仮交際で100％失敗する相手との向き合い方
「誠実な人」というと、あなたはどんな人をイメージしますか？
辞書で調べてみると、
私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること。
と出てきます。
とても良いイメージがありますよね。おそらくだれでも、結婚相手は誠実な人を求めていると思います。言葉にしなくてもデフォルトで望んでいるでしょう。
でも、婚活ではこの「誠実」という言葉を履き違えている人がいます。
「誠実」の言葉の意味を間違えているとだれと交際してもうまくいかないので、注意しましょう。
仮交際で失敗するキーワード
真剣交際を考え出したときにミスりやすい
仮交際が順調に進んでいくと、真剣交際が視野に入ってきます。そうなると、お見合いのときとは違う自分を出し、もっと深い話や将来のすり合わせを行なっていくと思います。
ココでスゴく勘違いしてしまうことがあります。
自分の過去も全部正直に話そう
これは良いことです。相手と向き合う覚悟が見えますよね。
でも、過去の話でも「していい話」と「してはいけない話」があります。
などなど、わざわざ年表にして話す必要はありませんが、この辺りは別にしてもいい話ですよね。
でも、してはいけない話があります。それは、
過去の異性関係のハナシ！
え？なんで？今までどんな人と付き合ったか、何人と付き合ったか話したほうが誠実でしょ？
と思いますよね。
気持ちは分かります。
でも、これからあなたとの未来を築いていきたい人からしたらどうだっていい話なのです。なんなら、
そんな話は聞きたくないのが普通です。
特に男性は無意識に話してしまうようですが、中にはこんな人もいます。
前の彼女はキレイだった
前の彼女とはこういうことをしていた
今まで恋人が途切れたことがなかった
これはヒドイ…
未練タラタラが分かるので、「一緒に前に進んでいこう！」とはならないですよね。そうなると、どうなるか。
交際をお断りされます。真剣交際に入ってからも同じ。
過去の異性関係の話を自分からする必要はない
これはただ単に自分がスッキリしたいだけで、ただの自己満足なのです。
もちろん、中には相手の過去の異性関係を知りたいという人もいると思います。それであれば聞けばいいと思いますし、聞かれたほうは話せばいいと思います。
でも、わざわざ自分から恋愛遍歴を話す必要はありません。お互い恋愛遍歴を話して絆が深まるかというと、たぶんモヤモヤが残るだけでしょう。
「聞かなきゃよかった」
と後悔することになります。
なので、自分の過去の話でも、していい話と別にする必要がない話があります。
お互い良い年で出会っています。いろいろあって当然ですよね。恋愛で失敗もあるのが普通じゃないですか。
大事なのは、未来です。婚活は赤の他人と出会い、未来を育んでいきます。未来を育むためにお互いの恋愛遍歴は必要だと思いますか？
仮交際で失敗を防ぐためのキーポイント
自分の恋愛遍歴を話すのは自己満足だとお伝えしましたが、これは関係性を育んでいく上で大事なことがスッポリ抜けています。それは、
相手の立場になって考えるコト
この姿勢がないと婚活はうまくいきません。結婚生活もうまくいきません。
でも、このように伝えるとこう返してくる人がいます。
相手の立場になって考えたんですけどね
この場合はたいてい、自分の都合のいいように考えているだけです。
仮に、相手の立場になって考えたときに、自分の恋愛遍歴を話したほうがいいと思ったとしましょう。
それはたぶん、相手がAさんでもBさんでもCさんでも関係ないんだと思います。
でも、婚活では、自分の考えが合ってるのかなと不安になることがありますよね。そういうときはまず、カウンセラーを頼ってください。そのためにカウンセラーがいます。
そして、分からなかったら相手に聞くことです。
例えば、
結婚する上でお互いの過去の恋愛の話って必要だと思う？
これでもし相手から「絶対必要！」と言われたら話してもいいでしょう。
このように、自分が暴走する前に相手に一度聞くことを徹底すればコミュニケーションで失敗することが減ります。
婚活ではどこまで自己開示すればいいのか
婚活では実際、どこまで話すべきなんだろうと思うことがあると思います。ここからは具体的に項目別で見ていきましょう。
離婚理由
離婚歴がある方は、離婚理由を話したほうが誠実です。逆に、相手に離婚歴があったら気になりますよね。ただし、相手の容姿がどうのこうの、こんな人だったという人物像に関しては話さないほうがいいです。
自分の身体のこと
過去に大病を患ったことがある場合は、ケースバイケースです。結婚生活に支障をきたすのであれば、話すべきだと思いますが、過去に１ヶ月入院したことがあるとかはどちらでもいいような気がしますよね。
薬の服用
これもケースバイケースです。
実はこの相談はけっこうあるのですが、精神疾患があってそれを相手に言うべきかで悩んでいる方はあなたの想像以上にいます。
当然、結婚相談所に言ってないパターンもあるので、「実は薬の服用をしています」という方はこれからも多くなるでしょう。結婚生活をスタートしたらいずれ薬の服用は分かることなので、いつ言うのがベストか本当に悩ましい問題です。
実際、結婚間近になって相手から精神疾患のカミングアウトがあり、破談になったケースもあります。
でも、これは結婚後、相手や自分が精神疾患になる場合もあるので、決して他人事ではありません。もっと言ったら、将来、自分の子供も精神疾患を患う可能性だってありますよね。
とはいえ、自分が薬を服用しない、でも相手は薬を服用している、このパターンだとやっぱりイヤですよね。
なので、トータルで考えると、薬の服用はプロフィールに書いておいたほうがいいのかもしれません。当然、お見合いが組めないことが多いし婚活も時間がかかりますが、それを覚悟の上で婚活するしかないでしょう。
逆に、あとでカミングアウトして破局になったら余計自分を追い込みますよね。
ただ、プロフィールに書くのであれば、書き方は重要です。
「薬を服用しています」だけだと怖いので、「お相手にウソはつきたくないし傷付けたくないので正直に書きますが…」という言葉があったほうがまだ誠実性はあります。
もし、隠すのであれば隠し通すという手もあるでしょう。
借金
正直、借金の有無に関してはウソをつけるので誤魔化せるのですが、これも相手によります。正直に告白する・しないにしても、１日でも早く完済することを目指したほうがいいでしょう。
家族のこと
家族のことで事前に伝えておくべきことがある人も多いです。
特にこれからは介護問題。晩婚化の今、なんといってもコレです。
まだ真剣に考えられていない方は一度、ご家族と真剣に話し合うことをオススメします。婚活は相手とも向き合う、家族とも向き合う必要があります。
また、重たい話になってしまいますが、相手または自分の親や兄弟が自殺をしてしまった、事故で亡くした、行方不明というケースもあります。
この場合、結婚前に話さなきゃいけないことなのか、というと、かなり難しいですが、もし話さないであとから話すことになっても、自分に寄り添ってくれる相手をそもそも選ぶべきだと思います。
例えば、今述べた
など、相手に正直に伝えたら感情的になる人もいます。
「なんでもっと早く言ってくれなかったの！？」
「どうして隠してたの！？」
「騙してたの！？」
これは結婚相手としては、微妙ですよね。
もしあなたが話さなきゃいけないことがあって勇気を出して話したとします。そのときにどんな言葉が欲しいでしょうか？
「辛かったね」
「話してくれてありがとう」
「もっと詳しく知りたい」
そんな寄り添ってくれる言葉が欲しいのではないでしょうか。逆も同じです。
あなたの相手が正直に話してくれたことに対して感情的になるのではなく、寄り添う姿勢が大事です。それが、相手の立場になって考えることです。
私はまだそこまで人間ができてない
という人もいると思います。
だから、常に学ぶ姿勢を持ち、人間力を高めていく必要があるのです。
婚活はアラフォーの方がメインです。20代前半であれば、そこまでお互い事情を抱えていません。なぜなら、まだそんなに生きてないから。
でも、30年以上生きればお互いなんだかんだいろいろあります。そういうものですよね。
その現実を分かって婚活するのとしないとでは婚活の中身が全然違ってきます。
世の中キレイ事ばかりじゃないですよね。
一番手っ取り早いのは、人間力を高め、受け入れられるような人間になることです。
あなたは相手のカミングアウトを「気にしない」と受け入れられるような器を持っていますか？まだだとしたら、なにが必要でしょうか？
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