お見合いで好きになれないからお断り!?婚活は『好きか嫌いか』で判断することのなにがいけないのか
婚活で出会った相手を好きになれない!
誰しも一度はこんな経験があるのではないでしょうか。もしくは、今交際中の方に対して、「好きになれなくて苦しい」と悩んでいるかもしれません。
「好き」という感情は不思議ですよね。矢印が相手に向かっているのに自分が満たされる不思議な感情です。でも、それでだけでは足らない。
「好かれてる」という相手からの矢印も欲しいですよね。
また、「好かれてる」だけでも足らない。特に男女関係では、自分は相手のことが好き、自分は相手からも好かれているというどっちの矢印も必要です。
ただ、婚活ではこの「好き」という感情が生まれにくい構造になっています。
そうなんです、婚活自体がそもそも「好き」という感情が生まれにくい仕組みになっています。これについては、近々新しい講座でお伝えしますので、楽しみにしていてください。
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お見合い相手を好きになれない自分は異常なのか
中には、
好きになれない自分がおかしいのかな
好きになれたらラクだけどなかなか難しい
と悩んでいる方もいるかもしれません。
でも、マジメに悩む必要はありません。
確かに、お見合い相手をお見合い開始10分くらいで好きになれたらラクでしょう。気持ちも乗るし、婚活が楽しくなります。
でも、実際は難しい!
以前、『婚活必勝講座』で、「人生で一目惚れの経験がある人はいますか?」と質問したところ、2割くらいしか手を挙げませんでした。
このことからも分かるように、基本的には人はすぐ人を好きになりません。感情が動くまで時間はかかるものなんです。
たしかに恋愛体質の人はいます。でも、あなたの友達みんながみんな、恋愛体質ですか?
そうではないですよね。
そうは言っても婚活で出会う相手のことを好きになりたいですよね。好きになる方法は果たしてあるのでしょうか。
お見合いで好きになれないジレンマ:お見合い相手との距離を縮める方法
お見合いでの距離感の難しさ:好きになれない理由の分析
お見合いではまず、距離感が難しい。例えば、相手が
もうあなたしかいないと思っていた。本当に早く会いたかった!
というスタンスでお見合いに来たら、あなたはだいぶラクだと思います。
距離感も分かって、話もスイスイ進んでいくでしょう。
でも、実際はそうではありません。まず、相手が今までお見合いを何回くらいしてきたのか、それとも初めてなのか、どんな気持ちで自分とのお見合いに取り組んでいるのか、消化試合なのか、というのが分かりません。
顔のどこかに分かりやすく『感情バロメーター』でもついていれば、それを見ながらお見合いできますが、相手がどんなことを考えていて、自分になにを求めているのか、などなど、不透明なことが多すぎます。
だからこそ一生懸命に取り組むべきなのですが、お見合いで手応えを感じることはほとんどありません。
特にお見合いでは、お互い遠慮して防御しているため、感情は動きにくくなっています。
お見合いで相手の良い面を見つけるためのポイント
相手を好きになるコツとして、「相手の良いところを見つけましょう」というのはよく聞くと思います。
これは大事なことですが、お見合い1時間の中で相手の良いところを見つけようと思っても正直5個くらいしかありません。
何十個も探そうと思ってもムリです。
おそらく、「良いところを探そう」とマジメに考えると、お見合いの場なのに眉間にシワが寄ってしまうのではないでしょうか?
また、いくら良いところを見つけたとしても、相手からお断りが来たら、あまり意味がなくなってしまいます。
相手の良いところを見つけようと視点を変えるのはすごく重要なことです。
でも、もっと重要なことは、
相手の良いところを見つけられる「質問力」と「感受性」です。
「質問力」と「感受性」
どういうことかというと、浅い質問をしていても相手の良いところは見つかりません。
例えば、
「お仕事は具体的にどんなことをされているのですか?」「もう長いんですか?」「趣味は読書って書いてありましたけど、どんな本読むんですか?」「休日はなにしてますか?」「仕事から家に帰ったらいつもなにしてますか?」「どんな食べ物が好きですか?」
こんなアッサい質問を繰り返していても正直相手の魅力なんて分からなくないですか?
『クローズドクエスチョン』といって、「はい」か「いいえ」で答えやすくする質問もありますよね。
相手は答えやすいのでとてもいいと思います。でも、
そんなロボットのような回答をされても、心は動かなくないですか?
相手の表情も態度も言葉もあまり変わらない。そんな雰囲気で自分の心だけドクンドクンと動かそうと思ってもムリです。
そうです、実は「質問力」にも問題があるんです。
今回のテーマは「質問力」ではないため、ここではサラッとしか書きませんが、もっと深く相手に質問しましょう。浅い言葉のキャッチボールで心が動くワケがありません。
「質問力」を高め、相手の反応に対しての自分の「感受性」が豊かだと相手の良いところは見つけられる!
好きになれる心構え
相手を好きになろうとする心構えを持つこともスゴく重要です。
最初から貝のように閉じこもっていて、「私の貝を開けてください」という待ちの姿勢では、やはり婚活はうまくいきません。
相手を好きになりたいのであれば、まずは自分がオープンな心持ちでオープンに振る舞うコトです。
好きになろうとすることを怖がらないコト!
お見合い相手を好きになれないけど結婚できるというその真相
成婚する方の多くは、実は「最初は全然タイプじゃなかったけど」と言う方が多いです。
それがすべてを物語っているのですが、ただ、好きか嫌いかで判断していたらあなたの婚活はうまくいかないでしょう。
なぜなら、この世界に自分が「好き」とハッキリ言える人がどれくらいいると思いますか?
日本には男性が約6200万人、女性は約6400万人いると言われていますが、一人一人に会っていくとしたら、ビビッと来る人が何人いると思いますか?
もう途中で会うのがイヤになると思いますが、おそらく数え切れるほどではないでしょうか?
どうせ、数え切れるくらいの人しか人は本気で好きになれないんです。
その数え切れる人を婚活で見つける?
宝くじで一等を当てるよりも難しいでしょう。
でも、結婚する相手は好きになりたい!
そうですよね〜。その気持ちは分かります。
でも、あなたが目指すのは結婚で、結婚生活は40年50年60年と続いていくものなんです。
そう考えるとやはり、『一緒に生活していけるか』というポイントのほうが大きいのではないでしょうか。
コレもよく聞くと思います。
『一緒に生活していけるか』
そんなものは一緒に生活してみないと分からないじゃないか!
と思ったことはありませんか?
その通りなんです。だから、真剣交際に入ったらもっとコミュニケーションを取って、なるべく濃い時間を過ごしたほうがいいんです。お家デートをしたほうがいいんです。成婚したらなるべく早く一緒に住んだほうがいいんです。
極論を言ってしまうと、
「この人で本当にいいのか?」というのは結婚して一緒に生活してみないと正直分かりません。
分からないこそ、相手と一緒に生活していけるスキルや考え方を身につける必要があるんです。
ただ今回は、『一緒に生活していけるかを考えられる8つの指標』を用意しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
婚活で出会った相手と一緒に生活していけるかを考えられる8つの指標
経済的
まずは経済的。例えば、借金が実は何千万ある。ギャンブル癖がヒドイ。キャバクラ、ホスト大好き。こうなってくると、結婚生活はいきなり曇天です。
ただ、日本ではどれだけ窮地に立たされても飢餓になることはありません。日本にいればなんとかなります。
とはいえ、やはりお金は心配でしょう。
将来性
例えば、相手が近い将来アフリカで難民の手助けをしたいという夢があったら、考えないといけませんよね。社会貢献は素晴らしいことですが、一緒にやっていけるかは別。
他にも、相手は猫を絶対に飼いたいと言ってるけど、実は自分は猫アレルギー。これも将来やっていけるのかを話し合う必要があります。
生活力
自立しているのか。今自立していなくても協力していく姿勢があるのか。
昔、アイヌ民族では、男性は好きな女性に対して自分で彫った小刀を贈ったそうです。その小刀の出来栄えで女性は男性の「生活力」を量ったそうです。
このように分かりやすい指標があればいいですが、なかなか難しいのが現状です。いっそのこと、婚活KOKOで【生活力診断施設】でも作りましょうか。
でも、この辺りは旅行や海外に行くと比較的分かりやすいです。
身体的
主に、健康面ですが、病気があると結婚できないのかというと決してそんなことはありません。小さいものから大きいものまで人は必ず病気になります。大事なことは「理解」と「歩み寄り」です。
内面的
性格や価値観、考え方などがココに入ります。性格や価値観、考え方が似ていなくてもお互い歩み寄れるか。理解と共感があるか。
宗教
実はプロフィールに記載していない人もいるので、難しい問題ですが、もし相手に宗教があった場合は、それだけでシャットアウトするのではなく、まずはストーリーを聞きましょう。
その上で、どういう活動をしていて、お金をどれくらい使ってきたか、今どれくらい使っているか、これからどれくらいお金がかかるのか、子供ができたらどうするのか、などを聞き、すべてオープンにしてもらう必要がありますよね。
それができなくて隠し事をするなら一緒の生活は難しいでしょう。
逆に宗教に入っている方は、すべてクリアにする義務があると思います。
子供
子供は授かりものなので、欲しいからと言って必ず手に入るものではありません。
それが大前提ですが、子供を望むのであればどれくらい本気なのかはお互い確認が大事です。と、同時にもし子供ができなかったとしても、2人で楽しい人生を歩いていけるかも話し合う必要があります。
居心地
相手と時間を共にして心地良いかどうかも大事な指標です。でも、婚活では最初は気疲れします。
他愛のない会話ができるまでは、気を遣うことも多いでしょう。ここは見誤らないことが大事ですが、一緒にいてラクになれるか、自分らしくいれるかはやはり長い人生で見ても重要な指標です。
婚活で好きになれないのは恋愛と分けて考えているから
恋愛では、相手に好きになってもらおうとすると思います。
そのために、LINEがんばったり、お店選びをがんばったり、プレゼントに悩んだり、サプライズを考えたりしますよね。
変に「恋愛」と「婚活」を分けて考える人が多いですが、婚活でも基本は、相手に好きになってもらおうとすることです。
本来であれば、双方がこの「好きになってもらおう」という心意気があれば、婚活でもうまくいきます。その姿勢が相手から感じられないのに、自分はがんばって好きになろうとしても正直限界があります。
だから、苦しくなるんだと思います。
でも、だからといって好きか嫌いで判断すると、結婚相手はだれもいなくなり、結果あなたはお一人様の人生を歩んでいくことになるでしょう。
好きか嫌いで判断すると間違いなくチャンスを逃す!
「好き」という感情は、結婚相手を選ぶときの確証の1つでもあるので、やっぱり欲しいと思います。「好き」という感情がないと不安になることも多いでしょう。
ただ、こんな考え方もあります。
一緒に生活していける相手であれば必然と情が湧き、好きになっていける
世の中の夫婦が必ずしも
好き→結婚
というステップを踏んでいるかというと、現実はそんなロマンチックではありません。昼ドラのようにドロドロした関係もたくさんありますが、
結婚→好き
というステップも十分ステキなのではないでしょうか。
あなた自身も相手に好きになってもらおうとすることを忘れないでください。