婚活相手が子供好きか子供嫌いかを見極める方法
「結婚したら子供が欲しい」「子供が欲しいから結婚したい」「チャンスがあるなら妊活に挑戦したい」
そう思いながら婚活している方は多いと思います。
一度でもいいから自分の子供って欲しいですよね。
でも、パートナーが子供が苦手だったり、子供が嫌いなパターンもあります。
その場合、うまく折り合いがつかないかもしれません。
また、子供ができてから豹変してしまった、虐待するようになってしまった、なんていう可能性もあります。
自分が子供が欲しい場合、相手にも子供を望んでほしいし、できれば子供好きな人がいいですよね。
今回は、パートナーが子供好きか子供嫌いかを見極める方法についてお伝えします。
子供嫌いが災い?児童虐待件数
時々、ニュースになる子供への虐待。
あなたは全国でどれくらい児童虐待の件数があるか、ご存知でしょうか?
こども家庭庁が2023年に発表した『2022年度、児童相談所による児童虐待相談対応件数』を見てみましょう。
件数は21万9,170件で、前年度より11,510件(+5.5%)増え、過去最多を更新した。
相談の内容別件数を表にまとめたのがコチラ。
項目 | 件数 |
---|---|
心理的虐待 | 12万9,484件(全体の59.1%) |
身体的虐待 | 5万1,679件(23.6%) |
ネグレクト | 3万5,556件(16.2%) |
性的虐待 | 2,451件(1.1%) |
さらに、2021年度に虐待を受けて死亡した子どもは74人で、0歳が26人で最も多かったとのこと。
なんとも心苦しい件数ですが、あくまでもこれは認知されている件数です。
実際はもっとあるでしょう。
また、虐待の定義は曖昧です。
親が「これは虐待ではありません」と言ったら虐待にならないのです。
さらに、世界的に見ても子供への虐待は増える一方で、社会問題になっています。
なぜ子供への虐待は減らないのか
「そんなことするんだったら子供産まなきゃいいのに」と、もしかしたら独身の方は思っているかもしれません。
しかし、現実はそう簡単なものではないのです。
極論を言ってしまうと、自分が虐待側に回るのかどうかなんて子供ができてからじゃないと分からない。
たとえば、最初から「子供がいたら手を上げてしまうなぁ」と分かってて子供を望む人はいません。
子供がいる生活は子供が実際にできてからじゃないと分からない
ではなぜ、子供への虐待は減らないのでしょうか?
主に3つの要因があると考えています。
親も完璧ではなく未熟
子供ができたからといって、親は完璧になるのではありません。
むしろ、子供が産まれたことにより、人間としての未熟さが余計に分かってくるものです。
それはなぜか。自分のできないことが増え、それを認識するようになるからです。
例えば、プロのサッカー選手がバスケをする。
いくらサッカーが上手かったとしてもバスケは上手にできません。
そうなると、自分の未熟さがまだあったことに気付きますよね。
1人の生活は苦労はしないでしょう。2人の生活も最初は難しくてもできるようになるでしょう。
でも、子供という未知との遭遇をすると、親としての足りない部分が分かるようになります。
また、幼児虐待のキッカケはなんといっても「泣き声」です。
赤ちゃんの泣き声は、2000〜4000Hzの周波数があると言われています。
これは、救急車のサイレンや地震アラートレベルで時には、それらをも超えると言われているのです。
泣き止まなかったら当然、イライラします。正常ではいられません。
よく、「赤ちゃんは泣くことが仕事だ」といいますが、泣き止まないときに「泣くのが仕事だもんね〜」と冷静に解釈できる親はきっといないでしょう。
想像してみてください。
たまにスマホの地震アラートがうるさく鳴りますが、それが止まらなかったら?
それが何時間も鳴っていたら?毎日鳴ったら?
気が狂いますよね。
親だって完璧ではありません。まだまだ未熟です。
だからといって、虐待していいことにはなりませんが、冷静でいられないときもあります。
子供が弱者
「弱いものいじめ」という言葉がありますが、子供への虐待はまさにそうです。
子供は弱者。
しかも、毎日接するもの。どうしても身近な存在に強くあたってしまうのが人間です。
もしかしたら、私たち人間のずっと前の祖先は弱いものを倒して生き延びてきたので、その遺伝子が残っているのかもしれません。
子供によって不快になる。その子供は弱者。
虐待に走ってしまうのは、もしかしたら自然の構図なのかもしれません。
子供が親を理解することはない
3点目は、子が親を理解することはないことが言えます。
当然のように、「もう泣かないで」と言って、ピタッと泣き止む赤ちゃんはいません。
親が必死になって働いている姿やその苦労、人間関係の大変さを子供が理解することはありません。
親の苦労というのは自分が親になって初めて分かるもの
冷静に考えれば子供が自分のことを理解してくれないことは当然なのですが、それでも、分かってくれないことに苛立ちを覚えます。
何度言っても分かってくれないことに悲しみや寂しさを覚えます。
なので、本来であれば、親であるお父さんお母さんが支え合うのがベストです。
子供に対して、苛立ちや悲しさ、寂しさを感じるので、それを補うようにお父さんお母さんが愛し合うのが最高の夫婦だと思います。
でも、大抵の場合、子育てに協力的ではない夫に対して、妻が強烈な苛立ちを感じます。
いつか、一緒にという「&」から、「vs」に変わってしまうのです。
以上、子供への虐待が無くならない理由を3つご紹介しましたが、だからといって子供への虐待をしていいことにはなりません。
また、子供好きだったとしても、ついやってしまうこともあります。
人間はそこまでできていません。
とはいえ、パートナーはなるべく子供好きがいいと思いますので、そのあたりの探り方を今回ご紹介します。
なぜ子供好きな人と子供が苦手な人がいるのか
あなたは子供が好きでしょうか?それとも、正直苦手でしょうか?
または、どちらでもないでしょうか。
いろんな方が婚活をしていますが、あなたが子供を望むのであれば、パートナーにはなるべく子供好きな人のほうがいいでしょう。
もしも、あなたが本当に子供好きな人を望むのであれば、保育士さんや教員の方と結婚したほうがいいです。
子供に対して、しかも他人の子供に対して寛容ではないとできない仕事なので、そういう仕事をされている方を選ぶといいでしょう。
ただ、なぜ子供好きな人と子供が苦手な人がいるのでしょうか?
誰もがみな、子供を経験しています。
オギャーと誕生したときから大人だった人は1人もいないですよね。
基本的には親がいて、自分も子供を経験しています。
子供時代、例えば、小学生の頃に、「自分は子供が苦手だなぁ」と感じながら友達と遊ぶ人もいないでしょう。
なぜ、大人になってから子供好きな人と子供が苦手、子供が嫌いな人に分かれてしまうのでしょうか?
その根本的な要因の1つはコレです。
親から受けた愛情の濃度
親にたくさん愛されて育ったかどうか
親にたくさん愛されて育った人は、子供好きな傾向にあります。
親の愛情が足りなかった人は、子供が苦手な傾向にあります。
あくまでも、参考程度にご覧になっていただければと思いますが、では、そんな見えないモノをどこで測ればいいのかというと、簡単です。
自分は親に愛されたと言えるかどうか
です。
もちろん、親と子なので、反抗期もあれば、ぶつかったりバトルしたこともあるでしょう。
家出したことも大泣きしたことだってある方もいるでしょう。
でも、一括りにして、「それでも自分は親に愛されたなぁ」と言える人は、子供好きな傾向にあり、子供を好きになれる要素があります。
逆に、大人になった今でも「親に愛されて育った」と自信を持って言えない場合は、子供に対してなんらかのシコリがある傾向にあります。
なぜ親から受けた愛情が濃い人は、子供好きな傾向にあるかというと、愛情は伝染するからです。
つまり、親のマネをします。
よく、「親から虐待を受けていた人は自分の子供に対しても虐待をするようになる」といいますが、これも一言で言うと、親のマネですよね。
愛情は伝染するようにできている
あなたは他人に良くしてもらった経験が一度や二度あると思います。
良くしてもらったら、「その人に対しても良くしよう」とか、「自分もこの人のような人間になって周りに良くしよう」とか、そういう謎の還元心と善意を持つ人になりますよね。
これらは人から受けた愛情が伝染するようにできているからだと推測できます。
なので、親から愛された人は自分の子供に対しても愛情深く育てることができます。
親にメチャクチャ愛された人が子供を嫌いになると思いますか?
なんとなくそれは無さそうですよね。
そう考えると、ある意味、マザコン男性は自分の子供に対して愛情深くなるかもしれません。歪んだ愛情を受けている可能性もありますが。
他人に愛情深い人は2パターン
他人に対して、愛情深い人や熱心になれる人っていると思います。
おそらく、あなたの周りにもいるのではないでしょうか?
そういう人は親にたくさん愛された傾向にありますが、もう1つのパターンがあります。
それは、「人よりもたくさん傷を受けてきた人」
人よりも経験値が高く、人よりも傷付いた経験がある人は、他人に対して愛情深い傾向にある
たとえば、「この人すごいな」と感じた人って、人とは違う人生を歩んでいたりしますよね。
『親にたくさん愛された』または、『人よりもたくさん傷を受けてきた』
そういう方は愛情深い人が多いです。
今回の内容を婚活で使うとするなら、以下のポイントを意識してみてください。
未来を考えることも重要だが、まずは相手の生き様に着目すること
ヒストリーを深堀りすること
親との関係性をもっと知ること
どんな家族を持ち、どんな友人を持ち、どんな職場環境かを知ること
人には言えないことまで言ってもらえるように信頼関係を築くこと