夫婦円満、婚活の交際、職場の人間関係など、これから先絶対に覚えておいてほしいたった1つの人間関係構築術
あなたは今回の話を聞くと驚くほどの新しい視点と思考を持つことができるでしょう。
今までには考えられなかったアイデアが浮かぶようになります。
人間力が高まり、懐が深まっていき、「本当の優しさ」を持てるようになります。
あなたの見える世界がスパーンと広がり、生きる世界がガラッと変わるでしょう。
楽しみにしていてください。
婚活をしていて
ということはありませんか?
婚活以外の場面でも
ということってありますよね?
コレ、なんでこんなことが起きてしまうのかというと、生きてきた環境や育ち方、考え方が全然違うからですよね。
それは分かると思います。
でも、もう1つ、人と人とが分かり合えない大きな原因があります。
それは
「抽象度」です。
なんのことかサッパリ分からないと思いますので解説していきます。
今はピンと来ないと思いますが、この話が自分の中にストーンと落ちると本当に世界が変わります。
2種類の抽象度
まず、「具体的」と「抽象的」という言葉がありますよね。
具体的というと、例えば、
38歳独身の身長150cm体重48kgの女性
コレを抽象的な言葉で表すと
「アラフォー」とか「女性」とかの言葉になります。
他にも、
このダイエットは痩せます(本当は痩せますと表現してはダメですが分かりやすい例として)
この抽象的表現を具体的にすると、
このほうれん草ダイエットは1週間で2キロ痩せます
具体的になりましたよね。
婚活で例えるなら、
これは抽象的でボヤッとしていますが、
このような表現にすると具体的になりますよね。
どの言葉もどの表現も、もっと抽象的にすることができるしもっと具体的にすることもできる
この具体と抽象の関係を図で表すとこのような図で表現ができます。
具体的が下にあって、抽象的が上にあるようなイメージがお分かりいただけますか?
ここの理解ができないと今回の話はチンプンカンプンになってしまうので、もしまだ分からないよという方は分かるまでイメージしてみてください。
分かりやすくイメージするために1つ問題を出します。
・白米
・シャケ
・味噌汁
・納豆
・目玉焼き
この5つの共通点はなんだと思いますか?
少し考えてみてください。
など、いろんな共通点が出てくると思いますがどれも間違いではありません。
では、もっと抽象度を上げるとどんな共通点が挙げられますか?
おそらく、
「食べ物」というキーワードが出てくるのではないでしょうか?
・白米
・シャケ
・味噌汁
・納豆
・目玉焼き
これらは、
これらの共通点を持ち、
という共通点もあるということが分かりますか?
簡単な図で表すとこうです。
あとは例えば、子供との会話をイメージしてみてください。
例えば、3歳児に「今日はなにしてたの?」と聞くと、
あおいちゃんと水浴びしたの
と答えます。
でも、10歳の子供に「今日はなにしてたの?」と聞くと、
友達と遊んでいた
と答えます。
言葉の抽象度が上がるんです。
自然と、質問した人には友達の名前を言っても分からないと思って、「あおいちゃん」が抽象度が上がり、「友達」になります。
これが「具体」と「抽象」で、この具体と抽象はだれでも持ち合わせているものです。
(しかし、人それぞれレベルが違います※あとで詳しく解説します。)
図で表すとこのようなイメージです。
さらに、
この具体と抽象があることで
などが生まれます。
ここからさらに、自分以外の世界でも当然のように具体と抽象が存在します。
ここで着目すべきポイントは、
という点です。
人はだれかに伝えて生きていて、人は自分以外の世界から伝えられて生きています。
言葉のキャッチボールをイメージしてみてください。
交際相手でも夫婦間でも必ず言葉のキャッチボールをしていますよね。
ということは、関係性を表すとこのような図になります。
ここまでもし分からないよ、ということであれば何度も読み返してみてください。
人間には抽象度レベルが存在する
自分の世界の中には抽象度レベルがあり、抽象度レベルが低ければ低いほどより具体的になります。
逆に、抽象度レベルが高ければ高いほど抽象的になります。
同じように、相手にも抽象度レベルがあります。
冒頭にも出てきたように、
「なぜ人と分かり合えないのか」
「なぜ自分の言っていることが伝わらないのか」
「相手のことがなんで分からないのか」
これは、抽象度レベルが合っていないからなんです。
例えば、職場で、
上司が部下に「これはこうやるんだよ。なんで俺の言っていることが分からないんだ!」と怒る。
よくある光景ですよね。
これはお互いの抽象度レベルが合っていないからなんです。
「この資料をまとめておいて」と上司が部下に指示したとします。今まで資料をまとめたことがない部下はなにをどのようにまとめればいいのか分からないですよね。
言い方を変えると、上司の抽象度レベルがどこの世界のことを言っているのか分からないんです。
で、がんばって作ってみました。
でもそれを「全然違う!これはこうやるんだよ。なんで俺の言っていることが分からないんだ!」と上司に怒られる。
それはそうです。
最低の指示を出していたから。
どうすればいいかというと、
この資料を3ページにパワポでまとめておいて。色は3色。グラフも使って。コレを参考にしてみて。明日までにお願いね。
こうすると、抽象度レベルがお互いズレないことが分かりますか?
参考のものを部下に見せると、部下の抽象度レベルが上がりますし、「3ページ」や「明日までに」という具体的な指示が出ています。
本当は、初めて資料をまとめる人にはもっと具体的な指示を出す必要がありますが、抽象度レベルが合っていないからミスコミュニケーションが起きます。
もちろん、部下も部下で、上司のイメージ(抽象度レベル)を1回確認しないといけません。
他にも先日、Twitterでこんなことが話題になりました。
Z世代に「白紙のコピー用紙を50枚持ってきて」と頼んだら、50枚の白紙コピーを設定してプリントアウトしてきた。
これはつまり、
コピー機で50枚を空印刷してきたということなんですが、なぜこんな珍事件になるかというと、お互いの抽象度レベルが合っていないからです。
「白紙のコピー用紙を50枚持ってきて」
これはたしかに抽象度レベルが低く、具体的ですよね。
おそらくほとんどの方が、白紙のコピー用紙をそのままの状態で50枚持って行くと思います。
しかし、このZ世代は違いました。
おそらく、「コピーした白紙のものを50枚持っていく」と認識したのでしょう。
白紙のコピー用紙をそのままの状態で50枚持って行くという概念を持っていなかったのです。
これはどちらが悪いですか?
Z世代が頭悪いように見えますか?それとも指示が悪かったですか?
どちらも悪くないんです。
ただ、抽象度レベルが合っていなかっただけ。
他にも、著名人がメディアで「〇〇は××だ」と発言することってあると思います。
例えば、以前、ZOZOの創業者前澤さんがTwitterでお金配りをしました。
「世の中を良くするためにお金配りをします」(もちろんいろんな理由があったと思いますが)
これは抽象度レベルが高く方向性を示しています。
でも、抽象度レベルが低く具体だけしか見ていない人は、「そうじゃないだろ」と否定します。
「もっとこうしろよ」
「俺にも金をくれ!」
具体レベルのみで捉えている人はこう言います。
話が噛み合うわけないですよね。
抽象度が高い目標は志が高く、具体性が高い目標は現実的
これは婚活にも同じことが言えます。
例えば、
幸せに結婚したい!
よりも
1年以内に結婚したい!だから、2ヶ月後には仮交際3人欲しい。そのためにはお見合いをこの2ヶ月で20件しなきゃいけない!
こちらの表現のほうが現実的ですよね。
豊かな人間関係を築くための絶対条件
世の中には3種類の人間がいます。
抽象度が高く、抽象のみの世界で生きている人
抽象度が低く、具体のみの世界で生きている人
この2種類の人間は、お互い抽象度が違うので残念ながら分かりあうことができません。
例えば、アリというのは人間からしたら小さく、かなり細かく小さい世界で生きていますよね。
人間には見えない世界です。
視点も違えば思考も違います。
これは言うならば、具体のみの世界で生きています。
でも、私たち人間はアリからしたら超抽象度が高い生き物です。
あなたが今見ているスマホだってアリからしたらただの物体でしかないと思いますし電車の中やディズニーランドの世界はアリには見えていないですよね。
アリからしたら私たちは抽象のみの世界で生きています。
では、アリと人間は分かり合えますか?
ムリですよね。むしろ、人間がアリを踏み潰しているくらいです。
でも、世の中には3種類目の人間がいます。
それは、
具体と抽象を往復できる人間
です。
抽象度高く物事を見ることができるし考えることもできる。
同じように抽象度低くして具体的に物事を見ることができるし考えることもできる。
上下運動をして世界を見ることができる人が3種類目の人間です。
具体のみの世界で生きる人
抽象のみの世界で生きる人
具体と抽象の往復の世界で生きる人
この具体と抽象の上下運動ができ、かつ、「伝える・伝えられる(キャッチする能力)」がきちんとできる人になると、
スパーンと世界が広がり、ガラッと世界が変わります。
ここで結論を言うと、
具体と抽象の往復の世界の住人になると人間関係で困ることが一切なくなります。
夫婦のどちらかが具体と抽象の往復の世界の住人だと夫婦円満になります。
信じられないと思いますが、婚活に例えて解説していきましょう。
婚活で例えるなら
人は普段、自分が生きている世界の価値観で判断しています。
例えば、話が抽象的すぎる人。
お見合いの場で、
このような抽象的な表現が多いと受ける側は、熱量がこもっていないように見えたり、話の内容がピンと来なかったりします。
逆に話が具体的すぎる人。
具体的な表現が多いと受ける側は、細かいなぁという印象を受けたり聞いてもいないのに話されるので、「ムダに話が長くて・・・」と感じたりします。
コレは自分が生きている世界の価値観で判断していてバイアスがかかっています。
コレはお互い様で、話をするほうは、相手は自分の抽象度レベルと同じだと思って話します。
つまり、
自分の話は通じる、自分の話は分かってもらえるハズだと思っています。
でも、自分にも抽象度レベルがあるように相手にも抽象度レベルがあります。
そして、
自分の世界から自分以外の世界に伝えるということをお話ししました。
自分以外の世界から自分の世界に伝えられるということもお話ししました。
つまり、相手が好む抽象度レベルを考慮して伝えると相手には伝わるということです。
これが「思いやり」です。
でも、普通の人はできません。
具体と抽象の世界があることを知らないし伝える技術もありません。
だから、お互い分かり合えないのです。
男女なんてそもそも分かり合えないんです。
でも、どちらかが一方、「具体と抽象の往復の世界の住人」になるとうまくいきます。
なぜなら、
具体と抽象の上下運動ができるようになると相手に愛情を持つことができ、お互いに愛情を育むことができるようになるからです。
この愛情が「包容力の正体」です。
ここで一度まとめます。
・具体と抽象の世界が存在する
・話や価値観が合わないのは抽象度レベルが合っていないから
・3種類の人間
具体のみの世界で生きる人
抽象のみの世界で生きる人
具体と抽象の往復の世界で生きる人
・自分が普段生きている世界の価値観で判断しようとするのは危険な行為
・相手が好む抽象度レベルを考慮する
夫婦円満の秘訣も婚活も人間関係の構築もこのたった1つに集約される
これから意識してほしいことは、
具体と抽象の上下運動です。
これができると解釈の自由度が劇的に高くなります。
「失敗は成功の1つ」
という考え方がありますよね。
これは抽象度が高く、成功をゴールに設定しているので失敗も手段の1つだよね~という考え方ができます。
でも、抽象度高く捉えることができない人は、失敗する度に立ち止まり悩んでしまいます。
「これのどこかが成功の1つなんだ」という考えになってしまいます。
忘れてはいけないことは、私たちには自分の見えていない世界が存在しているということです。
自分には見えていない世界が存在する
でも、どうやら私たちは理解ができないと拒否反応を出してしまうようです。
ひどい例だとそれが誹謗中傷に繋がりイジメに発展します。
では、自分の世界と自分以外の世界を結びつけるものはなにか
それは「思いやり」だと思っています。
思いやりがあると自分と自分以外の世界を結ぶことができます。
逆に思いやりがないと、自分から伝えることができず、自分以外の世界から伝えられることもなく、自分と自分以外の世界が結ばれません。
例えば、
という男女の会話。
男女両方が質問することもあるし答えることもありますよね。
で、だいたい
「なんでもいいよ」が一番困るよ
と質問したほうが答えます。
この会話の場合、
「今日なに食べたい?」
これは抽象的な言葉ですよね。
その質問に対して
「なんでもいいよ」
これも抽象的な言葉ですよね。
ある意味、同じ抽象度レベルの会話にはなっていますが、
「今日なに食べたい?」と質問する側は「◯◯が食べたい」という具体的な回答が欲しいわけですよね。
つまり、
抽象度が高い質問をしているのに具体的な答えを求めているのです。
これはある意味自分勝手な質問ですよね。
人間関係にもよりますが、「今日なに食べたい?」と聞いて「駅前のお肉屋さんの唐揚げが食べたい」と具体的に答えられる人は極めて少ないでしょう。
逆に、「駅前のお肉屋さんの唐揚げが食べたい」と具体的に答えたら「なんてワガママなんだ!」と思われてしまいます。
まだ関係性が浅い交際関係でもそうですよね。
自分が「今日なに食べたいですか?」とLINEして相手から「なんでも大丈夫です!」と返ってきたら、やる気ないのかな、なんて思っちゃいますよね。
逆に、「この前テレビで紹介されていた新宿のオムライスが食べたいです」と返ってきたら、
「コイツはクソワガママかよ!」
と思っちゃいますよね。
これが抽象度が全く合っていない会話で、お互いが勝手に解釈をし、感情を入れてしまう状況です。
順番でいうと、
そもそも抽象度が合っていないだけでどちらも悪いわけではないのに、
話が噛み合わない
↓
解釈
↓
感情
↓
判断
となります。
瞬間湯沸かし器のように感情がバッと先にくるパターンもあります。
話が噛み合わない
↓
感情
↓
解釈
↓
判断
では、どのようにしていけばいいかというと、
他にも、
というように、いろんな会話のパターンがありますが日常の些細な会話の中にも具体と抽象の世界が存在しています。
最初から「なんでもいいよ」と抽象的な言葉が欲しくないなら
ねぇねぇ、今日は□□か△△かを食べたい気分なんだけど、どう?
というふうに少し具体的な言葉を使って聞けばいいだけの話です。
「今日なに食べたい?」と聞かれた側も相手が求めている抽象度が分かれば
今日は□□か△△かを食べたい気分なんだけど、どう?
と思いやりを持ったキャッチボールができますよね?
私たちは自分が思っている以上に相手に求めているものが多く、自分が思っている以上に自分の話は通じると思っている自分勝手な人
自分の世界には抽象度があり、相手の世界にも抽象度が存在しています。
ここを繋ぐためには「思いやり」が絶対条件。
さらには、「具体だけの世界」「抽象だけの世界」ではなく、「具体と抽象の往復の世界の住人」になると、新たな視点や思考を持つことができ、職場、友達、家族、恋愛、婚活、夫婦など、あらゆる人間関係において幸せをもたらすことができるようになります。
さて、
ではこれからどのようにしていけばいいのかというと、
残念ながらここから先は、来月の『婚活必勝講座』と会員様限定コンテンツ『KOKO道場』でお伝えします。
来月の『婚活必勝講座』は明日募集します。
近日、『KOKO道場』で続きを配信します。
会員さまは楽しみにしていてください。
・もっと詳しい「具体」と「抽象」のハナシ
・具体と抽象を上下するためにはどのようにしていけばいいのか
・具体と抽象の往復の世界の住人が抱える闇
・人に伝える技術
・包容力を身に付ける方法
などなど、まだまだ秘密の内容がありますので、会員さまとは一緒に新しい世界を楽しんでいけたらと思っています。
そして、身も心も幸福感で満ち溢れる!
すべてはコレが目的です。
乞うご期待!
参考文献:細谷 功 (著).具体と抽象.dZERO社.2014.133P.