なぜ婚活だと好きになれないのか?原因と解決策を徹底解説【既婚者100人アンケート付】
「いい人だし条件も悪くない…なのに、どうしても好きという感情が湧かない」
こんな悩みを抱えたことはありませんか?
実は、これは多くの婚活者が直面する共通の問題です。婚活では、結婚に向けて効率的に相手を見つける必要があるため、『好き』という感情に対して特有のプレッシャーがかかることがあります。
しかし、これを無視してしまうと、婚活がうまく進まないどころか、結婚後に後悔する可能性も…。実際、真剣交際に入っても相手のことが好きになれないで悩んでいる人はたくさんいます。中には「自分がいけないのかな」と自分を責めている人さえいます。
自分の感情との向き合い方はどうすればいいのでしょうか?
難しいですよね。
そこで、今回は既婚者100人にアンケートを行い、『好きだから結婚したのか?』という『好き』にまつわる問いを5つ投げかけました。その結果を元に、なぜ婚活では『好きになれない』のか、その理由を徹底的に分析し、具体的な解決策をご紹介します。
あなたが結婚を叶えるためのヒントが必ず見つかると思いますのでぜひ最後までご覧ください。
婚活だと好きになれない理由11選
理屈では、好きじゃなくても結婚できると分かっていても、人は感情で生きる生き物なので、結婚するなら好きになった相手としたいというのは当然のことです。
だからこそ、相手のことが好きになれないと苦しくなってしまいます。
あなたも婚活をしていて一度は経験があると思います。実際にこの相談はメチャクチャ多いです。
では、なぜ婚活で出会った相手に対して『好き』という感情が湧きづらいのでしょうか?その理由は11個あります。
タイプではないから
ズバリ、タイプではないからです。
タイプではないとなかなか『好き』という感情は生まれにくいですよね。このタイプかそうではないかはほぼ外見が占めています。
出会うハズのない人と出会うから
婚活は今まで出会うことのなかった人と出会うことになります。
「今までお付き合いした方とは全然違う」
「こんな人は職場にいない」
そんな声をよく聞きます。
婚活をしなければ出会うことのなかった層に出会うということは、性格や価値観が合わないことが多いということです。性格や価値観が合わないと好きになりづらいですよね。
変化量が少ないから
婚活KOKOのコラムではお馴染みの「変化量」
婚活はそもそも変化量が少ない活動です。変化量が少ない中で、変化量が大きくなる結婚をしようとしています。このコントラストが激しいので婚活は難しいのです。
一見、いろんな出会いがあるので変化量が多いようにも思えます。
でも、例えばAさんBさんCさんと仮交際になりました。実は、それぞれの交際は変化量が小さく、感情が芽生えづらいもの。
変化量がよく分からないという方は動画で詳しく解説していますのでそちらをご覧ください。
形式的な出会いでビジネスライクになりがちだから
特に結婚相談所での婚活は、お見合いしてファーストコールしてLINEでやり取りして1回目デートして精査して2回目デートして…というように段階を踏んで安心して進められる一方、どうしても形式的になりやすいという面もあります。
事務的や作業のように感じてしまうこともあり、感情が発達しづらい
条件重視型だから
婚活は一旦感情を抜いた条件重視型!
それをすっかり忘れてしまい、自分の都合のいいように婚活でも恋愛を求めるようになってしまいます。欲張って、「好きになりたい」「条件も欲しい」となっています。気持ちは分かります。
やっぱり好きな人と結婚したいし交際相手を好きになりたいですよね。恋愛結婚に至らなかったから恋愛の要素も欲しいですよね。
だから、恋愛も絡めたくなるのですが、婚活はそもそも条件重視型です。条件重視型でスタートしているから感情が発達しづらくなっています。
学生時代の青春を求めているから
婚活をしているのに学生時代の青春のようにキュンキュンできるような相手を求めている人が多いです。別にそれは悪いことではありません。やっぱりドキドキしたいしドキドキしたほうが楽しいですよね。
でも、現実はなかなかそういう相手に出会えない。
となると、現実と理想のギャップで好きという感情が湧きません。
好きという感情が分からないから
婚活している方の中にはこんな方もいるでしょう。
正直、人を好きになったことがないから好きという感情が分からない
たしかに誰かに「これが好きという感情だよ」と教わったことはありません。誰もが皆、自分の気持ちに『好き』という名前をつけているので、言い換えると、本当の好きという感情の正解は誰も知らないのかもしれません。
ただ、好きという感情が分からないと婚活でも「この人でいいのか分からない」と戸惑うようになります。
恋愛要素も求めているくせにお互い放棄しているから
本質的には婚活している人全員、恋愛要素も求めています。心のどこかではトキメキやドキドキを求めているのです。これはお互い様。
でも、それならドキッとさせるような振る舞いを婚活でもすればいいですよね。あなたは、相手を惚れさせようと一生懸命になったことはありますか?
婚活している人は恋愛要素を求めているくせになにもしないでただ降ってくるドキドキを待つだけの人が多い!
過去の恋愛と比べてしまうから
婚活はアラフォーの方がメインです。それなりに恋愛もしてきたことでしょう。そうなると、過去にお付き合いしたことのある人と婚活で出会う人を無意識に比べてしまいます。
過去の恋愛と比べると婚活で出会う人が劣る…と感じてしまうので好きという感情が芽生えず、相手の至らない点ばかりが気になってしまいます。
減点方式で相手のことを見ているから
婚活は、「相手のアレもコレも気になる…」と減点方式で見がちです。相手に良いところを見ようと意識しても途中から忘れてしまい、相手のダメなところが気になります。
なぜ減点方式で見てしまうのか、それはお見合いの時点である程度相手に期待してしまっているからです。だから本来は相手の期待を上回るようにお見合いをしなければいけないのですが、それができないと「ハイ減点、ココも減点」となってしまいます。
そうなると、感情的に前に進まないですよね。
婚活マンネリしているから
婚活が長引いてくるとマンネリになり、お見合いでも交際でもまるで心が死んでしまったかのようにピタッと心がなびかなくなってしまいます。
初々しさを失うと気持ち的に奮闘するのは難しい。だから、早めに婚活は終わらせなければいけないのですが、婚活マンネリになると出会う相手や婚活そのものに冷めるようになります。
なぜ好きという感情が必要なのか
好きになりたいけど好きになれない
↓
でも、がんばって好きになろうとする
↓
でも、どうがんばってもムリかもしれない
という無限ループに陥っている人は本当に多いです。幸せになるために婚活をしているのに、苦しいですよね。婚活アルアルなので、あなただけではなくみんなそうで、あなたの相手も同じことで悩んでいます。
好きじゃなくても結婚できる
これは確かにその通りです。ただ、それは結果論であって、これから結婚しようとしている人にはあまり響かない言葉ですよね。
これは、メチャクチャ辛いときに友達に相談したら、「時間が解決してくれるよ」とアドバイスされるのと同じ。相談した側からすると、「イヤそんなことは分かってるよ!」と思いますよね。
やっぱり、好きな人と結ばれたいですよね。
恋愛結婚が一般的だからこそ許せない自分もいると思います。あなたのお父さんお母さんは恋愛結婚だと思いますし「おじいちゃんがおばあちゃんに惚れ込んでね」などの話も聞いたことがあるでしょう。
また、周りの友達は恋愛から結婚している人が多いですよね。そんな幸せな人たちと比べると「なんで私は…」となってしまいますよね。
でも、そもそもなんで『好き』という感情が必要なのでしょうか?好きじゃなくても結婚できるのになぜあなたはそこまで『好き』という感情にこだわるのでしょうか?
それは、一言でいうと、結婚するための理由が欲しいからです。
結婚するための理由が欲しい!
『好き』という感情がないと結婚できる自信がないから『好き』という感情が欲しいのです。
たとえば今後、友達や同僚に「なんでこの人と結婚したの?」と聞かれたら、「好きだから」と答える。これはごく自然なことですよね。でも、「条件が良かったらから」なんて答えたら、「え、こいつそんな打算的に考えて結婚したの?」とか思われそうですよね。
結婚するなら、自分のことを後押ししてくれる決め手が、自分が納得できる決め手が欲しいんです。その決め手となるのが好きという感情。
『好き』は立派な決め手になる!
既婚者100人に聞いた「ぶっちゃけ好きだから結婚した?」
では、結婚している人は実際に相手のことが好きだから結婚したのでしょうか?恋愛結婚だったとしてもこのまま結婚していいか分からないと悩んだことがあるのでしょうか?
気になりませんか?
そこで今回は、既婚者100人に「好きという感情にまつわる」アンケート調査を行いました。
とても興味深い結果を得ることができたのでまずはご覧ください。
既婚者100人調査
2024年10月9日
調査会社:株式会社KOKO
調査媒体:クラウドワークス
アンケート回答 性別
- 女性71人
- 男性29人
相手のことが好きで結婚したか?
「好きだから結婚した」が69人。「好き以外の理由が大きくて結婚した」が14人。「両方の要素があった」17人。
既婚者の約7割が「好きだから結婚した」という結果になりました。
結婚を決める前に好きかどうか分からないと感じたことはあるか?
「ある」と答えた人が37人。「ない」と答えた人が63人。
既婚者の約4割が結婚前に「好きかどうか分からないと感じたことがある」と答える結果になりました。
結婚後に相手に対する愛情が深まったか?
「はい」と答えた人が84人。「いいえ」と答えた人が16人。
約2割の人が結婚しても愛情が深まることはないと答えていることにビックリですが、ほとんどの方が結婚後に愛情が深まるということが分かりました。
結婚相手を選ぶ際、恋愛感情がどれくらい重要か?
「非常に重要」が43人。「多少重要」が44人。「それほど重要ではなかった」が13人
意外と恋愛感情が「非常に重要」と答えている人が少ないことが分かりました。
振り返ってみて、パートナーは自分のタイプの人だったか?
「タイプだった」が61人。「タイプではなかった」が39人。
非常に興味深いですね。結婚したけど実はタイプではなかったと答えた人が約4割いるという結果になりました。
結婚に踏み切るためにはなにが必要?
既婚者の方に「結婚に踏み切るためにはなにが必要ですか?」という質問をさせていただきました。いろんな意見がありとても参考になりますので一部をご紹介します。
・この人と一緒ならこれから大丈夫という信頼感があればいいです(男性/結婚して18年)
・嫌なところが良いところを上回らなければ多少の妥協は必要。(女性/結婚30年)
・私の夫は外見があまり良くありません。とても優しく気が利く夫ですが、結婚当初、私の友人から「本当にこんな人で良いの?」と言われました。しかし、今では「顔なんかついていれば良いよね」と言われています。外見は結婚生活において、あまり重要ではないと思います。(女性/結婚10年)
・一緒にいてホッとするとか楽とか、そういう感覚があれば結婚しても良い人だと思います(女性/結婚13年)
・愛情があった方がいいのは間違いないが長い年月をともに暮らすことになるから、お互いの価値観を認め合うことが重要(男性/結婚33年)
・恋愛感情がなくなっても一緒に暮らしていけるという決断力が必要だと思う(女性/結婚10年)
・顔のタイプで選ばないことと、キチンとした生活力があるかどうかで判断するといいと思います。(女性/結婚10年)
・私はたまたま好きな人と結婚して幸せですが、たぶんそれだけでもダメだと思います。ある程度の経済力もないと…。ですが、お金だけで選んでしまうと、何があるか分からない世の中、お金を失った時が最悪です。
なので私の場合は「1番最悪な時でも一緒に手を取り合って頑張れる相手か?」で決めました。(女性/結婚26年)
・相手が信じられる人かどうかだと思います。私は元々恋愛感情が薄く、結婚に踏み切れたのは相手に対しての信頼が強かったからだと思います。(女性/結婚10年)
・話し合いができるか、その人と生活している自分がイメージできるかは考えた方が良いと思う。また育ってきた環境は違うと思うが、少し親御さんのタイプなどは知っていた方が良いと思う。(女性/結婚2年)
・勇気。多少の勢いは必要!(女性/結婚2年)
・相手と一緒にいて自分が心地よい、安心できると感じることが必要だと思います。一緒にいる時間、自分が無理をしていると感じてしまうと結婚生活を続けることは難しくなるのではないかと考えています。(女性/結婚10年)
・ノリと勢い(女性/結婚3年)
・勢いとタイミング(男性/結婚6年)
・「いい人だけど好きかどうか分からない」という感情のまま結婚しました。「いい人」と思えるところがあるならば、結婚して家族になればいいと思います。私の場合は、子どもが欲しいということが結婚の第一条件だったため、好きという感情よりも、家族になれるかという部分を重視しました。(女性/結婚8年)
・考えれば考えるほど迷ったりすると思いますが、シンプルに今後ずっと一緒にいたいかそうでないか、の感情で良いと思います。女性は結構すぐに体感できると思います。においや直感で分かるような気がします。(女性/結婚29年)
・考え出すと「結婚しなくていい理由」の方が、「結婚すべき理由」より絶対に多くなる。でもそれは否定の方が簡単だから。いかに結婚を肯定できるかが大事だと思う。(男性/結婚28年)
・恋愛するならドキドキ感は重要かもしれないけど、結婚においては安心感が大事!この人といると落ち着くな~っていう人と結婚すると良い。好きでも自分のことを不安にさせる人はNG(女性/結婚1年)
・結婚生活は楽しい事ばかりではなく苦しいこともありますし、2人で乗り越えて行かなくてはいけません。なので、お互いにしっかりと愛情を感じていることが大切だと思います。愛していれば辛いことがあっても結婚生活を乗り切ることができます。(女性/結婚18年)
・結婚なんて勢い、離婚も勢い、別に死ぬわけではない。(男性/結婚17年)
・これ以上自分を好きでいてくれる人はいないという確信を持って、一度決めたら振り返らず、結婚に前進するのみだと思います。結婚するか悩み始めるとキリがないため、多少勢いも必要かもしれません。(女性/結婚7年)
いかがだったでしょうか?全部は紹介しきれていませんがタメになる意見も多かったのではないでしょうか。
婚活相手を好きになる瞬間8選
では、そもそも人はどういうときに人のことを好きになるのでしょうか?
見た目
ズバリ、見た目がタイプかそうではないか。これは直感的なものなので、自分のハッキリしたタイプを言語化できていない人がほとんどだと思います。
見た目というのは顔もそうですが、出会って最初の6秒の「第一印象」やスタイル、服装、雰囲気などに惹かれた瞬間に好意を持ちます。
ただ、婚活では、「実を言うとタイプな人ではなかったのですが」と成婚後に報告してくる人が多いです。
共通点を見つけたとき
趣味や興味が似ている、意見や価値観が合うなど、相手と共通点を見つけると相手に好意を覚えます。
ツカミとしては、やはり「共通点」になります。だから、まずはお見合いでは共通点を探そうとしますよね。キッカケが「共通のもの」だとやはり仲良くなるのは早いです。
自分に対して興味を持ってくれたとき
相手が自分に興味を示し、積極的にコミュニケーションを取ってくれると好意的に感じます。自分のことに興味を持ってくれたら嬉しいですよね。
相手の優しさや思いやりに触れたとき
相手が優しく思いやりのある言動を見せてくれたり、自分を大切にしてくれるような態度を見せてくれると好意を持つ傾向にあります。
相手のさりげない優しさや今まで経験のない優しさに触れたとき、コロッといっちゃいますよね。
自分のことを受け入れてくれたとき
人は自分のことを分かってくれる人を好きになる
という大原則があります。自分のことを肯定してくれて、理解してくれて、共感してくれる。そんな異性に出会うことってなかなかないですよね。
信頼と誠実
相手が言葉通りに行動し、約束を守ってくれたり、危険な目に遭いそうなときに守ってくれたり、ウソはつかず常に誠実だったりすると、相手に対しての感情が深まります。
見た目の清潔感もココに繋がります。
笑顔やポジティブなエネルギー
笑顔やポジティブなエネルギーを持っている人は、人に好意を抱かれやすいです。明るく、楽観的な振る舞いは、人を引き寄せる魅力的な要素となります。
LINEでも、会っても、なんかいつも不機嫌。こんな人を好きになろうと思ってもムリですよね。
濃い時間を一緒に過ごす
濃い時間を一緒に過ごすことで、相手の性格や価値観をより深く理解し、感情的なつながりが育まれます。
全然LINEも電話もしない。デートもしない。そんな相手と結婚なんてムリですよね。
婚活ではとにかく「接触頻度」が大事!
濃い時間を過ごせるようになるためにはコミュニケーションの濃度を意識しましょう。コミュニケーションの濃度については別のコラムをご覧ください。
婚活では好きになると逆に危険!?
結婚相談所側は建前で、「恋愛と結婚は別」と言います。でも、婚活する側の本音は、「好きな相手と結ばれたい!」ですよね。その本音があることも十分、結婚相談所側は理解しています。
でもだからといって、「じゃあ好きになれる相手を見つけるまで婚活しましょう!」という掛け声をかけていたら、1年に1人くらいしか結婚に至らず、あとの人は婚活にただただ疲れて生気の抜けたヨボヨボ人間になってしまいます。
あなたも頭では、「恋愛と結婚は別」だと分かっていることでしょう。でも、やっぱり本音は「好きな相手と結ばれたい!」ですよね。
好きになることのデメリット
一方で「この人にトキメキました!」と報告してくる方もいます。
実はこの恋に落ちるパターンもやっかいで、物事を冷静に判断できなくなります。
人は恋愛をすると、脳内麻薬と言われるドーパミンがドクドクと分泌され、思考能力が著しく低下します。このときの思考能力では、20分先の未来までしか考えられないそうです。
つまり、恋愛感情を持ってて興奮した状態で、「一生あなたを大切にします!」と言っても一生ではなく、20分間だけということになります。
21分後は知りません!でも、少なくともこの20分間だけは、「一生あなたを大切にします!」という気持ちでいっぱい!
ということなんです。それぐらい自分のことをコントロールできていません。なので、婚活で相手を好きになってのめり込むのも危ないんです。
「この条件は確認しました?」「相手はこういう言動があるんですよね?それってやばいと思いますよ」とカウンセラーが伝えても本人は無視します。「絶対にその相手はやめておいた方がいい!」と言っても、アクセルベタ踏みなので、耳に入りません。
で、あとから「相手にこんな部分がありましたー」と泣きついてきます。
好きになれない相手だと相手のダメなところが気になり、好きになる相手だと相手のダメなところが見えなくなる
でも、相手は変わっていないのです。相手をどう見るかは自分次第だということです。
コップに入ったお水の話と一緒ですね。コップに半分もお水が入っていると捉えるか、半分しか入っていないと捉えるか、あるのは、コップに半分お水が入っているという事実。
婚活では、自分をどううまくコントロールするかがカギ
ただ、「人は感情で動く生き物」です。ショッピングサイトでワンピースを探しているとき、「あ、かわいい!」と思ってポチッと購入しますよね。
この「あ、かわいい!」という感情が一番最初にきます。これを「ファーストエモーション」といいますが、一番最初に抱いた感情があるから行動に移します。
逆に言うと、「あ、かわいい!」と思わなかったものは買わないですよね。2秒も見ないでしょう。「あ、かわいい!」という感情を無視してポチポチ購入していたら一夜であなたの銀行残高は0円になってしまいます。
「あ、かわいい!」と感情が動いたから買っても自分が納得できるんです。
婚活も同じで、自分が相手に納得したいんですよね。感情が動かないと「この人でいいんだ!」と納得ができません。
納得できないのに自分の人生をベットできるのか、これはある意味ギャンブルに近い感覚です。ただ、1つ錯覚していることがあります。
好きになればうまくいく理論の破綻
「すごく好きになれば結婚はうまくいくんだ」と錯覚している方が非常に多いです。気持ちは分かりますが、なぜこんなに離婚が多いのでしょうか?
日本は3組に1組が離婚していると言われています。さらに、恋愛結婚の離婚率は30%、お見合い結婚の離婚率は10%と言われています。
離婚した人にだれが1組1組「あなたは恋愛結婚ですか?」「お見合い結婚ですか?」と聞いて回ったか知らないのでココはあまり深掘りしませんが、恋愛結婚・お見合い結婚どちらにしてもリスクはあるということですね。
『好きになればうまくいく』理論は破綻している
僕はすごく人を好きになればどんなことを言われてもどんな困難でも乗り越えられる。だから好きになれる人を探している
と男性はよく言うのですが、ちょっと甘いですよね。気持ちは分かりますが、たとえ好きになれなくても乗り越えられる強さを手に入れることのほうが大事です。
「俺はどんな相手でも幸せにできるんだ!」と嘘でもいいから言えるように自信を持てたらいいんです。
そもそも、すごく好きになっても相手から「キモい!帰ってくるな!」と毎日言われたらだれでもメンタルズタボロです・・・自分の感情だけでは乗り越えられないこともあります。
人は感情で生きているものですが、意外と感情の「好き」は当てにはならないもの。人間の情熱は3年続くかどうかで、3年でも長い方です。
たとえ大恋愛でも「あんなに好きだったのに自分の気持ちはどこにいってしまったんだろう」と気付く日が来ます。
好きになれないのは婚活相手も同じ
恋愛と同じように、婚活でも、『好きになりたいから積極的に動く』『好きになってもらいたいから積極的に動く』
お互いがこの姿勢ならうまくいきます。絶対にうまくいくんです。
でもなぜか、婚活は事務的なことを続けていけばそのうち結婚できるだろうという感覚の人が多い。なぜか仕事のような感覚を持っている人がいます。
「事務的」というのは、
- お茶をすればいいんでしょ
- どこかに遊びに行けばいいんでしょ
- キレイなレストランに行けばいいんでしょ
- 8回くらいデートにできれば真剣交際に入れるんでしょ
- LINEなんてとりあえず返しておけばいいんでしょ
こういうのを「事務的」といいます。感情を無視して合理的に進めることができればなにも問題ありませんが、大半が合理的に進められる人ではありません。
お互い感情抜きに合理的に進めていきましょう
コレで意気投合するならいいと思います。でも、おそらくその先の結婚生活は楽しくないでしょう。
やっぱり人は人に感情を持ちたい
だから、「好きになりたいけどなれない」と悩むのですが、これは相手も同じです。常にKOKOコラムでは伝えていますが、忘れがちなのは相手目線。
あなたと同じように交際相手はあなたに対して、「好きになりたいけどなれない」と悩んでいるかもしれません。「いい人なんだけどなぁ」とその境界線を超えられずにもがいているかもしれません。
婚活は小さくてもいいから自分から変化を起こしていくことがコツ
ムリすると疲れる。この気持ちは分かります。でも、
自分が見た目を意識すること
共通点を見つけようとすること
相手に興味を持つこと
優しさや思いやりを持つこと
理解と共感をすること
誠実な対応をすること
笑顔やポジティブなエネルギーを意識すること
コミュニケーション濃度を高めること
果たしてこれらの行いはムリしないとできないことでしょうか?
好きになれない場合の解決策
婚活で出会った相手を好きになれない。この場合、選択肢は2つしかありません。
- お別れ
- 交際を続ける
この2択。どういう状況なら交際終了していいのか、どんな相手あれば交際を続けるべきかは婚活KOKOのカウンセラーがサポートしますし、婚活必勝講座などでもお伝えしています。
交際終了してもいい場合
まず交際終了してもいいケースは、「生理的に受け付けない」「いろんな工夫をしてみたけど相手が全く会おうとしない」「ヒドい言動があった」などです。
メチャクチャ悩んで、メチャクチャがんばって好きになる
これってそもそもムリですよね。
交際を続けるのであれば
では、まだ分からないから交際を続ける場合。
交際を続けるのであれば、「様子見よう」「どうしようかな」「もうちょっと待ってみようかな」とダラダラするのではなく、ハッキリできるようにしなければいけません。
恋愛を求めようとすると、感情に振り回され、凹み続けます。その結果、「結婚できないんです。どうしたらいいでしょうか?」と振り出しに戻ってしまいます。
何度もお伝えしますが、婚活は『条件重視型』
実は、お見合いではお互い感情が入っていない間柄なのです。あなたも、あなたのお見合い相手もそう。そこから結婚までに至るためには、お互いが感情を育める関係にならないとダメなんです。
キーワードは「育む」
あなたがいまゼロの感情でも、育むんです!相手の感情もゼロなので、育むんです!
そのためには、とにかく「接触回数」を重ねるコト!接触回数を重ねない人は絶対に結婚できません!
お見合い報告で「もう一晩考えさせてください」という方は非常に多いです。とにかく考える人が多い。考える人は、年齢が重なっていくだけです。
そもそも1回や2回で相手のことが分かるワケがないですよね。たった1回でその人の全てが分かったらあなたは超能力者です。
相手のことを分かるように付き合っていく。これが仮交際期間
2回目のデートで1回目には気付かなかった良い点に気付く。3回目のデートで2回目には気付かなかった良い点に気付きまた違うところを発見できた。
人とのお付き合いってこういうものですよね。同じ考えに凝り固まっていたら一生変わらず今のままです。
行動してみて初めて未来は切り開く
じゃあどうやったら接触回数を多くできるんですか?といったら、それは担当カウンセラーに相談してください。工夫が必要です。
結婚への一歩を踏み出す方法
好きという感情は自然にフッと湧き上がるモノです。呪文のように「〇〇さんを好きになる好きになる好きになる」と唱えて好きになるモノではありません。「明日絶対に好きになるぞー!」と気合入れて翌朝迎えたら好きになっている、なんてことも起きません。
でも、自然にフッと湧き上がるまでただジッと待っていても婚活ではなにも起きません。自然に好きという感情が湧き上がるまでは多少なりとも不自然な言動も必要だったりするのです。
感情が自然発生するまでの道のりには不自然さもある
本音は、恋愛のように好きという感情が先にきてほしいと思います。
結婚後のことなんかどうでもいい!今好きになりたいの!
と思っている方もいるでしょう。
どちらにせよ決断をするのはあなた自身。好きになって結婚しようと決断するのも、好きではなくても結婚しようと決断するのもあなたです。
いずれにせよ、決断しなければいけない日が来ます。だから、自分のために、相手のために一生懸命になりましょう。