価値観の違いで結婚後に後悔しないために考えるべきこと

結婚を考えるとき、多くの人が「価値観が合う人がいい」と思います。婚活の場でも、「価値観が近い相手を探したい」と考える人は少なくありません。

しかし、実際に結婚してみると「価値観が違う」と感じる場面が必ず出てきます。

「性格が合う=価値観が合う」ではないため、どんなに気が合う相手でも結婚後に価値観の違いで苦しむことは珍しくありません。

  • お金の使い方
  • 生活リズム
  • 家族との付き合い方
  • 仕事やキャリアへの考え方

これらのズレが小さいうちは気にならなくても、結婚後に積み重なるとストレスになり、最悪の場合、離婚につながることもあります。

では、結婚後に「価値観の違いで後悔しない」ためには、どうすればいいのでしょうか?

このコラムでは、結婚前に価値観の違いを確認するポイントや、すり合わせが難しい価値観の種類、うまくいく夫婦といかない夫婦の違いについて詳しく解説していきます。

目次

価値観の違いで結婚後に後悔するケースとは?

「価値観の違い」と一言で言っても、そのズレの大きさによって、結婚生活への影響は異なります。小さな違いであれば、話し合いや歩み寄りで解決できますが、大きな違いがあると、毎日の生活がストレスになり、やがて不満が爆発することもあります。

ここでは、結婚後にトラブルになりやすい「価値観の違い」を紹介します。

お金に対する価値観の違い

お金の使い方は、やはい結婚生活の満足度を大きく左右します。

  • 共働きなのに、相手が貯金せずに浪費ばかりする
  • 「節約派」と「浪費派」で、日々の出費の感覚が合わない
  • どちらが家計を管理するのか決めずに結婚し、後からもめる

お金の価値観が違うと、毎月の生活費、貯金、将来設計までズレてしまうため、離婚原因の上位にも挙がる問題です。

生活スタイルの違い

結婚すると、毎日同じ空間で生活することになります。

  • 朝型と夜型で、生活リズムがまったく合わない
  • 片付けの基準が違い、家の中の散らかり具合で不満がたまる
  • 家事のやり方や分担について、意識の差があり「自分ばっかりやってる!」と不満が爆発

「価値観が合わない=毎日ストレスを感じる」となりやすいのが、生活習慣のズレです。付き合っているときは見えにくい部分ですが、結婚すると逃げ場がなくなり、問題が浮き彫りになります。

家族・親との関わり方の違い

結婚は、相手の家族とも関わることになります。ここで価値観がズレていると、結婚後のストレスが大きくなります。

  • 義実家との付き合い方が違いすぎる
  • 結婚後に「親と同居が当たり前」と言われて揉める
  • 子どもが生まれた後、どちらの実家に頼るかで意見が対立する

「結婚は二人だけの問題」と思いがちですが、実際には家族との関係が結婚生活を左右することも多いため、ここは事前に話し合っておくべきポイントです。

仕事やキャリアの価値観の違い

結婚後のキャリアについても、お互いの考えがズレていると問題になりやすいです。

  • 「仕事優先」と「家庭優先」で考え方が合わない
  • 転勤・異動がある仕事を続けるかどうかで対立する
  • 産後の働き方について、共働きか専業主婦(主夫)かで意見が合わない

例えば、「結婚後もバリバリ働きたい」と思っていたのに、相手が「専業主婦になってほしい」と考えていたら、大きなズレになります。こうした価値観の違いは事前にしっかり確認し、すり合わせておくことが重要です。

結婚後に価値観の違いで後悔しないためには、どこまで譲れて、どこが譲れないのかを明確にすることが大切

価値観の違いは100%なくせない

とはいえ、これは覚えておいてください。どんな運命的な出会いでも、価値観がピタッとハマることはありません。また、結婚後も変わることもあります。

そして、結婚前にいくらすり合わせても価値観が合わなくなることがあります。

「え、じゃあすり合わせる意味なくない?」と思うかもしれませんが、相手の考え方を知っておくことは重要です。話し合っていく中で。「どこまでなら歩み寄れるのか」「どの価値観は絶対に譲れないのか」を整理していきましょう。

すり合わせが可能な価値観の例

  • 食の好み(外食の頻度や、好き嫌いが合わなくても調整できる)
  • 趣味や娯楽(相手に押し付けなければ、それぞれの時間を楽しめる)
  • 家事のやり方(ルールを決めたり、家電を活用することで解決できる)

こうした価値観の違いは、お互いの努力や話し合い次第でうまく調整できるものが多いため、妥協できる範囲を広げることが大切です。

すり合わせが難しい、譲れない価値観の例

  • 金銭感覚(浪費家vs倹約家 では衝突が絶えない)
  • 子育ての考え方(教育方針がまったく違うと子どもが混乱する)
  • 宗教・信仰の違い(お互いの信念が根本的に異なると対立しやすい)
  • 仕事やキャリア観(仕事の優先度や転勤の可否などは生活を大きく左右する)

これらの価値観は、後から変えるのが難しく、結婚後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する原因になりやすいです。

婚活中に価値観チェックをする方法

価値観が合うかどうかを見極めるには、婚活の段階で次のような質問をしてみるのが効果的です。

生活スタイルの確認

  • 「休日はどんな風に過ごすことが多いですか?」
  • 「3連休があったらなにをしたいですか?」
  • 「長期休みはなにがしたいですか?」
  • 「何時くらいに寝て何時くらいに起きますか?休日は?」

→生活リズムや価値観のズレをチェック

お金の使い方を知る

  • 「普段の買い物は、どんなものを書いますか?」
  • 「最近買った高いものは?」
  • 「ボーナスはいつもどんな使い方をしていますか?」

→貯金志向か、浪費志向かを知るヒントになる

家族・親との関係を探る

  • 「実家とはどのくらいの頻度で連絡を取っていますか?」
  • 「ズバリ、仲は良いほうですか?」

→親との距離感が結婚後のストレスにつながることも

将来のキャリア観を話す

「仕事と家庭のバランスって、どんな風に考えていますか?」
「将来の夢はなにかありますか?」
「仕事を辞めたいと思ったことはありますか?」

→結婚後の働き方や、転勤・独立の可能性をチェック

価値観の違いを完全になくすことはできませんが、事前にしっかり確認し、すり合わせの努力ができるかどうかが、結婚後の満足度を左右します。

価値観が違う相手とうまくいく夫婦とうまくいかない夫婦の違い

価値観がすべて一致する相手を探すのは現実的ではありません。むしろ、価値観が違っても、それを乗り越えてうまくやっていける夫婦と、うまくいかない夫婦がいるのが現実です。

では、その違いはどこにあるのでしょうか?

価値観が違ってもうまくいく夫婦の特徴

1.価値観の違いを「否定せずに受け入れる」

価値観が違うことは悪いことではなく、「そんな考え方もあるんだね」と受け入れられるかがポイントです。

  • 「私はこう思うけど、あなたの考え方もわかるよ」と伝えられる
  • 価値観が違っても、相手の立場を尊重する気持ちがある
  • どちらか一方の価値観に無理に合わせるのではなく、お互いに歩み寄る努力をする

2.価値観が違う部分を補い合える

お互いの違いを「短所」ではなく、「お互いを補うポイント」と考えられる夫婦はうまくいきます。

  • 「計画派 × 行動派」 → 片方が慎重派、もう片方が即行動タイプなら、バランスが取れる
  • 「節約派 × ちょっと贅沢派」 → どちらかが締めすぎず、もう一方が散財しすぎない関係なら、ほどよい金銭感覚になる
  • 「インドア派 × アウトドア派」 → 交互に相手の趣味に付き合うことで、新しい楽しみ方が増える

価値観が違うとうまくいかない夫婦の特徴

1.「相手を変えよう」とする

  • 「こうあるべきでしょ?」と価値観を押し付ける
  • 相手の考えを認めず、「自分が正しい」と思い込む
  • 価値観の違いを楽しむ余裕がなく、すぐにイライラする

「相手を変える」ではなく、「違いを受け入れる」ことが大切なのではないでしょうか?

2.価値観が違うことに無関心で、話し合いができない

  • そもそも「価値観の違い」に興味がなく、話し合いをしない
  • 「そのうちなんとかなる」と放置し、問題が大きくなってから対立する
  • 結婚前にすり合わせをしなかったため、結婚後に「こんな人だったの?」となる

価値観の違いに気づいたら、そのままにせず「どうすり合わせるか」を話し合うことが重要です。

価値観の違いは、夫婦にとって避けられないもの。違いをどう受け止め、どう歩み寄るかが、結婚後の幸せを左右します。

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この記事を書いた人

小崎真作のアバター 小崎真作 婚活KOKO 執行役員

2020年、奥さんが壮絶な不妊治療を経て妊娠。切迫早産の危険性があり転院や入退院を繰り返したのち、無事娘を出産。
2023年、再び奇跡が訪れたが再度切迫早産の危険性があり奥さんが2ヶ月入院しその間ワンオペを経験。無事息子が誕生。現在は2人の子供の育児と仕事に奮闘中。

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