子育てしやすい夫婦関係とは?婚活で確認すべきパートナーの特徴

結婚を考えるとき、「この人となら子育てがうまくいきそうか?」と考えたことはあるでしょうか。
結婚生活は、夫婦2人だけの関係では終わりません。特に、子どもを望む場合、どんなパートナーとなら良い家庭を築けるのかを考えることが重要になります。
でも、婚活の段階では「子育て」よりも「相性が合うかどうか」ばかりに意識が向きがち。
- 「この人と一緒にいて楽しいから」
- 「フィーリングが合うから」
もちろん、それも大事ですが、結婚後に「子育てに協力的じゃなかった」「価値観が合わなくて育児が大変だった」と後悔するケースも少なくありません。
だからこそ、婚活の時点で「子育てしやすいパートナーかどうか」を見極めることが大切です。
この記事では、子育てしやすい夫婦関係の特徴と、婚活で確認すべきパートナーのポイントを解説します。
子育てしやすい夫婦関係の3つの特徴
結婚後、子どもが生まれたときに「この人と結婚してよかった」と思えるかどうかは、夫婦の関係性によるところが大きいです。
ここでは、子育てがスムーズに進む夫婦に共通する3つの特徴を紹介します。
お互いに「対等なパートナー」として向き合える
夫婦のどちらかに負担が偏りすぎると、育児ストレスが増しやすくなります。
「育児は女性の仕事」「家事は手伝うもの」という意識があると、子どもが生まれた後に妻側の負担が一気に増えてしまいます。
これは容易に想像ができますよね。
理想的なのは、家事や育児を「手伝う」ではなく、「一緒にやる」という考え方を持っていること。婚活の段階で、相手がどれくらい主体的に動ける人かをチェックしておくことが大切です。
すり合わせができる
子育てには「正解」がありません。しつけ、教育、家庭のルール、親との関係など、育った環境が違うと考え方が大きく異なることもあります。
価値観が完全に一致することは難しいですが、大切なのは「話し合いながら歩み寄れるかどうか」です。たとえば、
- 子どもには厳しくしつけたい
- 勉強をしてほしい
- 良い大学にいって、良い会社に就職してほしい
- なるべく自由に育てたい
このような意見の違いが出たとき、お互いの考えを押しつけるのではなく、「どうすればお互いに納得できるのか」を話し合える関係が理想です。
婚活の段階で、教育やしつけの話をしてみて、相手がどう考えているのかを確認しておくと安心です。
ただ、実際はそこまで考えていないのが一般的
お互いの時間を大切にできる
子どもが生まれると、どうしても親としての役割が優先されがちになります。でも、夫婦仲が良好であることは、子どもにとっても良い影響を与えます。
- 「子ども中心の生活になりすぎて、夫婦関係が冷めてしまった」
- 「親同士としては会話があるけれど、夫婦としての時間が減った」
こうした問題を防ぐためにも、結婚前から「夫婦の時間をどう作るか」について話し合えると理想的です。たとえば、
- 子どもが生まれても、月に1回は夫婦でゆっくり食事する時間を作りたい
- お互いの趣味や自由な時間も大切にしながら、子育てをしたい
このような価値観を持っている人なら、子どもが生まれた後も夫婦関係が安定しやすいでしょう。
婚活で確認すべきパートナーの7つの特徴

結婚前に「この人と子育てがうまくいくか?」を見極めるためには、いくつかのポイントがあります。ここで紹介する7つの特徴を意識しながら相手と話をしてみると、結婚後のミスマッチを防ぎやすくなります。
1.子どもが好きかどうか
そもそも子どもが好きかどうかは、子育てに対する姿勢を考えるうえで重要なポイントです。
「子どもができたら自然と愛情が湧くはず」と思う人もいますが、必ずしもそうとは限りません。子どもが生まれても積極的に関わらず、育児をパートナー任せにしてしまうケースもあるからです。
特に、子どもと接する機会が少なかった人は「実際にどう思っているか」を聞いてみるといいでしょう。
2.子どもが欲しいのはなぜか?
子どもを持ちたい理由が明確でないと、結婚後の価値観のズレにつながることがあります。たとえば、
- 周りが結婚して子どもを持っているから
- 親を安心させたいから
- 子どもがいたほうが幸せそうだから
こうした理由が中心の場合、いざ子育てが始まると「こんなはずじゃなかった」と後悔することも。
子どもがいれば幸せになれるのではなく、どう育てていきたいか、どんな家族を築きたいかを意識しているかを確認しましょう。
3.どんな親だったか・どんな子どもだったか
人は育ってきた環境によって、無意識のうちに「親としての在り方」や「家庭観」を持っています。たとえば、
- 厳しく育てられた人は、自分の子どもにも厳しく接しがち
- 甘やかされて育った人は、子どもにも甘くなる傾向がある
「自分の親はどんな人だった?」「子どもの頃、親との関係はどうだった?」こうした質問をすると、相手の子育てに対する価値観が見えてきます。
4.子どもができない可能性も考えられるか
子どもが欲しくても、必ずしも授かれるとは限りません。そのときに「子どもがいないなら意味がない」と思ってしまうと、夫婦関係が崩れるリスクがあります。
もし子どもを授からなかったとしても、2人の関係を大切にできるかどうかを考えておくことが大事です。
特に男性は簡単に赤ちゃんができると思っている
5.家事・育児への協力度を見極める
家事や育児は「手伝う」のではなく「2人でやるもの」という意識があるかを確認しましょう。
特に、
- 実家で母親が家事をすべてやっていた
- 料理や掃除はパートナーがやるものだと思っている
こうした価値観を持っている人は要注意。
結婚後に家事・育児の負担が偏らないよう、どのように分担するかを事前に話し合っておくことが大切です。
6.子育ての価値観を話し合えるか
教育方針、しつけ、子どもに求めるものについて話せるかどうかも重要なポイントです。たとえば、
- 子どもにどんなことを学ばせたいか
- しつけは厳しくするのか、のびのび育てるのか
- 子どもがやりたいことを尊重するか、それとも親が方向性を示すのか
こうしたテーマについて、話し合える関係であるかを確認しておくと、結婚後の衝突を避けやすくなります。
7.ストレス耐性と協調性があるか
子育ては思い通りにならないことの連続です。たとえば、
- 子どもが夜泣きして寝不足になる
- 仕事と育児の両立が想像以上に大変
- 子どもの反抗期で精神的に疲れる
こうしたときに、感情的になりやすい人や、ストレスをうまく処理できない人だと、家庭の雰囲気が悪くなりがちです。
日常のちょっとした出来事でも、冷静に話し合える相手かどうかを婚活中に見極めることが大切です。
結婚前に確認すべきチェックポイント

婚活中に「この人と子育てがうまくいくか?」を見極めるには、具体的にどんなポイントをチェックすればいいのでしょうか。
ここでは、結婚後に後悔しないために、事前に話し合っておくべきテーマを紹介します。
デート中に家庭観について話す
相手の家庭に対する考え方を知るには、何気ない会話の中で確認するのが効果的です。たとえば、
- 「小さい頃、親とどんなふうに過ごしていた?」
- 「家庭のルールってあった?」
- 「理想の家族像ってある?」
こうした質問をすることで、相手の育った環境や価値観が見えてきます。家庭環境が異なると、結婚後に意見が食い違うこともあるため、早めにすり合わせをしておきましょう。
異星人と婚活なので自分の考えと同じと思わないこと
子どもに対する考え方を話し合う
子どもに関する考え方も、婚活中に確認しておくべき重要なポイントです。具体的には、
- 「子どもは何人くらいほしい?」
- 「もし子どもができなかったらどうする?」
- 「どんな教育を受けさせたい?」
これらの質問を通じて、子育てに対する価値観を知ることができます。
特に、「子どもができない場合でも、夫婦として幸せに過ごせるかどうか」は重要なポイントです。
子どもの話は躊躇する人が多いですが、いつかは話さないといけないこと
家事・育児の分担について考える
結婚後、家事や育児の負担が偏ると、不満がたまりやすくなります。
そのため、婚活中に
- 「家事はどのくらいやる?」
- 「育児休暇は取るつもり?」
- 「仕事と家庭のバランスはどう考えている?」
といった話題を出し、相手の意識を確認しておくことが大切です。
家事や育児はどちらか一方が負担するものではなく、協力しながらやっていくもの。婚活の段階で「お互いにどのように役割を分担するか」を話し合っておくと、結婚後のトラブルを防ぐことができます。
1回の質問で終わらせない。満足しない。同じようなことを何回でも聞くこと。
ストレス耐性や問題解決能力を見極める
子育ては、予想外のことが次々と起こります。
- 子どもが夜泣きして寝不足になる
- 思うように時間が取れず、イライラする
- 子どもが言うことを聞かなくてストレスが溜まる
こうした状況になったとき、感情的になりすぎる人だと、夫婦関係が悪化する可能性があります。
そのため、婚活中に
- 「ストレスが溜まったとき、どう発散してる?」
- 「仕事でうまくいかなかったとき、どう対処してる?」
- 「過去に大変なことがあったとき、どう乗り越えた?」
こうした質問をすることで、相手のストレス耐性や問題解決能力を確認できます。冷静に話し合える人かどうかを見極めることが、結婚後の安定した家庭づくりにつながります。