息子、娘は結婚できないのか|子供の将来が不安になる親御様へ

ありがたいことに婚活KOKOのホームページは、婚活をしている方や結婚を考えている方以外にも、親世代の方にもご覧いただいています。

お子さんのことでよくお問い合わせをいただきます。たとえば、

・息子が結婚を前向きに考えていない。一度相談に乗ってもらえませんか?
・娘が真剣に婚活していない
・息子・娘を入会させたいので一度面談をお願いします。

など、親御様からしたら深刻です。

それはなぜかというと、自分の子供がアラフォーになっても結婚しないなんて想像もしていなかったからです。

とっくに孫の顔を見ていたハズ。

でも、息子・娘は一向に結婚する気配がない…。親の苦悩なんて子供には分からないですよね。なぜ、息子・娘は結婚しないのでしょうか。

目次

息子、娘が婚活を始めるケース

先に、お伝えすると、申し訳ございませんが親御様からご相談がありましても親御様と面談することはありません。

結婚を考えているご本人様のみと電話及びZoom相談を行っておりますので予めご了承くださいませ。

結婚は本人の問題です。本人が行動しなければ意味がありません。

結婚相談所に登録している方でこんな方がたまにいます。

親に言われたので入会しました

このケースはうまくいきません。親に言われて本人が本気になって活動しているならいいと思いますが、親に言われたからイヤイヤやっている…。これでうまくいくわけがないですよね。

お見合い相手にも失礼です。

結婚や婚活は本人が意欲的にならないと全く意味がありません。

一方でこんなケースもあります。

KOKOさんのホームページを親に教えてもらって社会人生活が落ち着いたら絶対入会しようと思っていました

これは実際にあったケースです。

他にも、入会相談の際に、「なぜ結婚したいと思ったのですか?」と聞くとこんなふうに答える方もいます。

・親に言われて結婚を考えるようになった
・親が病気になって真剣に結婚を考えるようになった
・親を安心させたいから結婚したい

このように結婚を考えるキッカケが「自分の親」というパターンもあります。

息子、娘に結婚してほしい親の気持ち

結婚は個人の自由です。

とはいえ、今の親世代(60歳〜80歳くらい)が2,30代のときは結婚して家庭を持つのが“普通”だったと思います。

でも、昨今、その“普通”が普通ではなくなりました。若者が結婚しないと言われている時代です。このズレがどうしても受け入れられないのが「親」

・結婚したいと思わない
・独身のほうが気楽
・結婚するメリットが分からない

このように言っている若者を産んで育てたのは誰か。

お父さんお母さんですよね。自分の親が結婚して子供を産まなかったら自分はこの世に存在していないわけです。

それが理解できると、「自分も結婚を視野に入れないといけないな…」となるのですが、現代はそうはいきません。40歳を過ぎても結婚を考えない方たちが本当に多いです。

だから、それが心配になり、親御様からお問い合わせをいただきます。

「親」にはフェーズ

「親」にはフェーズがあります。

出産→子育て→子供が18歳〜22歳で自立→子育てが終わり第二の人生→自分の子供が孫を連れてきてくれる

この循環があるので、今の世界が成り立っています。

結婚後、子供を授からなかったというケースも珍しくありませんが、自分の子供が結婚をして家庭を持って、孫の顔を見せてくれる。

大抵の親はコレを望んでいます。自分自身も孫の顔を見せるという親孝行を果たしたから、という背景もきっと大きいでしょう。

でも、自分の子供はソレをしてくれないのか、と考えると、親としては居ても立っても居られないと思います。

幸せ=結婚

分かりやすく昭和の時代とくくると、昭和の時代では、【幸せ=結婚】でした。

自分も結婚して家庭を持ち子供を育てたので、子供にもその経験をしてほしいというのは自然な流れではないでしょうか。

ただ、令和の時代においては、明らかに、幸せの形が変わってきています。

昔はそれこそ、幸せ=結婚でしたが、今は、幸せ=A、幸せ=B、幸せ=C…というように、選択肢が無数に増えました。ここが親の世代が理解できるかどうかです。

理解しないで、「結婚することが幸せなのよ」は、親の押し付けになってしまいます。

親の気持ちとしては、「子供には幸せになってほしい」が絶対にあると思います。

極論を言ってしまえば、子供が健康に生きていればそれだけで親は幸せだと思うのですが、その幸せがいつしか“結婚”にすり替わっているような気がします。

「子供には幸せになってほしい」

「子供には結婚してほしい」

それはなぜかというと、やっぱり【幸せ=結婚】という概念が拭いきれないし自分の子供が家庭を持つというのが親としての1つの使命みたいなものがあるからだと思います。

もしかしたら、自分も結婚したんだから同じような道を歩まないなんて許さない!という嫉妬のような気持ちもあるかもしれません。

なぜ息子・娘は結婚しないのか

昔と今を比べると、結婚に対しての価値観が大きく変わりました。

価値観が変わってしまった要因の1つは“情報”です。今の親世代の方が2,30代の頃は、スマホもなければインターネットもありませんでした。

自分がいる環境以外の情報を得ようと思ってもなかなかできなかったのが昔です。そもそも、自分がいる環境以外への興味関心もなかったでしょう。

そうなると、人生の選択肢というのは限られてきます。

友達が結婚する、隣の家が結婚する、じゃあ自分も結婚か、となります。ココに違和感は生まれなかったハズです。

でも、今はネットが普及し1人1台スマホを持つ時代なので、いろんな情報に触れることになり、自分がいる環境以外への興味関心も持つようになりました。

つまり、今の親世代が2,30代の頃と現代の2,30代は全くの別物。

生き方も考え方もまるで違うでしょう。悲しいことに家族間でも価値観が合わなくなってきました。

「親としては子供に結婚してほしい」

これは当然の心理だと思いますが、時代も違うんだから考え方も違うでしょと言われてしまったらそれまでです。

どれだけ結婚生活が良いものか、お父さんとお母さんはあなたを産んでどれだけ幸せだったかと熱弁しても、

え、でも今、結婚したいと思っている人は減ってるらしいよ

と言われてしまい、スマホの情報に負けるのです。

親の教えよりも、自分で得た情報から出来上がった価値観のほうが正しいという感覚。

結婚を考えない息子・娘さんは、結婚しない自分を肯定できるモノを持っています。

でも、昔はそんなものはありませんでした。だから、選択肢がすぐ結婚となり、これを読む親御様も違和感なく結婚に至った方が多いのではないでしょうか。

「子供が結婚しないのが不安で不安で…」という親御様はこれからも増えていくでしょう。残念ながら、親の声は届きません。

でも、せめて一度、真剣に息子・娘さんと話し合ってみてください。

結婚しない息子・娘を変える方法はあるのか

息子・娘さんが婚活を始めたとしても、どちらにしても、家族でちゃんと話し合う必要が出てきます。

なぜなら、結婚というのは家と家の釣り合いで、両家のお付き合いは避けられないからです。

このとき、結婚をこじらせるのは、なんです。

「お相手の親が口を出してきて…」「自分の親が口を出すようになってお相手がイヤになってしまった…」なんていうケースは決して珍しくありません。

そうならないためにも、家族で結婚について話し合う必要があります。

ただ、どれだけ親が説得しても本人が結婚に前向きにならない限り、婚活やってもムダです。

不安で夜も眠れないこともあるかもしれませんが、自分の子供には自分とは違う人生があることを認めるしかありません。

まとめ

「子供にも結婚してほしい」

これは、親のエゴなのかもしれません。

ただ、そうは言っても独身を貫こうとする息子・娘さんは年を重ねると寂しくなります。

どれだけ「結婚しない宣言」をしていたとしても、そろそろ結婚を考えてもいいかもという時期が来ます。

そのときに味方になってあげるくらいでいいのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

小崎真作のアバター 小崎真作 婚活KOKO 執行役員

2020年、奥さんが壮絶な不妊治療を経て妊娠。切迫早産の危険性があり転院や入退院を繰り返したのち、無事娘を出産。
2023年、再び奇跡が訪れたが再度切迫早産の危険性があり奥さんが2ヶ月入院しその間ワンオペを経験。無事息子が誕生。現在は2人の子供の育児と仕事に奮闘中。

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