「結婚しなくても幸せ」は本当?独身vs結婚のメリット・デメリット

近年、「結婚てコスパ悪くない?」という価値観が広まりつつあります。実際、独身で自由に生きることに魅力を感じる人も多く、「無理に結婚する必要はないのでは?」と考える人も増えてきました。

たしかに、独身には自由、気楽さなどのメリットがあります。一方で、既婚者は家族がいる安心感、支え合えるパートナー、人生の充実感などを得られることが多いです。

では、本当に「結婚しなくても幸せ」なのか?そして、独身と既婚では、どちらがより充実した人生を送れるのか?

このコラムでは、独身と結婚することのメリット・デメリットを比較し、最終的に結婚という選択肢が人生にどれほどの価値をもたらすのかを考えていきます。

「結婚しなくてもいいかも」と思っている人こそ、一度しっかり読んでみてください。もしかすると、「やっぱり結婚したほうがいいかも」と思えるかもしれません。

目次

結婚が幸せかなんて分からない

まずもって、人は追い詰められたときに変わるものです。結婚なんてこれっぽっちも考えていなかった人が、好きになった相手に「結婚してほしい」と言われた途端に結婚を意識することはよくあります。

  • 親が亡くなった
  • 急激に孤独を感じるようになった

そんなときにも「結婚したいな」と思うことが多いです。

逆に、結婚生活が順調だった人が、パートナーの裏切りや価値観のズレを感じたことで「やっぱり独身のほうがいい」と感じ、独身を選ぶこともあります。

結局のところ、結婚するかしないか、独身でいるほうが幸せなのか、それとも結婚したほうがいいのかはケースバイケース。

どちらが正解というわけではなく、大切なのは「自分がどう生きたいか」ですよね。

ただし、もし「結婚したい」と思う気持ちが少しでもあるのなら、考えるよりも、まずは思うがままに動いてみるべきです。

「いつか結婚できたらいいな」とぼんやり思っているだけでは、何も変わりません。仕事でも恋愛でも、結局のところ動いた人がチャンスを掴むもの。

この先「結婚しない人生」を選んだとしても、「やっぱり結婚してみたい」と思ったときにすぐ動けるように、まずは行動してみることが重要です。

独身のメリット・デメリット

「結婚しなくても幸せになれる」という考えが広まっている一方で、実際に独身と既婚のどちらが満足度の高い人生を送れるのかは気になるところです。まずは、それぞれのメリットとデメリットを整理してみましょう。

主な独身のメリット

  • 自由な時間が多い
  • 自分の好きなようにお金を使える
  • 人間関係のストレスが少ない
  • 仕事や趣味に集中しやすい

独身の最大の魅力は、自由であることですよね。

結婚するとパートナーや家庭のために時間を使うことが多くなりますが、独身であれば自分の好きなように時間を使えます。また、仕事や趣味に思い切り打ち込めるのも大きなメリットです。

知っておくべき独身のデメリット

  • 孤独を感じる瞬間が増える
  • 精神的な支えがない
  • 老後の不安が大きい
  • 結婚している友人との距離ができやすい

若いうちは自由な生活を楽しめても、年齢を重ねるにつれて孤独を感じる場面が増えてきます。特に病気をしたときや親が亡くなったときに、頼れる人がいないことに不安を感じる人も多いです。

また、結婚した友人が増えていくと、ライフスタイルの違いから疎遠になることもあります。

結婚することのメリット・デメリット

続いて、結婚することのメリット・デメリット。

結婚のメリット

  • 精神的な安心感がある
  • 社会的信用が高い
  • パートナーと支え合いながら生活できる
  • 子どもがいる場合、家庭を築く喜びがある
  • 老後の心配が少ない

結婚することの最大のメリットは、パートナーがいることで得られる安心感です。

結婚すると、仕事や生活の悩みを共有できる相手がいるため、精神的な安定を得やすくなります。また、既婚者のほうが社会的信用が高くなることも多く、ローンを組みやすかったり、職場での評価が高まったりするケースもあります。

知っておくべき結婚のデメリット

  • 自由な時間が減る
  • 経済的な負担が増える
  • パートナーとの価値観の違いでストレスを感じることがある

結婚すると、当然ながらパートナーとの時間を優先する必要があり、自分だけの自由な時間は減ります。また、共働きでも家計を共有することが多いため、独身時代のように好きなものにお金を使えなくなることもあります。

さらに、相手との価値観が合わないと、ストレスを感じる場面が増えることもあるでしょう。

結婚しなくても幸せの落とし穴

「結婚しなくても幸せになれる」という考えは、確かに一理あります。でもそれは、「今の時点では」という前提があることに気づいているでしょうか?

ここでは、独身生活の落とし穴について見ていきます。

20代・30代は楽しいが、40代・50代から一気に孤独になる

独身の魅力は、自由な時間とお金を自分のために使えることです。特に20代・30代は、仕事や趣味、友人との時間を満喫し、寂しさを感じることはほとんどありません。

しかし、40代・50代になると状況は大きく変わります。

  • 周囲の友人が次々と結婚し、休日に会える人が減る
  • 親の介護や看取りを経験し、自分が一人で生きていく現実を突きつけられる
  • 病気になったときに頼れる人がいないことに不安を感じる

独身生活を満喫していた人でも、40代以降になると「このままでいいのか?」と考え始めるケースが増えます。

いざという時に支え合う相手がいない

独身の自由な生活は、健康で元気なうちは魅力的に映ります。しかし、 病気やトラブルに直面したとき、一人で乗り越えられるでしょうか?

・インフルエンザやコロナにかかっても、一人で食事や買い物をしなければならない
・突然のケガや入院で、頼れる家族がいないと手続きを一人でしなければならない
・精神的に落ち込んだとき、話を聞いてくれるパートナーがいない

既婚者の場合、こうしたときに支え合える相手がいるため、精神的な安定を保ちやすいです。

独身の自由は意外と不自由

「自由に生きたいから結婚しない」と考えている人もいますが、自由には「責任」が伴います。

例えば、結婚していれば、家族が支え合うことで生活の負担を分担できます。しかし、独身の場合、すべての決断を自分でしなければなりません。

  • 病気になったとき、誰にも相談せずに一人で判断する
  • 仕事でミスをして落ち込んだとき、励ましてくれる人がいない
  • 老後の住まいや資産管理を全て自分で考えなければならない

独身の自由は、裏を返せば「すべての責任を一人で負うこと」でもあります。これをメリットと感じるか、負担と感じるかで結婚への価値観は変わってきます。

結局、結婚したほうがいい?

ここまで独身と既婚のメリット・デメリットを比較し、結婚しなくても幸せに生きることは可能であることを見てきました。しかし、「本当に一生独身でいいのか?」という視点で考えたとき、見落としがちなポイントがあります。

ここでは、婚活を真剣にするべき理由を3つご紹介します。

「結婚したい」と思ったときにすぐできるわけではない

「まだ結婚は考えていない」「40代になったら考えればいい」と思っている人もいるかもしれません。でも、 結婚は思い立ったときにすぐにできるものではありません。

・年齢が上がるほど、婚活市場での条件は厳しくなる
・理想の相手がいても、相手が自分を選ぶとは限らない
・出会いの場は年齢とともに自然と減っていく

結婚を本気で考え始めたときに、すでに選択肢が少なくなっていたらどうでしょうか?

「もっと早く動けばよかった」と後悔しないためにも、早めに行動しておくことが大切です。

結婚は人生の可能性を広げる

結婚することで、「家庭を持つ」「子どもを育てる」「パートナーと支え合う」といった独身では経験できない人生の可能性が広がります。

・独身では得られない「家庭を築く経験」を味わえる
・パートナーと喜びや困難を共有しながら、人生の充実感が増す
・老後の安心感が得られる

結婚すればすべてが幸せになるわけではありませんが、結婚しなければ得られない経験や感情があることも事実です。

老後に後悔する人が多い

20代・30代では「独身が楽しい」と感じていても、 40代・50代になってから「やっぱり家庭が欲しかった」と思う人が多いというデータがあります。

・独身のまま50代を迎えると、将来の生活に不安を感じ始める
・結婚しようと思っても、婚活市場では厳しい状況になりやすい
・親が亡くなったとき、自分が本当に一人になったと気づく

結婚は早ければ早いほど、選択肢が広がります。「もっと早く動けばよかった」と後悔しないためにも、今のうちに真剣に行動することをオススメします。

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この記事を書いた人

小崎真作のアバター 小崎真作 婚活KOKO 執行役員

2020年、奥さんが壮絶な不妊治療を経て妊娠。切迫早産の危険性があり転院や入退院を繰り返したのち、無事娘を出産。
2023年、再び奇跡が訪れたが再度切迫早産の危険性があり奥さんが2ヶ月入院しその間ワンオペを経験。無事息子が誕生。現在は2人の子供の育児と仕事に奮闘中。

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