友達の紹介で結婚を企む危険性

友達や知人に「だれかいい人を紹介してほしい」と言ってセッティングしてもらってお付き合いに発展し結婚する。

これは簡単そうで実は難しい。たしかに、知っている人からの紹介だったらなんかいけそうな気がしますよね。仮に交際に発展したとして、もしトラブルが発生したら間を取り持ってくれそうなイメージがありますよね。

読者の方の中にも友人に紹介をお願いしているという方もいるでしょう。

でも実際は人の紹介を頼りにするのは難しい。そもそも、紹介の概念を疎かにすると結婚生活がうまくいかなくなります。

今回は人を介す紹介の本質をお伝えします。ハッとする方も多いと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

友達や知人の紹介で結婚したほうが得?

昨今、結婚するための手段はいろいろあります。

  • 結婚相談所
  • マッチングアプリ
  • 合コン
  • 婚活パーティー
  • 街コン
  • 紹介
  • SNS
  • メタバース
  • ゲーム

などなど、どれを取っても必ずメリットデメリットはありますが、異性と出会うための手段はいろんなものがありますよね。

では、この中で一番ラクなものはどれかというと、人の紹介です。

結婚相談所やマッチングアプリ、合コン、婚活パーティーなどは少なからず出会うためにお金も時間も必要です。

SNSやメタバース、ゲームなどはそれほどお金がかかりませんが、相手の年齢や相手が独身かどうかも本当に異性なのかどうかも分かりません。

神経をかなりすり減らせることになるでしょう。実は相手は14歳だったなんてこともあるかもしれませんよね。

一方、友人や知人に紹介を頼むことはお金がかかりません。既婚者を紹介されるなんてこともないでしょう。

また、マッチングアプリでよくあるドタキャンも少ないハズ。

そこには、「せっかく紹介してもらったんだから」という責任が生まれるからです。紹介してもらった人の顔を立てなければいけません。

なので、セッティングしてもらったら初めて会うときはスムーズにいくでしょう。

そう考えるとやっぱり、人の紹介に頼ったほうが出会いはラクです。

婚活でみんなが苦労している中、自分だけラクできたら優越感にも浸ることができます。

ただ、実際あなたが紹介をお願いするとなると結婚までは険しい道のりになるでしょう。

紹介で結婚が難しい5つの理由

条件が合わない

恋愛ならそこまで条件を気にしなくていいですよね。でも、「結婚したい!だからいい人を紹介してほしい」の場合だと、「じゃあどんな条件の人がいいの?」という話になります。

友人は相手側の要望も聞かないといけません。もはや、友人はカウンセラーになってしまいます。

紹介で条件を合わせることは至難の業

期限がない

私には時間がないの!今月が決算みたいなもの!だから月末までに1人は必ず紹介して!

まさかこんなことを友人や知人に頼めるワケがありません。もしも、こんな言い方をしてしまったら縁が切れるかもしれませんよね。

紹介には締切を作れない

これは時間のない人からしたらけっこう致命的です。でも、締切を作るのは難しいですよね。

「本当は1日でも早くいい人を紹介してほしい!」というのが本音だと思いますが、「いついつまでに!」とは頼めません。

友人や知人も暇ではない

当然ですが、友人や知人にも仕事があり、日常があり、暇ではありません。

あなたのことを最優先にして紹介できるように動く。そんな人はまずいないでしょう。

仮に10人に「だれかいい人を紹介してほしい」と頼んだとします。おそらく、本当に動いてくれるのは1人いるかいないか。そんなものですよね。

友人や知人に罪悪感を抱かせることもある

仮に、友人や知人の紹介で交際に発展したとします。でも、実は相手が暴力を振るう人だった。

この場合、紹介してくれた人は罪悪感にさいなまれるでしょう。

そうなると、「紹介するのは怖いからもう辞めておこう」となりますよね。下手したら、友人との間に亀裂が入るかもしれません。

本音が言えない

紹介してもらった手前、文句が言えなくなります。

たとえば、セッティングしてもらって会ったとします。でも、全然ダメだった。友人に「ごめん、全然ダメだったわ!あの人は顔がタイプじゃない。もっと爽やかなイケメンがいい」と本音を言えますか?

こんなこと言ったら、

せっかく紹介したのになんでワガママ言うの?そんなワガママで人の気持ちを考えないから結婚できないんだよ

なんだとー!

とケンカになるでしょう。

友人や知人に紹介を頼む
これは2人の関係性が壊れるリスクがある

結婚相談所に入会したのに紹介してくれない?

「結婚相談所に入会したのにだれも紹介してくれない」という不満をたまに聞きます。たしかにお金を払ったんだから、いい人を紹介してほしいですよね。

でも、この不満はけっこう問題だったりします。

あなたはこの不満のなにが問題か分かりますか?

結婚はだれでもできるけど、だれでもできるものじゃない

まず、結婚は不思議なもので、なにも資格や免許を取らなくてもだれでも結婚できます。道端で声をかけて止まってくれた人とそのまま婚姻届を出したらあなたは今日中にでも結婚できてしまいます。

でも、結婚が長続きするかどうか、幸せになれるか、幸せが続くかどうかは全く別の話ですよね。

つまり、結婚はだれでもできるけどだれでもできるものじゃないということ。

そもそも、あなたは結婚できるほどの魅力を持っていますか?人を幸せにする力があると思いますか?

もしも、これにYESと答えることができる人は素晴らしいと思いますが、YESと答えた理由を教えてください。

YESと答えた理由が出てきたら、それをじゃあ担当カウンセラーやお見合いする人に伝えることができていますか?

ここまでの質問をしてすべてにYESと答えられる人はいないでしょう。

人に紹介を求める以前に、紹介に値する人間でないといけないということ

これが大前提です。結婚をしたいから結婚できるのではないのです。結婚できる人になったら結婚するんです。

紹介してほしい人が紹介を生むためのステップ

すべてにYESと答え、理由を言えるようになりましょう。

STEP
あなたは結婚できるほどの魅力を持っていますか?人を幸せにする力があると思いますか?
STEP
YESの場合、理由を教えてください。
STEP
その理由を他人に上手に表現できていますか?

仮に、カウンセラーやお見合い相手に暴言を吐く人がいたとしましょう。

そんな人に紹介できると思いますか?結婚をなんだと思ってるんだと思いませんか?

そんな人は相手を不幸にするだけ

結婚の本質からズレています。

紹介で結婚するための方法

紹介で結婚するのはなかなか難しいという話をお伝えしましたが、千葉県ではこんなデータがあります。

【全国10,176名の既婚男女にアンケート】

引用:ナイル株式会社

なんと、出会ったキッカケは「知人・友人からの紹介」が一番多かったというのです。しかも、43.9%!

これにはビックリです。

では、どうすれば知人友人からの紹介で結婚できるようになるのでしょうか?本質を交えながら3つのポイントをお伝えします。

紹介の本質を理解する

あなたが浮気性で有名な人から「だれかいい人を紹介してほしい」と頼まれたらどうしますか?殺人で捕まった前科持ちの人から「だれかいい人を紹介してほしい」と頼まれたら?

普通は紹介しないですよね。

では、今日知り合った人から「だれかいい人を紹介してほしい」と頼まれたらどうしますか?

おそらく、どんな人か分からないから紹介できないですよね。

じゃあ逆にどんな人だったら「頼まれたから紹介してみようかな」という気になりますか?

なにか与えてもらった経験がある人や人としてステキで尊敬できる人ではないでしょうか。

人として感動する部分がないと紹介できない

そもそも、人としていい人ではないと「頼まれたから紹介してみようかな」という気持ちになりません。

そんなことも考えずに、「だれかいい人を紹介してほしい」はクレクレ君であり、人のものを奪い不幸にするテイカーの可能性大です。

その悪いクセを直さないと結婚後に相手を苦しめることになり、そこから不満が生まれ、ケンカになり、愛情がなくなり、離婚に至ります。

紹介する側の気持ちを考える、つまり、相手の立場になって考えること。これは本当に大事です。

知人友人から紹介してもらえる人を目指す

たとえば、あなたがたまたま入った飲食店で、感動するほど美味しいものを食べたとしましょう。あなたはどういうアクションを取りますか?

おそらく、周りに教えたくなったり、口コミを書いたりするのではないでしょうか?

感動するほど美味しかったら、紹介したくなりますよね。「ぜひ紹介してください!」とお店に言われなくても紹介したくなると思います。

この心理は人間にも働きます。

お世話になっている。メチャクチャいい人。素敵な人。そんな人が「結婚したい」とボソッと言っていた。

「だれかいい人いないかな?周りにも聞いてみようかな」という心理になりますよね。

つまり、「だれかいい人を紹介してほしい」と頼むのではなく、周りから勝手に「こんな人がいるけどどう?」と紹介してもらえるような人を目指しましょう。

そんな人が本当にいい人です。

じゃあ周りから勝手に「こんな人がいるけどどう?」と紹介してもらえるような人はどんな人だと思いますか?

そういう仕組みが生まれるようにするためには、どんな人付き合いをすればいいと思いますか?

婚活は結婚するための準備として行動する

実は、多くの人に欠けている視点がコレです。

婚活は結婚するための準備期間

先ほどもお伝えしたように、「結婚したい!」と思っていても結婚はできません。「結婚したい!」と思って結婚の準備ができた人が結婚に至ります。

あなたはただ出会えれば結婚できると思っていませんか?紹介してもらったら結婚できると思っていませんか?

結婚するために、あなた自身を整えていくことを忘れないでください。

では、

今日からあなたはなにをしますか?

まとめ

人の紹介で結婚できればそれが一番です。でも、そもそも紹介は難しいこと。紹介で結婚したいのであれば、しなければいけないことをお伝えしました。

結婚相談所の活動が甘くないように、紹介も甘くありません。ラクをしたい気持ちも分かります。

でも、もしラクして結婚したいという気持ちがあるのであれば、それは目先の結婚だけしか見えていないということになります。

明らかに難しいのは、結婚前よりも数十年と続く結婚後。

結婚後も幸せが長続きするようになるためには、なにが必要だと思いますか?どんな人であるべきだと思いますか?

紹介の本質を見誤らないようにしましょう。

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この記事を書いた人

小崎真作のアバター 小崎真作 婚活KOKO 執行役員

2020年、奥さんが壮絶な不妊治療を経て妊娠。切迫早産の危険性があり転院や入退院を繰り返したのち、無事娘を出産。
2023年、再び奇跡が訪れたが再度切迫早産の危険性があり奥さんが2ヶ月入院しその間ワンオペを経験。無事息子が誕生。現在は2人の子供の育児と仕事に奮闘中。

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