「いい人」をやめたい、でも、できない
過去に、こんな方がいました。というより、婚活アルアルでもあるんですが、
男性AさんとBさんと交際をしています。
Aさんとは10回デートしていて、
Aさんは条件的には△ 生理的には◯
Bさんとは5回デートをしていて、
Bさんは条件的には◎ 生理的には△
どうしたらいいでしょうか?
というケースです。
あなたの本音はどうなんですか?と確認すると、「子作りを考えたときにBさんだとちょっと・・・」と答えました。
もうコレは答えが決まっていますよね?
でも、嫌われたくないからAさんBさんどっちにも「いい人」になっているんです。
いい顔をして、いい気配りをして、AさんBさん両方に同じ振る舞いをしていました。
本音が言えなくて、だれに対しても「いい人」になっている人は多いと思います。
そういう人は悪気がなくても、はたから見たら「いい人気取り」に見えてしまいます。
ほかにも、仮交際相手が4人いるけど、その内3週間会ってない人が3人いる。でも、嫌われたくないから一応キープしている。
みたいな人もいると思います。
人に嫌われたくない
とにかく、人に嫌われたくないから万人に「いい人」になる。
アルアルですよね。
あなたもそうかもしれないし、あなたの交際相手もそうかもしれません。
でも、結婚できるのはたった1人ですよね。
複数人と結婚するわけではないのに、なぜ複数人と結婚しようとするのでしょうか?
「いや、そういうわけじゃない」と言うかもしれませんが、嫌われたくなくて本音が言えない人は、ブラジルに住んでいる人にさえ、好かれようとしています。
本当に万人に好かれようとしています。
それって疲れませんか?
案外、人は人にそこまで興味がないものです。
人は自分にしか興味がありません。自分の人生の主人公はだれしもが自分です。
あなたではありません。
あなたにモノスゴイ影響力があるならまた話は変わってくるでしょう。あなたが芸能人やインフルエンサーなら、まだ「人に嫌われなくない」は分かります。
でも、あなたは影響力がないただの一般人ですよね。
あなたが与える影響力は、相手の長い人生の中で、ただの一瞬でしかありません。
「ごめんなさい」と言うだけで、その一言がこだまのように永遠と頭の中で鳴り響くことはないでしょう。
冒頭の結論を言うと、いい顔をやめてBさんとの交際を終了し、Aさんに集中したということになります。
ちなみに、やはり女性にとっては最後、生理的に受け付けるかどうかが、結婚の決め手になります。
だから、男性は婚活では、身だしなみを気をつけたり、清潔感を維持しないといけないのです。
こういう男性は婚活の場では、一生選んでもらえないので、今すぐ変えたほうがいいです。
それを個性と捉えて近づこうとする変人女性はいません。
アイマイな婚活
あなたは、どういう家庭を作りたくて、そのためにはどういう人がいいのか、時間を作ってキチンと考えたことはありますか?
明確に決まっていますか?
ココが曖昧だから『なんとなく婚活』になってしまうんです。
「いい人」を気取っても、結局フラれてしまいます。嫌われたくない人は、都合のいい人で終わってしまいます。
誤解のないように伝えておきますが、人を傷付けろと言っているのではありません。「そうか、嫌われてもいいんだな、じゃあ最低なコトをしよう」
こうではありません。
なぜ人に嫌われたくないのか
じゃあなぜ嫌われたくないのか、その答えは人それぞれあると思います。
・過去にトラウマがあるから
・親からみんなに好かれるように生きなさいと言われたから
・自分に自信がないから
など、いろんな理由があると思いますが、本音を隠しながら婚活をするのはやめたほうがいいです。
相手に本音が言えないということは、相手からも本音が聞けないということになります。
つまり、
自己開示しない人に自己開示するわけがないのです。
あなたが素敵だな、輝いているな、羨ましいな、と思う人は自分の弱みをさらけ出し、自己開示している人ではないでしょうか?
頑なに心を開かなくて、ガチガチに防御している人に、人は近付きたいと思えますか?
そんな人のことを信じようとしない人と一緒になりたい人がいったいどこにいるでしょうか。
人は、意外と人のことを嫌いにならないし人のことを覚えていません。
というより、関わりのない人のことはどうでもよくて、関わりのある人は大事にしたいですよね。
あなたはもしかしたら、もう関わりのない人にまで優しさを振る舞おうと思っていませんか?
そうなると、本当に大事にしたい人を大事にできなくなってしまいます。
なぜなら、限界があるからです。万人に好かれることはないし、世界中のありとあらゆる人を大事にすることは残念ながらできません。
初めから限界値が決まっています。
なので、
この人とは一緒になりたい(他は嫌われてもいいけど)
という人だけ、大事にしていけばいいのです。
「いい人」ではなくなる瞬間は、心がザワつくでしょう。
でも、結婚したらどうせ忘れます。子供が生まれたら余計に過去の人なんて記憶から無くなります。
あなたが今しなければいけないことは、「いい人」になることではありません。
担当カウンセラーがついているなら、本音をカウンセラーに話し、どういう家庭を作りたくて、そのためにはどういう人がいいのかを考え、結婚に必要な要素を絞り出し、確認することです。
多くの人が結婚とは関係ないムダなことに労力と時間、お金をかけすぎです。
結婚したいのであれば、結婚できるようになるために全精力を注ぐべき