結婚相談所にとって一番都合のイイ会員とは？【カモさんおいで】

いまや多くの結婚相談所が日本中に存在し、大小様々な規模の相談所があります。

おそらくすべてを合わせると1万は超えると思いますが、それだけ求められているということになります。

正確にいうと、結婚相談所に需要があるのではなく、出会える仕組みやシステムに需要があるのですが、毎週末、全国各地のホテルのラウンジでお見合いが組まれています。

婚活KOKOの会員さまも本当によくがんばっています。

今回はそんな中で、結婚相談所にとって一番都合のいい会員についてお伝えします。

あなたはどんな人が相談所にとって都合の良い人になると思いますか？

結婚相談所にとってラクな会員とは

結論から先にいうと、恋愛してくれる人です。

恋愛してくれる人は、結婚相談所にとってメチャクチャ都合が良いです。

なぜかというと、ホウレンソウもなしに、勝手に進めていってくれるからです。

相手のことが好きになる→のめり込む→毎日が楽しくなる→早く一緒に住みたくなる

これで相手も自分のことを好きになってくれた場合、成婚まではさらに早くなるでしょう。

この場合、サポートがいらないので、カウンセラーとしてはメチャクチャ楽です。

そりゃ〜勝手に進めていってくれるのであれば、どうぞどうぞという感じになりますよね。

なので、不思議なことに恋愛をしたい人は多いと思いますが、恋愛をしたらしたで、結婚相談所にとっては都合のよい会員になってしまうのです。

婚活で恋愛を求める危険性

そのため、結婚相談所としても恋愛をしてもらったほうがいいので、恋愛を促すこともあります。

たとえば、

「あなたはまだ運命の人に出会えていないだけ」
「もっとお見合いしていきましょう」
「あなたは悪くない。相手が悪いだけ」

これを言っていれば、会員さまはとりあえず活動はしてくれますよね。

このアドバイスは間違ってはいないと思います。

でも、本質的な解決方法ではありませんよね。

このような表現を発信すると、「そっかー、恋愛できる相手を探してはダメなんだ」と解釈する方がいますが、恋愛が悪いわけではないのです。

「恋は盲目」といいますが、恋愛してしまうと理性が働かず、相手の良いところばかりを見てしまい、悪いところや現実的な問題を無視してしまう傾向があるから注意してくださいという意味なのです。

恋愛で失敗してしまった会員さまの例

以前にもこんな会員さまがいました。

カウンセラーが「この人は辞めておいたほうがいい」とアドバイスしました。

でも、そのアドバイスを会員さまは聞きませんでした。

なぜかというと、相手のことが好きだったからです。

こちらから「あれは大丈夫ですか？これは確認しましたか？」と聞くと、「大丈夫」しか言わず、ホウレンソウもしなくなりました。

終いには、「擦り合わせはした」ということでそれもどこまで本気でやったのか分かりませんが、成婚退会したいということで退会されました。

最後までこちらは「本当に大丈夫なんですね？」と確認を取りましたが、本人が「いい」と言うので止める理由がありません。

その後、どうなったかというと、数ヶ月後にダメになったということで再度入会されました。

彼女は相手のことが好きだった期間は幸せだったと思います。

でも、好きだけでは乗り越えていけないのが結婚なんです。

恋愛がしたいのであれば自由ですが、やはり、恋は盲目。

見えなくなってしまうのです。

恋愛と結婚の関係性

ただ、婚活している方は、ぜひ覚えておいてください。

だれもがロマンチックな恋を求めています。
一度はドラマチックな恋愛をしたいと思っています。

だから、恋愛をして結婚する。

これが一番です。

だからこそ、自分のことを好きになってもらおうと一生懸命になることが婚活では求められています。

相手の感覚をバグらせるくらい惚れさせ、時には大胆になったほうがいいです。

お互いがお互いのために一生懸命になる。そして、好きになる。

これが一番の理想です。

カウンセラーとしても、会員さまに恋愛してもらってウキウキワクワクで成婚退会してもらったほうがいいに決まっています。

恋愛と結婚は別ですが、相手から恋愛対象としても結婚対象としても見てもらえるように努力する

これは鉄則です。

でも、「ちゃんと作業面を進めていきましょうね」というのが婚活です。

感情だけで相手を選ぶのは10代の恋愛。もっと現実的に結婚を考えなければいけません。

あなたが結婚に失敗したくないのであれば。

結婚相談所のカモにならないために

先にもお伝えしましたが、婚活している方の本当の本音は「恋愛も一緒にしたい」です。

でも、面白いことに会員さまに恋愛をしてもらったら、結婚相談所にとっては都合が良くなります。

結局、会員さまも恋愛をしたら、カウンセラーの話なんて聞きません。

ただ、もしも

あなたはまだ運命の人に出会えていないだけ
もっとお見合いしていきましょう
あなたは悪くない。相手が悪いだけ

このような助言がカウンセラーから続くのであれば、「ちょっと待てよ…私に恋愛をさせたがってるな？」と一度怪しんだほうがいいです。

アドバイスというのは時と場合によって変わるので一概には言えませんが、チープなアドバイスが続くのであれば、冷静に自分がいる状況を整理しましょう。

一番大事にしてほしいのはあなたの時間です。なぜなら、あなたの結婚だからです。

あなたの結婚がすべてなのです。

そのために、お金と時間を使っているのですから。

結婚相談所の使い方がカギ

なんでもそうですが、プレイヤーがどう使うが結局のところカギなのではないでしょうか？

たとえば、包丁。

上手にキレイに野菜を切る人もいれば、「全然切れな〜い！指切ってイヤになる〜」という人もいます。

これは果たして包丁に問題があるのでしょうか？

レシピもそう。

肉じゃがのレシピがあったとして、それを見ながら上手に美味しく作れる人もいれば、全然美味しくない肉じゃがを作ってしまう人もいます。

大学もそうで、せっかく入った大学だからといってしっかり勉強して学んだことを活かす人もいれば、「夢のキャンパスライフだ！」といって遊び尽くして大学４年間腐った生活を送る人もいます。

婚活パーティーも自分のモノにする人もいれば、「全く意味がなかった」とボロクソに言う人もいます。

結婚相談所も仕組みを上手に活用する人もいれば、「いい人がいない」とツバを吐く人もいます。

結局、利用するプレイヤー次第ということになります。

これを読むあなたは上手に結婚相談所を活用してください。もし今できていなくてもこれから上手に活用しましょう。

まとめ

結婚相談所の役割は、出会いの機会を提供し、成婚に至るまでのサポートを行うことです。

でも、会員が恋愛をし勝手に進めてしまうと、相談所としては手間が省けるため、都合が良くなります。

恋愛は盲目になるので、理性を失い現実的な問題を見逃してしまうことがあるため、慎重に進める必要があります。

大いに人を好きになる準備をしてください。でも、今回の内容を絶対に忘れないでください。

婚活はバランスが重要！

感情面と作業面両方を進めていき、冷静に状況を見極めることが求められます。