自分磨きをすればするほど理想が高くなってしまう悲しい心理
昨日のコラムを書きながら、
「この視点も書かないと逆に孤独な人が増えてしまう」と感じたので、今回は、自分磨きをすればするほど理想が高くなってしまう悲しい心理を解説します。
あなたはこのコラムを読んでいる時点で、自分の幸せに一生懸命なタイプです。
普通は婚活の勉強なんかしないし成長しようとも思いません。
多くの人は普通に婚活していればうまくいって、2,3年後には赤ちゃんがいるだろうという感覚で婚活をしています。
学ぶ、ということは素晴らしいことです。
あなたのように出会う人も学ぶことをして、自分を高める努力をすれば、もっと婚活は盛んになります。
もっと結婚する人は増えるでしょう。
ただ、残念ながらあなたのような姿勢で婚活に取り組んでいる人は上位20%くらいしかいません。
ココに実は落とし穴があります。
自分磨きをすればするほど理想が高くなる!?
男性も女性も婚活する上での常識があります。
私たち結婚相談所は、常識がない人をネタにします。
そうすると、その人のダメな部分を指摘し、「こうでなきゃいけない」と伝えます。
例えば、
男性には、
スーツでお見合いに来るべき!
女性には、
笑顔で話を聞くべき!
と伝えたりします。
この指摘を見たとき、あなたが女性なら「あぁ男はスーツじゃなきゃダメだよね」
あなたが男性なら「あぁ女は笑顔で話しを聞きないとダメだよね」
という概念を植え付けられます。
当たり前ラインが出来上がってしまう!
これが危険です。
本来、あなたが女性なら、「笑顔で話を聞くべき」
ココだけを素直に受け入れて即実践するべきなんです。
あなたが男性なら、
「スーツでお見合いに来るべき」
ココだけを素直に受け入れて即実践するべきなんです。
でも、「男性は女性に対してはこうあるべきだ!」「女性は男性に対してこうあるべきだ!」という指摘を見ると、自分の中でも勝手に「異性はこうあるべきだ!」と思ってしまいます。
つまり、
「こうあるべきだ!」という異性が現れないと物足りなくて断ってしまうんです。
なんと、婚活の勉強をすればするほど、理想が高くなっていってしまうという現象が起きてしまう
これは良くないですよね。
なにが良くないかというと、異性の当たり前ラインが勝手に上がってしまっていることさえも気付きません。
おそらくあなたは今ハッとしているでしょう。
当たり前ラインが勝手に上がってしまっていると、いくらお見合いを重ねても何年も婚活したとしても、断ることをしてしまいます。
なぜなら、当たり前ラインを越える異性は婚活をしていないからです。
幻滅しないための心得
では、どうしたらいいかというと、絶対にNGを3つ決めておくコト。
条件は最低3個〜5個という話を聞いたことがあると思いますが、逆の条件、つまり、
死んでもこんな異性とは絶対にイヤだというのを3つ決めてみてください。
女性なら例えば、
男性なら例えば、
などです。
もちろん、それぞれになんでなのかという理由も必要です。
なぜこういう人は自分は受け入れることができないんだろうと深掘りすることが大事!
ポイントは、どこかの情報から得たものではなく、自分の内から出た声を聞くことです。
私たちは意外と周りの影響を受けているので、ここは注意してほしいです。
3つが決まればそこに当てはまらない異性だったら、とりあえず先に進めるということです。
いやでも・・・
と出てくる場合、それはワガママの可能性が高いです。
婚活では相手の欠点が見えて当たり前!
婚活では結婚の話をするものなので、最初からお互い異性として見ようとします。
仕事場では、一番最初に異性と話すとき、異性として見ようとしないですよね。
でも、異性として見ようとする婚活の場では、相手のいろんなことが気になって、お互いボロが出ます。
そのボロが相手にとっては悪く見えてしまいます。
良いところも悪いところもあるのが人なので、迷ったときは、カウンセラーに相談してください。
Aさんの良いところはコレとコレとコレの3つです。でも、気になっているところは、コレとコレとコレの3つあります。どこを基準にして選べればいいでしょうか。
とカウンセラーに相談して一緒に考えていけばいいのです。
結婚するために学ぶことはとても大切です。
自分磨きもとても大切です。
ただし、学べば学ぶほど異性に対しての「これぐらいはできて当然だよね」という当たり前ラインが出来上がってしまうので、そこだけは注意してください!