妥協してまで結婚したくないアラフォー女性の苦悩

婚活をしていると理想と現実のギャップに直面し、妥協がつきものです。

「これは高望みなんだなぁ」
「理想の人はいないもんなんだなぁ」

ということを知り、結婚の条件にまず妥協するようになります。

実は、妥協には2種類あります。

「結婚の条件に対しての妥協」と「相手に対しての妥協」

この2つです。似ているようでちょっと違います。

現実を受け入れ、すんなり受け止められる人もいれば、妥協ができない人もいます。

一番困るのは、妥協しなきゃいけないことは分かっているのに、妥協ができないパターン。妥協ができない人は過去の栄光にしがみついている傾向にあります。

目次

結婚に妥協ができない女性の5つの特徴

婚活KOKOの会員さまにもたまにいらっしゃいますが、妥協しなきゃいけないことは分かっているのに、妥協ができない方がいます。

特にそれなりに人生経験を積んだアラフォー女性に多いですが、どんな特徴があるかというと、

・10代20代の頃はそれなりにモテていた
・ハイスペック男性とお付き合いした経験がある
・年収の高い男性のおかげでお金に困らない裕福な恋愛をしたことがある
・5年くらいは男性と付き合っていた
・学歴が高い

もしも、この5つすべてに当てはまる女性がいたら、結婚までに時間がかかることは間違いないです。もしかしたら、結婚ができないかもしれません。

それほどヤバい可能性を秘めています。

過去の栄光がどうしても邪魔してきて、現実を受け入れることができません。

婚活している私なんて夢だわ!夢なら早く覚めて!

とさえ思っています。でも、明日起きても当然婚活している自分。

過去は過去なのにどうしても切り離すことができず、若かった頃の自分を誇りに思っています。

婚活をしていると直面する2種類の妥協

冒頭で、妥協には2種類あるとお伝えしました。

・結婚の条件に対しての妥協
・相手に対しての妥協

この違いをお伝えします。

結婚の条件に対しての妥協

結婚相手に求める条件は多かれ少なかれ、だれでもあると思います。その条件が自分に釣り合っているならいいですが、大抵の場合、理想が高くなっています。

なぜなら、最初は相手の立場になって考えることはないからです。だから、実はエベレスト級に理想が高くなってしまっているというケースは珍しくありません。

婚活を始めてみると、自分の条件はただの妄想だったことに気付きます。たとえば、

年収1000万円以上の人に絞ってお見合い申し込みする→全滅する

これでも認められない人はいますが、普通はここで、理想が高かったことに気付きます。そこから年収600万円→500万円と下げていきます。

これは、結婚の条件に対しての妥協ですよね。

相手に対しての妥協

お見合いが組めた。仮交際にも進んだ。今度は、実際のお相手に対して至らない点が気になるようになります。たとえば、

見た目がタイプではない
ファッションがダサい
LINEがつまらない
箸の持ち方が気になる

など、婚活は接してみて初めて分かることも多いです。その中で相手の言動や姿勢、考え方に「えっ…」となることもあります。

それでもGOか、NGを出すかは人それぞれだと思いますが、ここにも妥協しなければいけないポイントが出てきます。

これが2種類の妥協です。

結婚に妥協ができないから男性がショボく見える?

妥協ができない女性の中でも特に、ハイスペック男性とお付き合いした経験があって、いろんなところに連れて行ってもらったり、ブランド品もプレゼントされてきた女性は、婚活で出会う男性が物足りなく感じてしまいます。

恋愛と婚活は別物なので、出会う男性の種類が違うことを理解しないといけませんが、なぜ婚活で出会う男性がショボく見えてしまうのでしょうか?

それは、変化量が少ないからです。

たとえば、

年収が高い男性と付き合っていてデートに行く。高級車の助手席に乗って行きたいところに連れていってもらって、「これ可愛い!」と言ったものは全部買ってくれた。

変化量でいうと、スゴい変化量ですよね。

婚活はというと、

仮交際1回目のデートは、どこかのレストランで終わり。2回目デートもどこかのレストラン。3回目はちょっと長めに時間を取って散歩したりカフェに入ったりして、最後はディナー。

そんなもんじゃないですか。変化量が小さいに決まっているんです。

婚活で起きる出来事と恋愛で起きる出来事には違いがある

だから、変化量が小さい婚活のほうがデートも男性も物足りなく感じてしまうのです。

この“変化量”については別の動画で詳しく解説していますので、まだの方は必ずご覧ください。

今の婚活と過去の恋愛を比べても仕方ありません。

過去は美化されがち!

比べなければいけないのは、今の婚活で出会った男性たちです。

そもそも結婚に妥協するってどういうこと?

では、一旦ここで「妥協」の意味を考えてみましょう。もはや、このコラムでは、「妥協」という漢字を目にしすぎて、気持ち悪い漢字にさえ見えてきてしまいますが、妥協とは、

・譲歩すること
・折り合いをつけること
・中途半端な解決を受け入れること

といった意味を持つそうです。

つまり、相手との間で異なる立場や意見がある場合に、お互いに譲歩し合って問題を解決することを指します。本来は自分と相手との二者間で穏やかに解決に至るという意味らしいです。

でも、婚活では「妥協」の意味は、自分が「不本意ながらコトを進める」という意味合いで使われるようになっています。

今回は、この違和感に気付いていただきたい。

妥協への違和感

婚活において、妥協は2種類存在するという話をしましたが、

・結婚の条件に対しての妥協
・相手に対しての妥協

改めて言葉の意味から考えていくと、「妥協」という言葉が適切ではないことが分かります。

結婚の条件に対して妥協する…

これは単純に自分の婚活市場価値や現実を理解していないだけで、条件の最適化を図っただけになりますよね。

現実が受け入れられない自分が存在するから妥協という言葉が出てきます。

相手に対して妥協する…

婚活では、相手の至らない点が気になって、妥協しなければいけないのか、という相談はよくあることです。でも、冷静になって考えてみると、自分が「不本意ながらコトを進める」という意味合いで使っていることが分かります。

これってそもそも、

自分が上から目線で見ていて、相手のことをバカにしていることにならないでしょうか。

素直で謙虚になっていない証拠でもありますよね。

日常の人間関係でいろんな人と接していく中、「これは妥協しよう、これも妥協しよう」と相手に対して思うことってありますか?

ましてや、これから一生を共にする人かもしれない相手に対して、「これは妥協しなければいけないのか?」っておかしいですよね。

もしも、相手に感謝していたり、GIVE精神で接していたりしたら、「妥協」なんて言葉は出ないハズ。

「妥協」から→

「受け入れる」
「受け止める」
「しょうがない」
「自分も至らない点がある」
「人間はそんな完璧じゃないから」

そんな言葉に変わるハズです。

つまり、

「妥協」という言葉を使っている時点で、相手のことを下に見てバカにしているということになります。

これは人としてのあり方として良いことなのでしょうか?

社会に対して、世の中に対して、出会う異性に対して、グネッと曲がった見方で見てしまっている表れなのかと思います。

結婚に、相手に、妥協する方法

とはいえ、なかなか妥協ができないという方もいると思いますので、今回は妥協できるようになる方法をお伝えします。

ステップ1・自分の現在地を理解する

まず、今の自分がどういう立ち位置なのかをキチンと理解する必要があります。

「それができないから苦労してるんだよ!」という声が聞こえてきそうですが、過去は過去なんです。

あなたがこれからすることは、「今」を受け止め、「未来」を作っていくこと

過去は過去で、美味しい素敵な体験をたくさんしてきたでしょう。ただ、過去と比べている限り、絶対に前には進めません。

過去のせいで変にプライドが高くなってしまっているのです。

あなたは今、何歳でしょうか?婚活ではどんな人と出会うことが多いでしょうか?

これを認められないということは、今の自分も目の前の相手も否定していることになります。

そんな辛いこといつまで続けますか?

メチャクチャ難しい婚活を自ら選んでいることに気付きましょう。

ステップ2・生かされていることに気付く

先ほど、「妥協」という言葉を使っている時点で、相手のことを下に見てバカにしているとお伝えしました。正直、コレを読むあなたはムッとするでしょう。

でも、世の中はあなたを中心に回っているのではありません。むしろ、あなたは生かされています。

お父さんお母さんがいて初めて産まれて、友達や周りに支えられて生きてきたハズです。一番辛いときに助けてもらった人もいるハズ。

私たちは、生かされています

もっと言うなら、太陽に空気に植物に生かされているのです。

婚活も結婚も相手ありき。相手がいないとお見合いは組めないのです。相手はあなたのために時間とお金をかけてくれています。もちろん、あなたもそうですが、婚活KOKOでわずか3ヶ月でご成婚されていく方たちに共通する『ある心の持ちよう』があります。

それは、『いただいている』という感覚。

「お見合いしてもらっている」
「交際してもらっている」
「こんな自分にはもったいない」

そう仰います。そんな心の持ちようをあなたは持つことができるでしょうか?

まずはお仕事で、

・お仕事をさせてもらっている
・お給料をいただいている

そんな感覚から養うようにしてみてください。

恋愛と比べると、婚活はたしかに変化量が小さいかもしれません。だからといって、傲慢になっていいワケでもありません。

まずは、世の中に対してへりくだるところから始めてみてはいかがでしょうか?

まとめ

「妥協してまで結婚したくない」という本音はよく聞きます。

でも、おそらく「妥協」という言葉が出てくるまでは、結婚にはなにが大事かというのが見えていないのかもしれません。

ムリして結婚する必要は全くありませんが、そんなに心配しなくてもあなたは幸せになれます。

実際、婚活KOKOの会員さまで「妥協」と戦ったあるアラフォー女性がいらっしゃいます。ご成婚まで本当に苦労されました。

でも、ご成婚してしばらく経ってから1通のメールが届きました。

結婚するってこういうことなんですね。私は今、幸せです。

人は落ち着くところに落ち着きます。結局、身の丈に合った生活というのが、一番長続きするのではないでしょうか?

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この記事を書いた人

小崎真作のアバター 小崎真作 婚活KOKO 執行役員

2020年、奥さんが壮絶な不妊治療を経て妊娠。切迫早産の危険性があり転院や入退院を繰り返したのち、無事娘を出産。
2023年、再び奇跡が訪れたが再度切迫早産の危険性があり奥さんが2ヶ月入院しその間ワンオペを経験。無事息子が誕生。現在は2人の子供の育児と仕事に奮闘中。

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