように、新しい家族を作りたい」
「子どもの成長を見守ることで、自分自身も成長できる」
「一度きりの人生、子どもを育てるという経験をしてみたい」
「子どもが欲しいし、将来1人よりパートナーがいる方がより良い人生になると思ったから」
「親になって、誰かを守り育てる存在になりたい」
3位:老後の不安を減らしたい
「今はいいけれど、将来ひとりは寂しい」「老後を安心して過ごしたい」と考える人も多くいました。
実際の回答
「長い人生、一人で過ごすのは不安」
「年齢を重ねたとき、一人でいるのは寂しい」
「将来、誰かと支え合いながら生きていきたい」
「一人ではこの先後悔すると思うから」
「介護士として働いているが、身寄りのない人が孤独に亡くなる姿を見て、自分はそうなりたくないと強く思った」
4位:人生の楽しさを共有したい
「結婚することで、より楽しい人生を送りたい」と考える人も多いようです。
実際の回答
「楽しいことがあったとき、一緒に笑い合える相手がいると嬉しい」
「一人でいるよりも、楽しい時間を共有できる人がいる方が充実する」
「人生の様々な局面で、支え合いながら生きていきたい」
「旅行や外食のとき、『楽しいね』『美味しいね』と共有できる相手がほしい」
「一緒に苦楽を分かち合いながら人生を歩んでいくパートナーが欲しい」
5位:社会的信用・安定
「結婚することで、社会的な信用を得られる」「生活が安定する」といった現実的な理由も挙がりました。
実際の回答
「結婚している方が、職場や社会での信用が得られやすい」
「共働きや家事の分担によって、より安心できる生活ができる」
「社会的信用のため」
「一人で生きていくには人生が長すぎると感じる」
ランキングから見える婚活者のリアル
今回のアンケート結果から、婚活者の多くが結婚に
- 精神的な支え
- 家族
- 安心感
- 人生の充実
を求めていることが分かりました。
特に、「支え合えるパートナーが欲しい」「子どもを持ちたい」という理由が大きな割合を占めており、「結婚は単なる形式ではなく、人生をより充実させるための選択肢」と考える人が多いことが分かります。
しかし、結婚に求めるものは人それぞれ。このランキングを見ながら、「自分はなぜ結婚したいのか?」を改めて考えることが、婚活を進めるうえで重要なポイントになります。
婚活者が結婚を望む背景とは?

そもそも、なぜ結婚を望むのか。どこから結婚したい理由が生まれるのか。ここでは、「結婚したい気持ちが生まれる背景」をご紹介します。自分と出会う人はなぜ結婚したいのか、その裏にはどんな思いがあるのかも想像しながらご覧ください。
本能的な欲求と環境要因
結婚を望む理由には、主に、「人間の本能」と「環境からの影響」の2つの視点があります。たとえば、
- 人は社会的な生き物であり、誰かとつながることを求める
- 子孫を残したいという本能がある
- 安心感や愛情を求めるのは、人間として自然なこと
これらは、「人間の本能」と言えるでしょう。
- 親や周囲の結婚生活を見て、自分も結婚したいと感じる
- 社会的に結婚した方が安心できるという価値観がある
- 一人で生きることに不安を感じるような経験をした
これらは、「環境からの影響」と言っていいでしょう。
実際にこんなアンケート回答もあります。
- 自分の家族みたいな家庭を作りたいと思っていた
- 親や友人が結婚して幸せそうだから、自分も結婚したいと思った
- 高齢者の介護の仕事をしていて、将来のことを考えたら結婚したいと思った
周囲の影響が婚活を加速させることも
婚活を始めるきっかけの多くは、「周囲の環境や出来事」から生まれます。たとえば、
結婚している友人や兄弟の影響
- 身近な人が結婚し、家庭を築いているのを見て、自分も結婚を意識するようになった
- 結婚した友人の話を聞いて、パートナーと一緒にいる生活が楽しそうに感じた
年齢を重ねることで変化する価値観
- 20代の頃は仕事に夢中だったが、30代になって人生のパートナーを意識するようになった
- 昔は一人が気楽だったけど、今は誰かと一緒に過ごしたいと思うようになった
人生の出来事から感じる「結婚の価値」
- 仕事ばかりで生きてきたが、ふと落ち着ける相手が欲しいと思った
- 病気をしたとき、誰かがそばにいてくれる安心感がほしくなった
結婚への価値観は変わるもの
結婚に対する考え方は、一生同じではなく「年齢や環境によって変化する」ことが多いです。たとえば、
若い頃は結婚を考えていなかったが、今は意識するようになった
- 20代は結婚なんてしなくてもいいと思っていたが、30代になって考えが変わった
- 昔は一人で自由に生きるのが楽しかったが、今は誰かと一緒に過ごしたいと思うようになった
結婚を意識しすぎず、流れに任せることも大事
- 結婚を意識しすぎて焦るとうまくいかないこともある
- 自然な流れで相手を探すほうが、自分に合う人と出会いやすい
結婚したい気持ちを整理することが大切
「なぜ結婚したいのか?」という気持ちは、本能的なもの・周囲の影響・人生経験など、さまざまな要因によって生まれます。そのため、婚活を成功させるためには、「自分がなぜ結婚したいのか?」を明確にすることが大切です。
この結果を踏まえて、最後、「婚活で意識すべきこと」について解説していきます。
婚活で意識すべきこと3選

アンケート結果から、婚活者が結婚を望む理由には「支え合い」「家族」「安心感」「人生の充実」など、それぞれ異なる価値観があることが分かりました。
でも、「結婚したい」と思うだけでは、婚活はうまく進みません。実際に婚活を成功させるためには、この結果を見て自分は婚活でなにを意識して、どんなことをしていけばいいかを考えることが重要です。
今回は、婚活をスムーズに進めるために意識すべきポイント3つご紹介します。
1.自分は「なぜ結婚したいのか?」を明確にする
婚活を始める前でも、婚活中でも、「なぜ自分は結婚したいのか?」を言語化することが大切です。結婚に求めるものが明確でないと、相手選びの軸がブレたり、活動に迷いが生じたりしやすくなります。たとえば、
自分は結婚になにを求めているのか?
↓
なんでそれを求めているのか
↓
理想の結婚をするためにはどんな相手だったらいいのか
などを言語化していきましょう。
言語化できない?だから、迷うのです。
2.自分と相手の結婚観をすり合わせる
婚活では、自分が求める結婚と相手が求める結婚が一致しているか?を確かめることが重要です。いわゆる、「すり合わせ」です。一致していなくても、同じ方向性を見て育んでいけるかが大事。
どんなに条件が合っていても、結婚後の価値観がズレていると、うまくいかない可能性が高いです。
すり合わせるべきポイントの例
- 「子どもは欲しいか?」
- 「仕事と家庭のバランスはどう考えているか?」
- 「どんな家庭を築きたいか?」
難しくてもすり合わせは逃げてはいけません。あなたが結婚に失敗したくないのであれば。
3.自分が相手に何を提供できるのかを考える
婚活では、「どんな相手を求めるか?」ばかりに目が行きがちですが、「自分は相手に何を提供できるか?」も合わせて考えましょう。今回のアンケート結果を見て、じゃあ自分はなにができるのか、ということです。
考えるべきポイントの例
- 結婚生活で、相手を支えられることはなにか?
- 分かち合える関係を築くためにはなにが必要か?
- 自分の強みや魅力はなにか?
結婚したい理由ランキングを見て行動すること
結婚したい理由ランキングはこのような結果となりました。
1位:支え合えるパートナーが欲しい
2位:子どもを持ちたい
3位:老後の不安を減らしたい
4位:人生の楽しさを共有したい
5位:社会的信用・安定
あなたもきっとこの中のどれかだと思いますが、あなたと出会う相手もきっとこの中のどれかなのです。それを頭に入れ、どのような婚活をするか、です。クレクレ君にならないようにしましょう。