結婚相談所なのに「1年は付き合いたい」という心理とは

実は「成婚退会後、1年は一緒に過ごしてから結婚を決めたい」という人はけっこういます。

これはムリもありません。「もしかしたら死ぬまで一緒になるかもしれないパートナーをたった数ヶ月で決めるなんてできない!」という人は多いと思います。

そこで、今回は、「1,2年は付き合いたい」という心理を解説したいと思います。

結婚相談所で1年は付き合いたいは不可能!?

IBJでは、仮交際期間も含め、最長6ヶ月までしか交際できないようになっています。

つまり、このことから逆算で考えると、結婚に前向きで、ある程度覚悟を持って結婚相談所に入会してくださいね〜ということになります。

婚活で出会う相手もそういうスタンスでいる可能性がもちろん高い。

婚活はアラフォーの方がメインです。

20代なら「まだゆっくり相手を見つけていけばいいや」でいいと思います。

でも、アラフォーになってまで覚悟を持てず、現実から逃げて、「ゆっくり相手を見つけていけばいいや」スタンスだと結局出会う相手を傷付け、自分が一番ダメージを喰らうことになります。

特に、子供が欲しいという方に関しては正直ダラダラお付き合いしている暇はありません。

なぜなら、

自分が思っている以上に新しい命を宿すというのは簡単ではないからです。

かといって、だれの子でもいいから子供が欲しいのかといったら決してそうではないと思うので、このあたりは難しいところですね。

なぜ1年は付き合いたいのか

お互いを知るためには、たしかに時間は必要です。

婚活ではお見合いからガチガチにガードを固めている人もいます。初対面の人と打ち解けるまでは時間がかかるという人もいると思います。

でも、

実際は子供の人生まで考えて逆算するとほとんどの人がそんなに時間はないはずです。

自分はゆっくりマイペースで結婚相手を探していきたい。でも、いつか子供が欲しい

と考えている人はたぶん結婚はしないほうがいいでしょう。

不思議なことに、

「1年の交際期間があるから」「5年付き合ったから」

だから、結婚生活がうまくいく

とは限らないですよね。世の中には、5年付き合って結婚に至っても別れている夫婦はたくさんいるでしょう。

もしも、3年付き合って結婚したら100%結婚生活がうまくいきますという保証があれば、3年付き合うべきです。でも、0日婚でもうまくいくときはうまくいくし5年付き合って結婚してもうまくいかないときはうまくいかないのです。

ということは、幸せになれるかという観点から見ると、結婚前の2人の交際期間はあまり関係ないことが言えます。

でも、とはいえ「少なくとも春夏秋冬の1年は付き合ってから」と本当は思っている人が多いと思います。

具体的になにがあれば結婚する覚悟を持てるのでしょうか?

ただ時間があればできるものなのでしょうか?

それとも、別のなにかが足りないのでしょうか?

婚活で出会った相手と365日過ごすことよりも大切な3つのこと

例えばもし、結婚相談所を成婚退会後、2人とも「1年は過ごそう」と本当に思っているならなにも問題はないと思います。

でも、代わりに失うものがあります。

それは「年齢」です。1年交際するということは1歳年を取ることになります。

あまり考えたくないことですが、子供を授かるとき、あと1年早ければ子供ができていたかもしれないということは現実問題としてあります。

そうなると、「なんでもっと早く結婚しなかったんだ」と後悔することになりますが、時間はやはりムダにはできません。

ズバリ、結婚に必要なのは時間ではありません。

たしかにお互いを知るためには時間が必要です。でも、時間よりももっと大事なものがあります。

1・意識

結局のところ、意識を高められるかどうかです。

これは婚活そのものにも言えますが、相手との結婚を意識して1日1日を過ごすかどうかで時間を早めることができます。固い言葉で言うと、「目的意識」です。

相手との結婚を意識しないでただ365日を過ごす。これだと、ただ結婚が怖くなっただけなんじゃないかと思いますよね。

そう、多くの場合、結婚を先延ばしにするのは、結婚が怖くなっただけなんです。

結婚はしたいのに結婚するのが怖い。だから、「とりあえず時間が欲しい」となるわけですが、相手が本当に待ってくれればいいですよね。

問題なのは、相手の気持ちを考えないことです。

なんでもそうですが、キチンと目的意識を持つと時間の質が上がります。

例えば、通勤時間になるべくたくさんの漢字を覚えるという意識でいたとします。そうすると、電車の中吊り広告に踊っているありとあらゆる漢字が目に付くと思います。間違いなく、たくさんの漢字を覚えることができるでしょう。

でも、普通は漢字を覚えようという意識で電車に乗ることはありません。しかし、同じ時間は過ごしています。

結婚の意識をハサミで切るようにプッツンと切ってしまうと時間はムダなものになってしまいます。でも、結婚の意識をハッキリ持ち、相手と向き合うことで、時間の質は高まるでしょう。実際は365日必要ないことに気付くと思います。

2・コミュニケーションの量と質

次に、コミュニケーションの量と質です。

コレらを心掛けることで圧倒的に時間を短縮できます。そもそも、婚活は短期間勝負です。

じゃあ時間を短縮するためにはなにが必要なのか、それはズバリ、コミュニケーションをたくさん取ること、コミュニケーションの質を高めることです。

この意識を婚活者全員が持っていれば何年も婚活すること絶対にありません。この意識がない人が多すぎるので、婚活に時間がかかってしまうのです。

自分のペースを乱されたくないからといって、LINEを全然返さない人がいますが、婚活している方は圧倒的にコミュニケーションが足りません。

婚活は、結婚を目的とした活動です。もっとコミュニケーション取ろうとするのが普通なのではないでしょうか。

自分はコミュニケーションが苦手だから今までと変えずに相手と1年様子見。これは絶対フラれますね。

3・愛情表現

3つ目は、なんといっても愛情表現です。

結婚に覚悟を持てない原因は、自信もないし「この人がいい」という確証がないからです。じゃあどうすれば自分も相手も安心できるのか、それはやっぱり愛情表現です。

以前、成婚退会された男性にLINEを見せてもらったことがあるのですが、お相手の女性はLINEでもしっかり「大好き!」と愛情表現していました。

さすが成婚するだけ違うなぁと感じましたが、愛情表現は当たり前と言えば当たり前のことです。男女関係なので、絶対に必要ですよね。

でも、意外と相手が満足するレベルでは愛情表現できていないことが多い。

ココは男性心理、女性心理があるので分かれますが、相手から愛情表現がないと、

この人本当に自分と結婚したいのかな?

と不安になりますよね。

気恥ずかしいものなので、素直な愛情表現ができない人もいますが、そういう場合は、記念日や旅行のときなどに手紙にして愛情表現するなどの方法も考えることができると思います。

極端な話、愛情表現のない1年を過ごすよりも愛情表現満載の1ヶ月を過ごすほうが人は満たされるでしょう。

婚活でもしも1年は付き合いたいと言われたら?

「自分はもう覚悟している。でも、相手がまだ決意してくれない」

こんなケースもありますよね。どちらかというと、男性のほうが結婚を決断できない人が多いです。

実際に婚活KOKOでは、

5,6年付き合った彼氏がいたけど「その内」としか言わないでのお別れしました

と言って飛び込んでくるアラフォー女性が多いです。

ほんと残念だなーと感じますが、女性には実際、子供を産むことを考えると年齢的なリミットがあります。なので、決断できる人が多いですが、男性はそうではありません。

実際は、子供を考えるのであれば男性にも年齢的リミットがあるのですが、なぜか「ちょっと待ってほしい!」と言う男性が多い。

女性からしたらたまったもんじゃないと思いますが、かといって、焦らせるのも相手に嫌われそうで怖いですよね。

「結婚早く早く!」とせがんで、結果別れることになってしまったら最悪だと思います。

とはいえ、時間がたっぷりあるわけではありません。

もしも相手から、「1年は付き合いたい」と言われたら、一度真剣に向き合う必要があります。

なぜそのような考えなのか
なにが不安なのか
なにか隠していることがあるのか
自分のなにが足りないのか
自分の年齢は考えてくれているのか
逆になにがあればその1年は早まるのか

などなど、ケンカになっても泣きじゃくってもいいから一度真剣に話し合う必要があります。

待たせるということは最悪、破局もあることを伝えたほうがいいかもしれません。

というのも、実際になかなか結婚を決めてくれない相手に対して、「もし考え方が変わらないのであれば、新しい人を見つけます」と告げて結婚したカップルもいます。

これも駆け引きですよね。

結婚の決断は、時には勢いが必要なときもあります。

あとは「エイヤー!」と飛び込む勇気だけだったりします。

「どうしても1,2年は付き合いたい」と考える方は、結婚相談所は合っていないかもしれません。そういう縛りのない自由な婚活をするのもアリだと思います。

婚活KOKOでは、他社で成婚退会された方も『チケット相談』のご利用は可能です。

成婚退会したあとは当然ですが、自力で進んでいかないといけません。不安な方もいると思いますので、「成婚退会はしているけどなかなか前に進まない」「こんな悩みがある」という方はぜひ一度『チケット相談』を利用されてみてください。

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この記事を書いた人

小崎真作のアバター 小崎真作 婚活KOKO 執行役員

2020年、奥さんが壮絶な不妊治療を経て妊娠。切迫早産の危険性があり転院や入退院を繰り返したのち、無事娘を出産。
2023年、再び奇跡が訪れたが再度切迫早産の危険性があり奥さんが2ヶ月入院しその間ワンオペを経験。無事息子が誕生。現在は2人の子供の育児と仕事に奮闘中。