結婚すると1人の時間がなくなる?婚活中に知っておきたいリアルな話
お見合いや交際中に「結婚後、ひとりの時間はどれくらい欲しいですか?」と聞くことや話すことがあると思います。また、「結婚したらひとりの時間がなくなるのでは?」と不安に思う方も多いハズ。
結婚後のひとりの時間…。実はけっこう悩ましい問題です。
実際、結婚後に「ひとりの時間が欲しい」と悩む妻も夫も大勢います。
自分はひとりの時間はいらなくても、相手は欲しいかもしれません。逆に自分はひとりの時間が欲しいけど、相手には理解してもらえないかもしれません。この場合、あなたはどうすればいいと思いますか?
ぜひ自分事として捉えながら読み進めていってください。
結婚したらひとりの時間がなくなる?
結婚にはメリットデメリットが必ずあって、大きなデメリットを1つ挙げるとするなら「1人の時間がなくなること」
1人の時間が好きな人も多いと思いますが、結婚したら2人で暮らすので1人の時間がなくなることは当たり前です。それは予め覚悟しておきましょう。
確かに1人は気楽だし自由です。家の中でだれにも気を遣わず、喋らなくてもいい。好きな時に寝て起きて、好きな時に食べて、自由気ままに好きなものに触れることができます。
結婚すると逆にそれらは失うことになります。
でも、1人で気楽の中には寂しくなる瞬間が多々あって、人間は歳をとっていくとどんどん気弱になっていくもの。死ぬまで孤独はイヤだから婚活している方が多いと思います。
でも、1人の時間も欲しい…。
本当に人間ってワガママですよね。
結婚したら1人の時間の概念が変わる
選択肢が増えるのが結婚
「何かを得るためには何かを捨てないといけない」この言葉の通り、結婚することで失うものも確かにあります。結婚している人はそれを認識しながら抗うことなく毎日を生きています。
でも、実は1人の時間もパートナーとの時間もどっちも手に入れられるのが結婚だったりします。
たとえば、
今週の土曜日はお互い1人の時間デーにして、好きなことしない?
と提案してお互い好きなことをする日を作ればそれで解決します。
でも、独身だとそもそもそれを提案する相手すらいません。今日は独身だけど明日は結婚生活。1週間後はまた独身。そんな生活を送ることはできないですよね。
でも、結婚したら
来週の土曜日は友達と遊んできていい?
いいよー、楽しんでおいで!私もNetflix三昧するわ!
なんてこともできます。つまり、いろいろな選択肢があるのが結婚生活で、選択肢が限られているのが独身生活と言えます。
ひとりの時間の意味が変わる
あなたは結婚に夢を抱いていると思いますが、それ自体はなにも悪いことではありません。
でも、人は新しい環境にまず拒否反応を起こします。新しい職場、新しい部署、最初は疲れますよね。結婚も同じで最初は疲れることも多いでしょう。
特に結婚相談所で成婚退会した後は目まぐるしい日々を送ることになります。
仮に結婚後のあなたに今までの1人の時間はなかったとしましょう。いえ、今までの1人の時間がないのが結婚なのですが、なんだかんだで人は慣れます。
独身の今は「結婚したら1人の時間も欲しいな」と思っていても結婚したら別に特に必要ないなーと思うかもしれません。
それは結婚してみないと分からないことですが、独身のときの「1人の時間」と結婚してからの「1人の時間」は少し考え方が変わるようになります。
独身のときの「1人の時間」は何もかも1人の時間になりますが、結婚したら、パートナーと一緒にいない時間が「1人の時間」になります。
たとえば、
- 職場に向かう時
- 職場から帰る時
- 家にいるけどまだパートナーが帰宅していない時間
- パートナーがお風呂に入っている時間
- パートナーが先に寝てしまった時間
- パートナーが休日に遊びに行く時間
これらの時間を自然と「1人の時間」とカウントするようになるのです。
パートナーがどんなに好きでも、1人の時間はだれにでもたまには必要
これは当たり前です。どれだけ子供が好きでも365日24時間ずっと一緒にいたら倒れてしまいますよね。
なので、確かに1人の時間は必要です。ただ、実際はパートナーがいない時間も意外とあるもの。
もしも、「イヤ、結婚しても家の中で1人でいる時間が絶対に必要だ!」というのであれば、そもそも結婚が向いていないか、一緒の時間でもまったくストレスなく過ごせるパートナーを選ぶかのどちらかでしょう。
年代や目的による1人の時間の価値観
結婚後の1人の時間の有無は年代や目的によっても変わってきます。
たとえば、子供が欲しいのに1人の時間も欲しい。これはハワイを旅行しながら凍えるほど寒い場所も堪能したいのと一緒。
そう、ムリなんです。気持ちは分かりますが、諦めなきゃいけないことも必ずあります。
子持ちの人に「私は結婚しても1人の時間が欲しいんだよね」と言ってみてください。笑われるだけです。
もちろん、子供ができてからもたまには1人の時間も必要なので、夫婦の工夫が必要になってきます。これはぜひ覚えておいてください。
ただ、本当に1人の時間が欲しいなら子供は作らないことです。そもそも、結婚なんてしないほうがいいでしょう。
「年齢も年齢だから子供は望んでいない。だから結婚してからも1人の時間が欲しい」
これならまだ分かります。ただ、今までずっと独りだったわけです。なのに、結婚してからも1人の時間が欲しいってなにをそんなに大事にしたいものがあるのでしょうか。
実際、結婚してからずっとパートナーと一緒にいるわけではないので、そこまで心配しなくても大丈夫です。
仮にパートナーが体調を崩して寝込んだとしましょう。「ハイ、1人の時間確保!」となるので、パートナーには申し訳ないですが1人の時間を満喫すればいいのです。寝込んだ側も「気にしないで好きなことしてね」と言えばいいですよね。
事前回避!ひとり時間に関する懸念点
結婚する前からあえて1人の時間を気にする必要はありません。先ほどもお伝えした通り、パートナーがいない時間が1人の時間になるので、そのときに好きなことをすればいいし、なにもしなくてもいい。
ただ、結婚する前はやはり「ひとりの時間がなくなるのでは?」と心配になるもの。30代40代にもなると、1人の生活が確立されてくるのでそれが結婚という形で崩れるのは嬉しい反面、手放したくないもの。
だから、「結婚後、ひとりの時間はどれくらい欲しいですか?」と聞くことや話すこともあると思います。その際に気をつけたほうがいいことがあります。
もしも相手が、「1日に1,2時間は必要」みたいなことを言ったら、ちょっと危ないと思ったほうがいいでしょう。
たとえば、
お互いの仕事が終わって、なんだかんだお互いあるので、家で揃うのが20時だったとします。そこからご飯食べて少しゆっくりしたら、21時。片付けやお風呂入ったりしたら22時。そこから部屋にこもって1人の時間を1,2時間取られたら、あとはもう寝るだけなので平日はもうそれでお終い。
いったいこんな夫婦生活のなにが楽しいのでしょうか?
そんなに1人の時間に固執するならおっさんレンタルでもして一緒にご飯食べてもらって帰ってもらったほうがマシですよね。
けっこう結婚相手を都合の良いように考えている方も多いですが、もしも1人時間に固執するのであれば1人時間がなくなってもいいと思える相手を選べばいいですよね。
なのでもし、婚活の話し合いの中で「1人の時間は1日に1,2時間は必要です」みたいなことを言われたら気をつけてください。ただ、そこで諦めないで「なんでそんなに1人の時間が欲しいんですか?」といろいろ聞いてみましょう。
婚活は違うと思ってもそこで諦めないで接することが重要
1人の時間がある結婚もアリ
結婚後の1人時間について、いろいろお伝えしましたが、結婚にはいろんな形があります。どれが正解で、どれが間違っているとかはありません。幸せの形は人それぞれ。
でも、自分の生活や環境を変えないで結婚できたらいいなと思っている人は甘いのでそれだけは気をつけてください。
結婚すれば環境は変わります。子供ができたらもっと環境が変わり、その時の状況に合わせて人は考え方も生活も順応していくもの。
1人の時間は結婚する前からルール化しなくてもいいのではないでしょうか。そんなにガチガチに決めないといけないルーティンを作ってもお互いがしんどくなるだけ。
「1人の時間はどれくらい必要ですか?」と話し合うことはたしかに大事ですが、それよりも「あぁ、この人とだったら気楽にいられるなぁ」と思える人を選びましょう。じゃあそれを感じるためにはどんなデートプランを立てればいいかも考えて工夫してみてください。