婚活で気持ちが追いつかない事態を防ぐための方法
人間は感情で生きる生き物です。そのため、「気持ちが追いつかない」「相手のことが好きになれなくて辛い」という事態が婚活ではよく発生し、前に進めなくなってしまいます。
これは決して他人事ではありません。
自分がこの先「気持ちが追いつかない」ことが起きるかもしれないし、相手から「気持ちが追いつかない」と言われて振られてしまう可能性もあります。もしかしたら今、あなたは交際相手がいるけど気持ちが追いつかないことで悩んでいるかもしれません。
この問題を解決する方法は果たしてあるのでしょうか。
誰にでも起きりうるこの問題の原因と解決方法に今回は迫りたいと思います。他人事ではありませんので最後までご覧ください。
なぜ婚活では気持ちが追いつかないことが起きやすいのか
特に結婚相談所に登録して婚活する場合、相手に対して気持ちが追いつかないことが起きやすいです。それはなぜかというと、婚活が形式的になるからです。
人はある程度の縛りや条件がある中では感情が生まれにくい&育ちにくいという性質を持っている
たとえば、Youtube撮影。自分の旅行を撮影してYoutubeにアップしたことがある方は分かるかと思いますが、見てくれる人のことを考えて撮影する。これはある意味、形式的です。ある程度の縛りや条件があります。
自分で話したり画角を考えたり編集したりしないといけないですよね。思考的には、「撮影したい!」というより、「撮影しなきゃいけない!」という思考。もはや、旅行が目的なのか、撮影することが目的なのか分からなくなってしまいます。
そうなると、楽しいという感情は生まれにくし育ちにくい。
でも、撮影をしなかったらいちいちカメラなんか回さなくていいし、他人のことを考えなくていいので思いっきり時間を忘れて遊べるハズ。
海外旅行のツアーなんかもそうです。
たとえば、ハワイ3泊4日で最初から最後までツアーを組んだとします。これのメリットは自分で考えなくていいのと保険などのオプションも含まれているので、いろいろ調べなくていいですよね。
でも、最大のデメリットがあります。それはある程度制約されるということ。
他人と一緒にハワイを巡り、時間や場所の制限がされます。もちろん、メリットも多いと思いますが、この環境下で本当に心の底からハワイを満喫して楽しめると思いますか?
ちょっと限界がありますよね。
引っ越しもそうです。自分で良いと思った新居への引っ越しはワクワクしますよね。
でも、手続きや引っ越し作業、引っ越し後の住民票の移動など、やらなければいけないことがたくさんあります。指をパチンと鳴らして一瞬で引っ越しや手続きが完了したら引っ越しはとても楽しいものになります。でも実際は面倒臭いことだらけ。
やりたいことの中には必ずやらなければいけないことがあって、そのやらなければいけないことの色が強くなったり、やらなければいけないことに忙殺されると、人の感情は負に陥る
婚活で出会った相手に対しても同じで、今まではある意味夢を見ていればよかったのが、一気に現実になり、現実を感じると夢への階段がタスクに見えてしまいます。
それに気付いたときにはもう相手への感情が追いついていません。
妄想からの墜落を起こすとそもそも形式的な婚活がさらに作業に見えてしまいます。これは相手が悪いとか自分が悪いとかではなく、婚活がそもそも形式的な構造だということです。
気持ちが追いつかないと言われ振られることがある
会員さまの中には残念なことに「気持ちが追いつかない」と言われ真剣交際が解消になった方がいます。これは決して珍しいことではありません。本当にあなたの身にも起きます。
あなた自身が相手に対して気持ちが追いつかないこともあれば、相手から「気持ちが追いつかない」と言われてしまうこともあります。当然、結婚相談所の交際に限ったことでもなく、マッチングアプリでも気持ちが追いつかない事態が発生します。
では、どうすればいいかというと、本来は仮に相手が気持ちが追いつかないのであればそれに自分が気付くべきです。自分が気持ちが追いつかないのであれば相手が気付くべきです。
気持ちが追いつかないのであれば、それなりのサインが絶対にあります。たとえば、
- LINEの頻度が落ちた
- LINEが冷たくなった
- いつもは笑顔が多いのに少なかった
- 将来の話をすると顔が曇る
- 言い出したいけど言い出せない顔をしている
など、どこかにサインが必ず表れます。
それを見落とさず気付けるかが大事。でも、そのサインに気付かず、話だけをどんどん進めていくと結果、「ごめんなさい。気持ちが追いつかない」となってしまうのです。
では、どのようにして気持ちが追いつかない事態を防いでいけばいいでしょうか?
対策としては4つのキーワードがあります。
気持ちが追いつかない事態を防ぐ4つのキーワード
この4つです。婚活KOKOのコラムではお馴染みとなっていますが、もう一度解説しますので、頭に入れておくことをオススメします。
婚活が難しいと言われる所以
なぜ婚活は難しいのか。それは、作業面と感情面の両方を短期間で複数人と進めていかないといけないからです。
「作業面」というのは、
- お見合い申込み
- お見合い申し受け
- 日程調整
- カウンセラーとのやり取り
- お見合い
- お見合い後の判断
- ファーストコール
- LINE
- 1回目デート
- 精査
- 擦り合わせ
- 真剣交際の告白
- 新居の下見
- 指輪の準備
- 親への挨拶
- 成婚退会準備
などのことを言います。作業面があるから婚活は形式的なのです。
「感情面」というのは、言葉の通り、気持ちや感情です。
- 素敵だと思っているのか
- 好みのタイプなのか
- 好きと呼べるのか
- 好きと呼べないなら結婚しないほうがいいのか
- 好きじゃなくても結婚しなくちゃいけないのか
- 惹かれている部分
- 納得いかない部分
- モヤモヤすること
結婚するにあたっていろんな感情の葛藤がありますよね。
この作業面と感情面を両方進めていかないといけません。
作業面だけ進めていっても感情が追いつかないと最後踏み切れないし、感情だけ進めていっても作業面もこなさないと結婚には至らないのです。
しかも、複数人と進めていき、3ヶ月から1年以内の短期間勝負。
さらには、自分だけ作業面と感情面を進めても意味がありません。相手のことをついつい忘れてしまい、自分だけ進めていってしまうと「ごめんなさい。気持ちが追いつかない」と相手から言われてしまいます。
相手のことも考え、一緒に手を取り作業面と感情面を進めていくのが婚活
だから婚活はメチャクチャ難しいのです。
やっかいなのは感情面。
冒頭にもお伝えしていますが、人間は感情で生きる生き物です。作業面というのは進めようと思えれば誰とでも進められます。チェックリストを作ってその通りに動き、お互い上からチェックを入れていけば進めることができます。
でも、結婚式前夜に
あれ?私あなたの良いところなに1つ知らないわ!
たしかに!言われてみれば俺もお前の良さが全然分からないぞ!
となったら大変です。感情のない交際、感情のない結婚、感情のない結婚生活なんて送るのは人間には不可能ですよね。
結婚という形式的なことをすれば幸せになれるのではなく、そこに感情が乗っているから人は幸せになれるのです。
でも、実際は多くの人が「作業を進めていけばお互い自然と気持ちはついてくるものでしょ?」と思っていますが、それはハッキリ言って大きな間違い!
実際、これは真剣交際に入ってから多く起きる現象です。真剣交際に入ることはめでたいことではありますが、今度は成婚退会するまでの段取りにも入る時期。この段取りが結婚の魔法を解く邪魔をしてきます。
仮に相手の感情面を無視して段取りに集中してしまうと、「あれ?ちょっと待って!」と相手からストップがかかります。
じゃあどうすれば、お互い感情面をクリアできるかというと、3つ目のキーワード「変化量」です。
婚活で気持ちが入らない原因
変化量に関してはすでに別のコラムの動画で解説しています。ご覧いただいた方も多いですが、まだの方は先にご覧ください。
婚活は形式的であり、形式的ということは変化量が少ないということ。
たとえば、
お見合い→ファーストコール→LINE→1回目デート→2回目デート→デートの中で擦り合わせたりする
このように決まった流れがあります。決まった流れがあるということは変化量が少なくマンネリ化しやすいです。
また、形式的な婚活の中での出会いなので、トキメキも少なく、
- 「なんか良い人が全然いない」
- 「みんな同じ」
- 「ピンと来る人がいない」
となりがち。
あなたがなかなか良い出会いがないと感じるのも、ピンと来る人がいないと感じるのも、好きになれる人が見つからないというのもすべて説明ができます。
それは変化量がないからです。
もともと、変化量が少ないのが婚活なのです。
では、どうすれば変化量が大きくなるのか、どうすれば婚活が楽しくなるかというと、4つ目のキーワード「工夫」です。
結婚するための武器
婚活は自然と仲が良くなっていく。作業面を進めていけばお互い気持ちもついてくる。
そんなことはあり得ません。
婚活には工夫が必要なのです。多くの人がいい人に出会えば自分は結婚できるだろうと思っていますが、それは勘違い。
婚活には工夫や駆け引きが必要!
- LINEをする
- 会っていろんな話をする
- 将来の擦り合わせをする
そういう作業面も進めていきながら、工夫をし、変化量を大きくしてお互いの感情面を進めていくことが婚活には求められています。
それができない人が婚活では苦戦する!
自分の頭で考えて工夫をするというのは本当に大事になってきます。
たとえば、あなたに子供ができました。でも、全然ご飯を食べてくれません。そんなとき、おにぎりにしたら食べてくれた!なんてことが起きます。
もうお片付けして!と言っても子供は全然言うことを聞きません。そんなとき、「あと3分したらお片付けしようか」と言ったら言うことを聞いてくれたりします。
結局、子育ても工夫の連続なのです。
工夫に全くもって自信がない方は『婚活必勝講座』に参加したり、担当カウンセラーに相談したり、カウンセラーも一緒になって考えたりする必要があります。
あなたは一体なんのために婚活しているんですか?
結婚するためですよね?
いつまでも結婚できない婚活の仕方をしていても結婚できず一人のままです。あと何年婚活する気ですか?そのときあなたはいくつになっていますか?
本当に結婚したいのであれば、今回のコラムをよく読んで目を覚ましてください。
いい人に出会えれば結婚できるという依存気質の受け身では婚活はうまくいきません。自分から工夫をして、自分に変化を与えて、相手にも変化を与えて、初めて道が切り開きます。
もしも気持ちが追いつかない事態に陥ったら
とはいえ、どうしても気持ちが追いつかないときや相手から「気持ちが追いつかない」と言われてしまうこともあるでしょう。この状態はけっこう苦しいですよね。
そんなときはどうすればいいでしょうか。
まず、なにかがズレているから気持ちが追いつかない事態に陥ります。それは進め方に問題があるかもしれないし相手や自分に引っ掛かっていることがあるからかもしれません。
それは自分一人で考えていてもマイナスな方向に行き、お別れをする決断に至るだけ。
そんなときは時間を作って2人で話し合いましょう。ある意味、お互い本音をぶつけ合えるチャンスということになります。
- 言えなかったこと
- 遠慮していたこと
- 隠していたこと
- 傷付けてしまうから言わないようにしていたこと
など、全部ぶつけ合いましょう。
話し合うのは怖いことではあります。でも、どっちみち気持ちが追いつかない状況を解決しないことには結婚に至らないので、たとえお別れという決断になったとしても、お互いの将来のために話し合いましょう。
話し合った経験で気付きや学びを経て、後の交際に活かせるかもしれません。
正直に伝えることを恐れないでください。
結婚するまでに乗り越えないといけない壁は存在する
まとめ
今回は、なぜ婚活で気持ちが追いつかない事態が発生するのかを解説しました。キーワードは4つ。
- 作業面
- 感情面
- 変化量
- 工夫
交際相手にこのコラムを紹介するのもアリだと思います。実際、悩んだときに婚活KOKOのコラムを交際相手に教えて一緒に乗り越えた読者の方がいらっしゃいます。
婚活KOKOのコラムは他社のカウンセラーも見ていますので、ぜひ同じことを自社会員さまにも広めていただければと思います。その結果、一人でも多くの人が結婚に至ればそれ以上にハッピーなことはありません。
ぜひ何度でも読み直してください。不安な方は婚活KOKOへご相談ください。