お見合いのお茶代を巡る男女の本音|成婚に繋がるベストな対応とは?
お見合いのお茶代に関してはさまざまな意見があります。「男がいつも払うのは納得できない」「割り勘を求められた」「1円単位で請求された」など、男性女性それぞれの言いたいことや言い分があるでしょう。
初対面の男性と女性が向き合うお見合いでは、ちょっとしたお茶代であっても、成婚に向けた重要な一歩。たかがお茶代、されどお茶代。
今回のコラムでは、多くの婚活者が悩むお茶代に関する男女の本音に迫り、成婚へとつなげるためのベストな対応を詳しく解説します。お茶代の支払いに対する考え方や、相手に与える印象の違いについても触れつつ、実際にどのような行動を取るべきか、具体的なポイントをご紹介していきます。
お見合いのお茶代は高い?
結婚相談所のお見合いでは、ホテルのラウンジで行うことが一般的です。ホテルや時間帯によって予約できないこともありますが、婚活KOKOは専任スタッフがいるため、事前予約を行なっております。会員さま自身が予約をするなどの煩わしい手間はありません。
ホテルのラウンジは日常で使うことがほぼないため、婚活を始めたての頃は雰囲気にまずやられてしまいます。かなり緊張すると思いますしメニュー表を見ても驚くでしょう。
なぜなら、ホテルのラウンジはドリンク代だけでも高いからです。
1杯どれくらいの値段するのか、コーヒー1杯の値段を比べてみたいと思います。
ホテル名 | コーヒー1杯の値段 |
---|---|
帝国ホテル | 2,500円 |
パレスホテル東京 | 1,700円 |
シャングリラ東京 | 1,650円 |
京王プラザホテル | 1,500円 |
リーガロイヤルホテル東京 | 1,600円 |
平均で1,790円。「安い!」と感じる人はなかなかいないでしょう。
お見合いのお茶代は誰が支払うべき?
では、お見合いのお茶代は誰が支払うべきなのかというと、これは結婚相談所が登録している所属団体によってルールがあったりなかったりします。
IBJでは、男性にお願いをしています。
では、マッチングアプリでは誰が支払うべきなのかというと、マッチングアプリではお見合いとは言いませんが、最初のお茶代はやはり男性が出すほうがスマートでしょう。
男性は納得できないこともあると思います。「この人との時間は全然面白くなかった」と正直2人分払うのがイヤなときもあるでしょう。
でも、お茶代くらいは気前よく払える男になるべきです。
お茶代でグチグチ言うようなのであれば小さい男なので結婚はまだ早いということになります。
実際、短期間で成婚に至る男性は、お茶代に限らず、パパッと気前よく女性にご馳走しています。これが答え。
お見合いのお茶代に対する男女の意見
とはいえ、女性も「奢られて当たり前」と思うのも良くないです。
では、このお見合いのお茶代に関しては男性女性それぞれどのように考えていると思いますか?それぞれの本音を見ていきましょう。
お茶代に関する男性の本音
- 別にお茶代くらいは構わない
- 特になにも思わない。普通なこと
- 高いから毎回はキツイ
- 正直払いたくないお見合いもある
実際、会員さまや非会員さまが参加された『婚活必勝講座』で聞いてきた意見ですが、人によって様々な捉え方があります。
お茶代に関する女性の本音
- ありがたい
- 割り勘を求められたら脈ナシ?
- 求められたら私は普通に出す
- 奢られると下に回る感じがしてイヤ
などの意見があります。
お見合いのお茶代に関してはどのような考え方でどのように振る舞うのが成婚に繋がるのでしょうか?
成婚に繋がるお見合いお茶代の考え方
婚活では相手の立場になって考えることがとても重要ですが、つい自分だけの視点で考えがち。異性の心理も交えながら男性女性それぞれのあるべき姿を考えていきましょう。
男性の成婚に繋がる振る舞い方
コーヒー1杯2,000円と計算すると1回のお見合いで4,000円使うことになります。1回だけならまだいいと思いますが、お見合いが月に4回あるだけで16,000円の出費。お見合いだけで数万単位を使うことになります。
「全然へっちゃらさ!」とニコッと笑うことのできる男性のほうが少ないでしょう。
でも、短期間で成婚に至る男性は、お茶代は投資、つまり「勉強代」だと思って取り組んでいます。
婚活男性のほとんどは、お見合いのお茶代を「消費」だと思っています。結婚相談所によってはお見合い料を設定しているところもありますが、とにかく婚活にかかる費用は「消費」だという考え方。
だからいつまで経っても婚活していることになる!
もちろん、女性には奢られて当たり前だと思ってほしくないという気持ちも分かります。お礼も言わない、見返りもない女性に毎回奢るのはシャクに触りますよね。男にも言い分はあります。
しかし、消費と考えるから態度にも行動にも表れてしまうのです。
ここで1回改めて、「消費」と「投資」の意味を考えてみます。
消費とは、金、物・労力などを使って無くすこと。
投資とは、将来の利益を出すために資金を出すこと。
同じお金を出すという意味ですが、全然違う意味だということが分かります。「お見合いのお茶代は使って無くすものだから」と内心思っている人は、お見合いに取り組むスタンスが「自分のお金が無くなる」という感覚なんです。
最初からネガティブですよね。相手に奪われるという感覚を持っているので、1円単位で割り勘を請求する人や1,000円ちょーだい男が出現します。
奪われるという感覚があるということは、奪い返したいという感覚もあるということ。
でも、「投資」という概念を持っている人は、将来の奥さんを見つけるために勉強代として、というスタンスなんです。いつか使ったお金が、お金やお金以外の価値として返ってくることを知っています。
なので、無意識にギブすることができます。
また、3ヶ月でご成婚された男性がこんなことを言っていました。
お見合いでは4,000円使うわけだから元を取るような感覚でとにかく聞く話す楽しむ
せっかくだったら楽しみたいですよね。
毎回いろんな女性にご馳走をしていると自分だけ損しているような感覚に陥るかもしれませんが、女性はお見合いのお茶代以外の代償を払っています。たとえば、
- メイク代、服装代
- 前日早めに寝て体調を整える
- ご飯を少なめにする
- 早起きでメイク
- 化粧ノリが悪くてテンション下がる
- 体調が良くない
など女性ならではの気遣いや悩みだってあります。なので、自分だけと思ったら大間違いです。
奢る前に自分に驕りがありませんか?
女性の成婚に繋がる振る舞い方
ご覧の通り、男性は女性とお見合いするのにお金を払っています。相談所によってはお見合い料5,000円というようにお見合いごとに別途お金を払っている男性もいます。
なぜお茶代4,000円が高いと感じるのか。逆にどうしたら高いと感じないようになるのかを考えると答えが出るでしょう。
それは、4,000円以上の価値を感じさせることです。
お見合い1時間を終えて、男性に「あーメッチャ楽しかった!」と気持ちよく思ってもらえればスパンと気前よくお金を払ってくれます。「次も会いたいな」と思ってもらえれば4,000円なんて高いと思いません。
でも逆に「全然楽しくなかった」「ムダな時間だった」と思ったら4,000円だって1円だって払いたくないんです。
ズバリ、あなたとの時間はお金を払う価値がありますか?
たとえば、自分が夕方のお見合いだった場合。相手男性は午前中とお昼過ぎの2回お見合いしている可能性もあります。すでに8000円を支払っている。自分とのお見合いで1日で12,000円を使うことになる。
「イヤそんなん知らんし!」ではなく、こんなことも想定しないといけないのです。
相手のお見合い満足度を満たすことを意識しましょう
お互いが「出会えてよかった!」と思えるようなお見合いをするのが最高のお見合いです。
お茶代の割り勘を求められたら脈ナシ?
「割り勘を求められたら脈なしですか?」という質問がよくありますが、これは2通りが考えられます。
1つは、脈ナシ。脈ナシと思ったら割り勘を求めるという男性もいます。厳しい言い方をすると、奢る価値のなかった女性ということになるので、見直す点は素直に見直しましょう。
もう1つは、相手が知らないパターン。
結婚相談所で活動する男性の中には、ルールをよく知らない男性もいます。「それもどうなの?」と思いますが、ご馳走になったら素直に笑顔で「ご馳走様でした」と言えるように、割り勘を求められたら素直に「もちろん自分の分は出します」と言えるように、心の準備をしておきましょう。
成婚者のスゴいお見合いの仕方
以前、ご成婚された男性が無意識にステキな発言をされていたので、ご紹介します。
男性の方は素直に価値観を書き換えて、真似しましょう。
彼がふと、こんなことを言うのです。
お見合いってお茶だけなんですか?
ご成婚のお祝いの席で、しかも2,3週間後には籍を入れる男性が、まるで今からお見合いをするかのような質問をされました。「どういうことですか?」と質問し返すと、ずっとケーキセットも頼んでいたと言うのです。
なんと驚愕の事実が発覚…。彼はお見合いでお茶だけだと失礼だからケーキセットも頼むという心構えでお見合いをされていたのです。誰もアドバイスしていないのに。
どんな育ち方をすればこんなスマートな男になれるんですか。。。
彼は「ちょっとミスってましたね〜」とはにかみながら仰っていましたが、よくお話しをお伺いすると、お茶代は勉強代だと思っていたらしいです。やはりデキる男性は違いますね。
それにしても、ケーキセットのお見合いが当たり前ってメチャクチャ当たり前ラインが高いですよね。普通は、お茶だけのお見合いです。
お見合い場所によってはケーキセットと一緒じゃないと予約できないところもありますが、ちょっと違うお見合いを演出するのはすごくステキなことです。
ビジネスでは、「差別化」という言葉を使いますが、差別化したお見合いをすると相手は「おっ!」と思いますよね。かといって、明日から世の中のお見合いがケーキセット込みになったら、女性はブクブク太っていってしまいますね…。
ただ、女性も「ケーキセット頼んでくれる男性がいいなぁ」となったら当たり前ラインが高くなってしまうので、注意してください。
お見合いで手土産は必要?
「お見合いで手土産は必要ですか?」という質問もたまにあります。
実際、『婚活必勝講座』でも議論したことがありますが、そもそも「お見合いで手土産は必要ですか?」という言葉が出た時点でおかしいことに気付きましょう。
手土産は必要か不要かではなく、用意していきたいかどうかです。なぜなら、大事なのは気持ちだからです。
あなたは今まで好きな人や大事な人に「お土産って必要かな?そっか、必要か、じゃあ用意していくか」という気持ちでお土産を買ったことはないと思います。完全に偽善ですよね。
本当に好きな人や大事な人に対してはそんなこと考えずに自然とお土産を用意したことでしょう。
時と場合によりますが、お見合いの手土産は基本不要です。
手土産に関して詳しいことが知りたい方は別のコラムで詳しく解説していますのでそちらをご覧ください。