婚活は着せ替え人形のおままごとだ|条件に囚われない真のパートナー探しとは
あなたは婚活で出会う相手をなにで判断しているでしょうか?
お見合いや仮交際でどんなところに着目し、どう見極めているでしょうか?
人間の構造は大きく分けて2種類に分かれます。
「外側」と「内側」です。
外側というのは、いわゆる、年収や学歴、仕事、見た目、スタイル、顔、ファッションなどのことです。内側というのは、性格や人格、人間性などのことをいいます。
なので、あなたはお見合い相手や交際相手を外側と内側で判断しているということになるのですが、忘れてはいけないのは、外側と内側は良い意味でも悪い意味でも変わるというということ。
あなたも外側と内側が変わってしまうということ。
でも、残念なことに多くの人が時間軸を伸ばして見ることができず、出会っている「今」で判断しています。
こんな着せ替え人形でおままごとのようなことをしていても、婚活は終わりません。
婚活プロフィールはなぜ必要なのか
「あなたが結婚相手に求める条件を外側と内側にそれぞれ分けて挙げてみてください」と言われたらどうでしょう。
せっかくなので、今少しだけ考えてみてください。
おそらく、外側の条件のほうがたくさん出てくるのではないでしょうか?
それはなぜか。
外側のほうが分かりやすいからです。
年収や学歴、仕事、見た目、スタイル、顔、ファッション…これらは全部分かりやすいですよね。
でも、これらは装飾品に過ぎません。着せ替え人形のようにパッと変わってしまうものです。
学歴だけは変わりませんが、たとえば、年収や仕事。転職したり、クビになったりしたら、変わりますよね。
見た目やスタイル、顔。お見合いやデートの時は気合が入っているから整っているように見えます。
でも、女性はメイクを落としたら変わります。
男性も何もない休日だったら髭ボーボーに生やしています。
女性は妊娠したら太ります。産後もなかなか体重が戻らない傾向にあります。
男性も歳を重ね、気が緩むとすぐメタボになります。
ファッションも同じように家の中では適当な格好をしています。
見た目が9割の残酷さ
これらのように、外側は簡単に変わってしまいます。
でも、人はまず外側から入ります。
「人は見た目が9割」というように、婚活でも見た目が大事。
外側をキレイに見せないとだれにも興味を持ってもらえない!
だから、プロフィールは良く見えるようになっています。あなたのプロフィールも良く見えるように戦略を練る必要があります。
「騙しているように見えてイヤだ」と感じる方もたまにいますが、ウソをつくということではなく、写真や文章が良い印象を与えるように表現を変えるのです。
そうしないと、だれにも興味を持ってもらえません。
なぜなら、外側のほうが分かりやすいからです。
人間以外も同じ。
たとえば、ブランドバッグ。
使いやすさ、機能性、重さなどの内側を考えず、外側だけで判断しますよね。
高級時計も同じように、精密な造りや生産者の想いなどの内側を考えて買う人はいないですよね。
ただカッコイイ、資産性があるなどの分かりやすい外側だけで判断します。
賃貸物件も同じで、内見したときのフィーリング、つまり、外側で決めますよね。
でも、実際住んでみないと本当に自分にとって良いのか分からないですよね。
物件の場合は、外側だけで判断せざるを得ませんが、なんでもまず、外側から入ります。
メランビアンの法則でも言われているとおり、まずは視覚情報から私たちは情報を得ています。
なので、悔しいですが、まずは外側から整えていかないと婚活では勝負になりません。
ただ、変動性がある外側で結婚相手を判断してしまうと、自分の思っているのとは反対方向にグワンと振れてしまったときに、受け付けなくなってしまいます。
たとえば、年収1000万円の人が急に仕事がなくなってゼロになってしまった。だから冷めてしまった。みたいに外側が変わることを理解しておかなかったためにこんな事態になることもあります。
ここまでをまとめると、
人の良し悪しは外側のほうが分かりやすい。
だから、外側をキレイにする必要がある。
でも、外側は変わるということを理解しておくこと。
路線がズレていく婚活の仕方
では、結婚生活においては外側と内側どちらのほうが大事でしょうか?
すでにあなたはご存知だと思いますが、内側のほうです。本当は、外側も内側も大事です。
でも、比べるなら内側のほうが大事と言えるでしょう。
なぜなら、何年何十年と一緒に暮らしていくのが結婚だからです。
ただ、残念なことに婚活では外側が自分のタイプじゃなかったら、内側が見えなくなってしまいます。
頭では、「結婚相手は内面が大事だ!」と分かっていても、人はまず見た目から判断してしまうので、ブロックがかかってしまいます。
これはあなたも同じ。
自分の内面を見てもらいたいですよね。自分という人間を知ってほしいですよね。
でも、見た目が相手にハマっていなかったらこじ開けるのはなかなか難しいのです。
また逆方向の視点に戻りますが、ということは、相手だって自分の内面を見てもらいたいと思っているし自分という人間を知ってほしいと思っています。
そこで悪戦苦闘しているワケなので、あなたがどう見るか、どう感じるかです。
ドラゴンボールに出てくるスカウターのように、戦闘力みたいなものが分かれば、また婚活の仕方も変わってくると思いますが、どうしてもまずは外側→内側という順番になります。
モデル・俳優業なんかは外側だけでしか勝負できず、私たちも外側だけで好きか嫌いかを判断しているので、そういう意味でいうと、とても悲しい世界だなと思います。
ただ、いい加減、着せ替え人形でおままごとのようなことをしていても未来はないため、なるべく早めにお互いが内側を感じ取れるようにならないといけないでしょう。
そのためにはまず、早めに内側を見せ、外側から内側の勝負に持っていくことです。
ダラダラやるのではなく、モジモジやるのではなく、お見合いの時点でサッサと人間性の勝負に出ましょう
結婚相手を見つけるために意識すること
でも、あなたも内側を感じ取る能力がないと判断は誤ることになります。
たとえば、モスキート音ってありますよね。人間が聞き取れる音の高さは年齢層によって決まっていて、20代より徐々に聴力低下が始めっていきます。
なので、子供には聞こえるけど大人には聞こえない音の高さというのがあります。
ということは、モスキート音が出ていても大人は聞こえないのです。感じ取れないということ。
他にも、ラジオの周波数ってありますよね。
たとえば、TOKYO FMは80.0MHz、または、86.6MHzで聞くことができます。
それ以外の周波数では聞くことができないのです。でも、流れているのは変わらないですよね。
つまり、結婚生活は外側よりも内側のほうが大事です。それはあなたも理解していることでしょう。
それであれば、あなたが積極的に内側を見てもらえるようにすること。相手の内側を感じ取れるように心を開く必要性があるということです。
心の周波数を合わせようとしているかどうか
でも、それ以前に、どんな内側を持った人と結婚したいかを言語化しておく必要があります。
なので、やっぱり、自分の棚卸しが必要で、
どんな結婚をしたいのか
どんな結婚ができれば幸せか
そのためにはどんな人が必要か
その人に必要な人に自分はなれているのか
逆にどんな人はイヤなのか
などをしっかり考える必要があります。
まとめ
1つ、ゲームをご紹介します。
婚活では相手の良いところを見つける努力をすると思いますが、これは普段の人間関係でも強く意識してみてください。
たとえば、職場。今日から、または明日から、同僚や先輩、上司などの良いところを見つけるゲームを心の中でしてみてください。
「良い人」で終わらせるのではなく、もっと具体的な言葉にしていきましょう。
大事なのは、「良いところはどんなところだろう」という意識を持って人と接することです。
逆もいいかもしれません。
「なんでこの人は嫌いなのか」あえて言語化してみる。
日々の気付きや学びが婚活に活かされます。