婚活は物件選びと似ているけど全く違う2つのところ
「婚活」と「物件」はよく似ています。物件には必ず希望条件がありますよね。
などなど、まずは自分の希望条件の物件を探します。
婚活も同じように
などなど、自分の条件に当てはまっているかをチェックします。
そして、気になる物件は内見をしに行きます。
そこで、良いところ、悪いところが分かり、自分の条件すべてを叶える物件はないので、なにを妥協するかを決め、総合的に「ココにします」と不動産屋さんにお願いすると思います。
物件は最初は興味があって内見をしに行くのである程度、期待値があります。そこから減点方式になります。
このあたりは婚活も同じですよね。
実際会ってみて、良いところ、悪いところが分かり、減点方式で相手を判断する人が多い。
さらに、物件を見に行ったら必ずすることがあります。
自分が物件を見に行くときを想像してみてください。
いくら良さそうな物件でも必ずやることがあります。なんだと思いますか?
それは、ありとあらゆる「ドア」を開けることです。
物件には必ず扉や襖、収納場所、キッチンの扉や引き出しなどがあります。
これらをすべて「ドア」と呼ぶことにしますが、全部のドアを一度は開けて確認すると思います。
なにも確認しないで部屋をサーっと1分くらいで見て、「ココにします」と言う人はいないですよね?
むしろ、一旦すべてのドアを開けないと気持ち悪いですよね。
コレは、婚活でも同じです。
相手の「ドア」をとりあえず一度は開けて、確認したいですよね。
どんな仕事をしているのかな
どんな趣味を持っているのかな
なにに興味を持っているのかな
どんな考え方?どんな価値観?
と、とにかくドアを開けまくりたいと思います。
でも、物件と婚活は似ているけど、大きく違うところが2つあります。
婚活で出会った交際相手への確認事項
まず、物件を見るときはすべてのドアを開け、傷や汚れの確認をすると思います。
やはり、最初から傷や汚れているところには住みたくないですよね。
不動産の担当者にも、「これは住む前の掃除でキレイになるものですか?」と確認するでしょう。
実際に住んだときも、退去時の整合性を合わせるために、賃貸の場合は、傷や汚れのチェックシートを提出すると思います。
つまり、物件は隅々まで傷や汚れのチェックをします。
コレと同じように、交際相手にも傷や汚れがないか隅々まで確認する人がいます。
ですが、そんな隅々までチェックしないと人と一緒になることはできないのでしょうか?
もし、そうだとしたら、それはそれで問題です。
婚活KOKOが提唱している『7つのすり合わせ項目』のようにある程度、確認することは大事です。
でも、
物件のようにあらゆることを抜かりなくチェックする
自分の希望通りにならないと気が済まない
結婚する前からガチガチに固めたい
これでは結婚したくても結婚できません。
自分に一切のストレスなく、四六時中気持ちよくさせてくれる相手など、この世に存在しないからです。
相手のすべてのドアを開けられるようにしてみてください。
自分も相手にすべてのドアを開けられるように努力してみてください。
でも、「隅々まで虫メガネで確認しないと私は幸せになれない」なんてことはありません。
そこまで神経質なら逆に独りを貫いたほうが幸せになれます。
こんなケースも婚活では要注意!
大してドアを開けないで「この人にします」という人も注意が必要です。
実際に住んでみて、「あれ?こんなところにデッカい破れがある」「あれ?この物件、ボットン便所だ」
それは自分のせいですよね。
確認しなかったあなたが悪いということになります。
婚活も同じで、お互い確認しなきゃいけないことは確認しないと結婚してから「こんなハズじゃなかった」となります。
確認しなかったあなたが悪いということになります。
婚活で忘れがちな視点
もう1つ、物件と婚活で違うところがあります。
それは、相手の気持ちです。
あなたは物件を選ぶとき、物件の気持ちを考えたことがありますか?
ココに住もうと思うけど、婚活マンション101は私のことどう思ってる?ねぇ教えて!
こんな気色悪い人はいないでしょう。
でも、婚活は違います。相手の気持ちを考えなければいけません。
物件は自分だけの希望で決めることができます。
気に入らなかったら、「ハイ次!」とすることができるし、「この物件すごく気にいってるけど、唯一ココだけがな〜」なんて言うこともできます。
なんだったら自分の好きなようにDIYもリノベーションもすることができます。
でも婚活は、「自分」と「相手」です。
結婚してからでも、「自分」と「相手」です。
相手にブツブツ言うのではなく、自分はどうなんだと常に相手目線でも考えなければいけません。
自分の条件や要望もあるように、相手も条件や要望があります。
男女の究極の幸せ
以上、物件と婚活は似ているけど、2つの大きな違いについてお伝えしました。
本来であれば婚活は、確認しなきゃいけないことは確認して、ある程度確認し合えたらGOです。
それぐらい心が広く、大らかで、豊かな人間であることがベスト。
それで結婚できて、途中で合わないことが出てきたらお互い歩み寄って愛を育んでいく。
お互いそれができれば、多くの人が幸せになれるハズです。
少子化、虐待、なんてことはあり得ないワケです。
でも、結局うまくいかないのは、人と人とがぶつかるからです。
それは、結局のところ、人は自分が一番可愛くて、自分だけが幸せになりたいという、口にしたら批判される汚い下心があるからです。
でも、それが本心だったりします。
だからこそ、利他の精神、つまり、GIVEできる人が勝ち上がっていくのだと思います。