結婚相談所でカウンセラーから放置される人の共通点と解決策
婚活をしている方からこのような連絡をいただくことがあります。
「いま在籍している結婚相談所のカウンセラーから放置されていてこのままでは結婚できる見込みを感じない」
「面談時に一度会ったきり、その後、こちらから相談しても耳触りの良いことだけを言われる」
「電話は出来ません、メールで相談して下さいと言われたのでメールで相談するが、もう事態がドンドン変化した後に、担当からの返信が忘れた頃にやってくる。しかも、言い訳とどうでもいいアドバイス、、、」
などなど、実は結婚相談所でカウンセラーから放置されるということは珍しいことではありません。
結論、詳しい話を聞かないとどちらが悪いとは言えませんが、例えば、入会したあと、相談したけどムシされた。これは会員様からしたら、結婚相談所が「悪」になります。
でも、会員様が相談所の指示を無視し、とにかくお見合い相手とトラブルが連発する、だから放置するようになった。この場合、結婚相談所側したら、会員様が「悪」になります。
確かに、劣悪な結婚相談所が世の中にはあります。それ自体は否定しません。信念も何もなく、ただ会員を塩漬けにすることを目的にしている所も少なくないです。
ただ、これはビジネスモデルの違いです。まずは理解されたほうがいいので、改めて解説するとともにどうすれば解決できるのか、どうすれば結婚できるかをお伝えします。
結婚相談所のビジネスモデル
結婚相談所はどこで会員様から費用を頂戴するか(つまり、売上)というと、大きく分けて4つあります。
1つ1つ説明します。
入会金とは
入会するときの費用のこと。入会金を見極めるポイントは、入会したのち別途で請求されないか。
例えば、プロフィール写真撮影代。ココを別途で請求するところもあるし、好きなところで勝手に撮ってきてください、というところもある。そうなると、なるべく安いところで・・・と人間の心理はなってしまう。
実際に婚活KOKOがお願いしているスタジオのカメラマンさんがこんなことを言っていました。
「婚活KOKOさんは写真から全力な姿勢が伝わりますが、他の結婚相談所の会員さんはコンビニに行くような格好で撮影に来るんです。なにも指示がないんだろうなと思うし、本当にそれで撮って大丈夫?と心配になります」
プロフィール写真は命!まずはココに全力を注ぐこと!
また、入会金が安いと結局そういう人たちが集まるということなので、安すぎるのも危険。
月会費とは
毎月、結婚相談所に払う費用のこと。実際に婚活サイトに会員様を登録するわけなので、システム利用料が発生しています。
月会費を見極めるポイントは、具体的にどういうサポート体制があるか。
基本、ホームページ上では良いことしか書いていません。目に見えないブラックボックスなので、ホームページの内容はあまり信じないこと。どういう発信をしているか、それが自分に合っているかちゃんと考えること。
そして、実績や歴史を確認すること。
お見合い料とは
お見合いが成立したときに発生する費用のこと。お見合い料を見極めるポイントは、無料か高額か。
例えば、1回のお見合い料5,000円を取るところもあります。良い悪いではなくビジネスモデルです。ただ、コレだと人間のどういう心理になるかというと、女性はキモいやつとお見合いしたくないし、男性はブサイクとお見合いしたくない。なぜなら、お金を無駄にしたくないからですよね。
結果、顔だけで選ぶことになり、結婚の本質を見失い、一生結婚できなくなる
成婚料とは
成婚が決まったときに発生する費用のこと(成婚の定義は相談所によって違う)
会員様の婚活サイト登録から結婚までサポートするというのは、簡単なことではありません。最後の最後で、結婚相談所に払うお礼みたいなものです。
成婚料を見極めるポイントは、結婚相談所の覚悟とあなたの覚悟。
結婚相談所の覚悟が表れるところなので、その覚悟とサポートや実績、歴史が釣り合っているかどうか。また、あなたの覚悟がどれだけ持てるかどうかです。
以上、大きく分けて4つの課金システムがあります。ちなみに、婚活KOKOでは内訳を明確にしているので、ご安心ください。
結婚相談所は会員を放置したほうが儲かる?
一番ラクな儲け方
結婚相談所は慈善事業ではなく商売です。商売なので、売上を上げないといけません。では、シンプルな話、結婚相談所はどこで儲けるのが一番ラクだと思いますか?
答えは、「月会費」です。
入会後、放置して会員を塩漬けにして、月会費だけをもらっていた方が、運営側としてはラクに決まってますよね。
ただ、これはビジネスモデルの違いなので、良い悪いということではありません。明らかに悪質なやり方は悪いと思いますが、あくまでそういうビジネスモデルです。
解釈の違いです。
飲食店を例にとってみましょう。ジャンクフードを提供するファーストフード店は、一般的には身体に悪いものを提供しています。
このビジネスモデルは悪いと思いますか?
でも、お昼になるとズラーっと行列ができますよね。「美味しい!」と笑顔になって幸福を感じている人もいるので、悪いとは言い切れませんよね。なにが良いのか悪いのか、それはあくまでも消費者の解釈でしかありません。
ただ、儲かると言っても、月会費は平均で数千円から2万円いかないくらいまでなので、1人放置しても大して儲けは出ません。やはり、結婚相談所がラクして儲けるためには、人数が必要。たくさん人数を囲って、「困ったときだけ連絡して」スタイルだったらいいワケです。
例えば、月会費1万円で10人が放置してもなにも言ってこない層だったとします。それだけで月10万円の儲け。ある意味、不労所得ですよね。
月額課金の闇
昨今、サブスク(サブスクリプション)という言葉が一般的になりましたが、簡単に言うと、月額課金(定額制)という課金モデルです。世の中のほとんどのものが買わなくても、お試し感覚で借りられるようになりました。
例えば、
- ブランドバッグ
- 高級時計
- 高級車
- 家具
お城なんかも借りられる時代です。その内、結婚相手すらサブスクになるんじゃないかと思ってしまいますが、ただ同時に「なんちゃって課金」している人が多い。
「月額課金で払ってるけどまぁ少額だしいっか」というものってありませんか?毎月、クレジットカードの明細を見るけど、「来月解約すればいいや」と思ってなかなか解約していない定額制サービスが1つくらいはないでしょうか?
これは運営側したら一番美味しい「なんちゃって課金」です。
だいたいどのサービスも「辞めたいけど辞めるのが面倒臭いからそのままにしている」なんちゃって課金層は、3割〜4割くらいはいると言われています。アクティブユーザーは2割くらい。だいたいどのサービスもこんなものです。
サブスクを新しく作る際は、なんちゃって課金を最初から想定しています。人は面倒くさがり。とにかく、面倒なんです。だから、サービスを辞めるためには面倒くさいステップを組んであることがほとんどですよね。
ユーザーが「メンドクサっ!またにしよう」となってくれれば、またチャリ〜ンと儲かるワケです。そもそも辞めるときにどこのフォームから申請すればいいのか分からない、なんてサービスもありますよね。アレはあえて分かりにくい設計をしています。
運営側としては、なんちゃって課金層が一番美味しいということですね。
結婚相談所の放置問題がヤバイ理由
「ラクして儲けたい」これは全人類が望むことです。
ただ、会員を放置している結婚相談所でも結婚していく人はいる。コレもまた事実なのです。フラットに考えてみると、人は基本、自分の非は認めず他人を責める傾向にありますよね。
なので、結婚相談所の放置問題があったとき、会員は結婚相談所を悪く言います。結婚相談所は会員を悪く言います。
この構図は人間心理を考えると当たり前なような気がします。
ただ、コレでは誰も幸せになりません。
結婚相談所としては、「あ、この人は放置してもなにも言ってこない。ラッキー!」となりますが、長続きはしません。放置されていたら会員もバカではありませんのでその内辞めます。
会員も結婚したくて入会したワケなので、放置されるとやっぱり幸せにはなりません。
結局、だれも幸せにはならない!
でも、一方で
「1年以上担当者と会話していません」「カウンセラーとやり取りしないのが普通だと思っていました」
という方もいるのです。これはヤバです。いったいだれのなんのために婚活しているのでしょうか?
結婚相談所から連絡がないのが普通?
正直、結婚相談所としては、あなたを放置して長く在籍してもらって5年後とかに成婚してもらったほうが売上が上がります。3ヶ月で成婚されるより5年後に成婚してもらったほうが圧倒的に儲かります。
なので、原則として、結婚相談所側から会員さんに「最近どうですか?」という連絡は行きません。
そもそも、自分が結婚したくて結婚相談所に入会するワケですよね。その決断をしたのはあなたで、他のだれでもないあなたの結婚です。
あなた自身が積極的に一生懸命に婚活に取り組まなければいけません。
これが大前提!
自分の大事な結婚のことなのに、自分を放置するってよく分からないですよね。
カウンセラーに放置されている人の不満TOP3
では、結婚相談所のカウンセラーから放置されている人がよく口にする不満をご紹介します。
カウンセラーがなにもしない
先にも説明したように、基本的にカウンセラーが自ら動くことはありません。「今日のお見合いはどうでしたか?」「1回目のデートはどうでしたか?」
これは婚活しているあなたが報告するものです。
なぜなら、あなたの結婚のことだからです。
カウンセラーがいくら熱量を持っていたもしても、最終的に婚活している方、つまり、あなたが動かない限りはなにも意味がありません。
結婚相談所に入会すればいい人が降ってくるようなイメージを持っている人が多いですが、あなたが動かない限り、なにも起きません。
結局、今婚活しているということは、結婚に向けて行動しなかったからという一言に尽きると思うので、じゃあどうしたら現状を変えられるのか。自ら動くことです。
担当カウンセラーになにかしてほしいならあなたから動いてみてください。
いい人を紹介してくれると思っていた
「結婚相談所に入ればいい人を紹介してくれる」というイメージを持っている人も多いと思います。で実際、活動してみたら、カウンセラーさんからの紹介がない→全然仕事しない
となってしまいますよね。この場合も勝手に決めつけるのではなく、担当者に相談してお願いしましょう。
婚活がうまくいかないからといって全部都合のいいように考えないこと
そもそも、入会時に「紹介制度はあるんでしょうか?どうやってお見合いを組んでいくんでしょうか?」と聞けば、誤解が生まれることはありません。
あなたの担当者に対しての向き合い方がそのまま婚活で出会う人にも表れる
耳障りのいいことを言われるだけ
これもよく聞きます。これは良い場合もあれば悪い場合もあるのですが、もしも、「なんかいつも耳触りのいいことしか言わないなぁ」と感じたら、具体的な解決策を聞きましょう。
そして、あなたも解決していきたいという意欲を見せること。
何度も言いますが、婚活はあなたの結婚です。あなたが一番真剣に一生懸命に取り組まないでだれが取り組むのでしょうか。
また、質問の仕方も変えてみてはいかがでしょうか?
例えば、あなたが「婚活がうまくいかないんですけどどうしたらいいんですかね?」と相談されたら、なんて答えるでしょうか。けっこう回答側は困ると思います。
漠然とした質問には漠然とした回答になってしまう
でもこれが例えば、
お見合いが組めないんですけどどうしたらいいでしょうか?
という相談だった場合、少し質問が具体的になりましたよね。これで仮に、カウンセラーから「がんばりましょう」という回答だったら、危険信号です。
ただ、基本的に、具体的な質問には具体的な回答になります。
ただし、解決策を聞いたら必ず行動すること!
結婚相談所で放置されたときの5つの解決策
カウンセラーが合わない場合
中には、「担当カウンセラーと合わない」という人もいるでしょう。この場合は、しょうがないです。人と人なので合う・合わないはありますよね。その場合は、担当カウンセラーを変えてもらうといいでしょう。
結婚相談所で婚活する目的は、あなたが結婚するためです。もしも、その目的を達成するためにカウンセラーが足枷になっているのであれば、そこに遠慮はいりません。
でも、カウンセラーとトラブルになる。この場合は注意してください。
なにが問題になって、どちらが悪いのか、いろんなケースがあると思いますが、カウンセラーや相談所とトラブルを起こす。これは、もともと人とトラブルを起こす気質を持っているということになります。
ただ、もしもあなたが担当カウンセラーから放置されているなと感じたら、次の5つの手段を検討してみてください。
カウンセラーと一度話し合う
ほったらかしにされているなと感じたら、まずはあなたが一生懸命になって担当者と話すことです。
やはり、結婚相談所での婚活はカウンセラーとの連携がカギになってきますし、スムーズにやり取りできたほうがあなたに得があります。
それはなぜか、というのは別のコラムで解説していますのでご覧ください。
担当カウンセラーとキチンと向き合うこと。それができない人が出会った異性と向き合うことができると思いますか?
婚活を続行する
カウンセラーに放置されても、気にしないで進められる人はいます。
実際、カウンセラーがなにもしないでもうまくいく人はいます。あなたがこういうタイプの人なのであれば、そのまま続行するという手もあります。
担当カウンセラーを変えてもらう
先ほどをお伝えした通り、担当カウンセラーを変えてもらうというのも1つの手です。
実は、担当カウンセラーを変えることは珍しいことではありません。
なので、相談所側も慣れています。たしかに、担当者の変更をお願いしたら担当者に悪いなと思いますよね。ただ、これは気を遣う必要はまったくありません。
なぜなら、あなたは自分が結婚することにフォーカスしなければいけないからです。
そのために、最善の手を尽くすことです。
直接言える人は、「申し訳ございませんが、今まで大変お世話になりましたが担当を変えてもらうことはできるのでしょうか?もし可能なのであればお願いいたします」と伝えましょう。
直接言えない人は、相談所の代表に言うか、相談所のメールに送りましょう。
ただ、担当者の変更はそんなに珍しいことではないので、そこまで気にする必要はありません。ご安心ください。
結婚相談所を乗り換える
「ここで活動していても、先が見えないな」と感じたら相談所を乗り換えるという方法があります。
実はコレもよくあること。たしかに、お世話になった相談所や担当者に申し訳ないなと感じると思いますが、あなたの結婚のことです。
なにを第一優先にしなければいけないのでしょうか?
退会する
相談所を退会する。つまり、婚活を辞める。というのも1つの手です。
ただし、中途半端はよくないです。婚活を中途半端にやり、中途半端に終わらせることはあなたの人生において1つもいいことはないので、悔いのないように終わらせることが大事です。
結婚相談所から放置されないために必要なこと
放置を回避するための方法
まず、結婚相談所には必ず月会費があります。月会費を取らない結婚相談所はないので、あなたは必ず月会費を払っているワケですが、この月会費の中にはシステム利用料が含まれています。
つまり、出会いの仕組み自体にお金を払っています。
「それだけで十分価値を感じているよ」という方はそれでいいと思いますが、担当カウンセラーのサポートにもお金を払っているのです。
逆に言うと、ホウレンソウをしないとあなたは損をしているということになります。
かといって、不思議なことに「自分はお金を払っているんだから!」と言うタイプはトラブルを起こす人なので、この姿勢はよくないです。
「自分はお金払っているんだからカウンセラーは仕事して当たり前だろ」というタイプの方は婚活がうまくいきません。やはり、結婚相談所側に対しての接し方は婚活で出会う相手にも現れるようになっているんですよね。
ただ、あなたは月会費を払っているので、相談はなかったとしても、報告、連絡くらいはしたほうがいいです。カウンセラーも感情を持つ人間です。応援したい会員さま、正直そうではない会員さま、いるワケです。
やはり、なんのホウレンソウもしないというのは良くないです。
今は困らないかもしれません。でも、交際が順調にいき出したらカウンセラーと連携を取っていくので、困るのは自分です。
放置を回避するための心構え
そして、何度もお伝えしていますが、自分のための結婚です。
「結婚相談所があーだこーだ」ではなく、自分の結婚です。
あなたが放置されても「気軽に婚活できるならいいや!」「システムだけ使わせてもらえればいいや!」と割り切れるのであれば問題ありません。
でも、結婚相談所に登録するメリットは出会いがあるから、ではないのです。
結婚相談所に登録する一番のメリットは結婚するための相談ができるところにあります。
結婚するために極力失敗しないで、最短で、そして、人間的に成長できる場所が結婚相談所の本来の姿
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