生涯未婚率が上昇する結果、身寄りのない独居老人も増加
「生涯未婚率」が年々上昇している。50歳の男女のうち一度も結婚したことのない人の割合を指し、2020年は男性は28.3%、女性は17.8%だった。男性の3〜4人に1人は結婚歴がないことになる。
引用元:日本経済新聞
独居老人は、2040年には896万人に達するという推計が示されています。
引用元:内閣府
毎年のように騒がれていますが、日本はご存知の通り、超高齢社会です。
その中で私たちが着目しなければいけないのは、「生涯未婚率」「独居老人」です。
のことを指します。
また、近年結婚を選択しない若者が増えているというニュースも聞いたことがあるのではないでしょうか。
私たちは自分が主人公の人生を生きています。
ニュースに騙されないで、周りに影響されないで、自分の心の声を聞き、自分の人生を生きることがすごく重要だと思いますが、私たちは普段生活を送っている中でつい忘れてしまうのが「時間軸」です。
今は楽しいからいいや
仕事が忙しいから今はいいや
やりたいこともあるから今は幸せ
というふうに、「今よければすべてよし!」と思い込む傾向にあります。
それも大事だと思いますが、いつまでも学生気分でいるのではなく、30歳を超えたら未来を考えながら動くことが最も重要だと思います。
結婚を選択しない若者が増えている。それは全然アリだと思います。
でも、結局そういう若者が40歳50歳になったときに、寂しくなって結婚を求め、子供の将来を考えずにコンビニに行けばすぐ買えるような感覚で「子供欲しい」と言い出すのです。
結婚を選択しない若者を取材した人は若者の20年後を取材してみてください。絶対結婚していて中には子供を抱えている人もいるでしょう。
それはなぜか。
そもそも私たちは両親から誕生しているからです(離婚とか事実婚とか施設育ちとか細かいことは抜かします)
「童貞から私は産まれたよ」って方いますか?
いないですよね。
ご多分に漏れず、私たちは母親から産まれています。
家庭があったから家庭を望む。これは当たり前なことです。
さらに私たちには人に愛されたいという承認欲求があり、なにかのグループに所属しておきたいという所属欲求があります。
これに抗うことはもはや不可能です。
今が一生続けばいいです。それは幸せだと思います。
でも、必ず毎年誕生日が来て年をとっていく。すると、心情も見た目も体力も気力も環境も変わっていきます。
今の状態が一生続くことはあり得ない!
それなのに、自分の人生の未来を考えず学生気分で「今が最高!」と言って、人生を放置している大人が多いなと感じます。
もちろん、結婚がすべてではないです。
幸せ=結婚ではありません。
ただ、「結婚を考えない」というのはどれだけニュースで取り上げられてもマイノリティー(少数派)なんです。
「結婚を考えないマイノリティー」が「結婚を考えるマジョリティー(多数派)」を超えることはあり得ない
多少なりとも人口の増加・減少はありますが、この構図はどれだけニュースで取り上げられてもひっくり返ることはありません。
今は独りでもいいかもしれません。気楽で自由でいいかもしれません。
でも、いずれパートナーを望むようになります。
どうせそうなるんですから、周りがどうとか、ニュースがどうとか関係なく、自分の人生の将来を考えて一生懸命になるべきです。
孤独死だけが待つ生活
生涯未婚で身寄りのない独居老人になったらどんな生活が待っていると思いますか?
行くところは、郵便局か病院です。
話し相手は、郵便局員か病院の先生くらいです。
楽しみは、近所のスーパーの惣菜か映画くらいでしょう。
部屋は掃除する意味がなくなるので、物が散乱しホコリが至るところで溜まっているでしょう。
今の生涯未婚で身寄りのない独居老人がコレを読んだら怒ると思います。
ただ、自ら望んで生涯未婚で身寄りのない独居老人になった人は1人もいないでしょう。
こんな生活が1年くらいならいいかもしれません。でも、何十年と続き、死ぬまで独りなんです。
もしかしたら亡くなってもしばらく誰にも気付かれないかもしれません。
あなたは、そんな人生を望みますか?
正直、ゾッとしませんか?
では、そうならないためにあなたは将来のために今なにをしますか?