婚活市場価値がなかなか認められない場合の対処法

突然ですが、あなたは、自分の【婚活市場価値】がどれくらいかご存知でしょうか?

婚活市場価値…

目を背けたくなる話ですよね。残酷な言葉ではありますが、一度は真剣に考える必要があります。

以前、1年でご成婚された40代女性がこんなことを仰っていました。

正直、あぐらをかいていた。婚活では非常に厳しい年代であることは分かっていたつもりでも全然自覚していなかった。時間が経つにつれ、自分の市場価値にようやくハッとし真剣に取り組むようになった。

これは決して珍しい話ではありません。

「アラフォー婚活は厳しい」「婚活ではまず年齢を重要視される」ということを何度も何度もコラムでは伝えてきていますが、本当に自覚をされている方は非常に少ないのです。

「自分は当てはまらないだろう」と捉え、他人事だと思っている!

自分の市場価値を認めたくないという気持ちも分かります。

でも、自分の市場価値を素直に認める。実は婚活はココからスタートしたほうがうまくいきます。

なかなか認められない人はどうすればいいでしょうか。

目次

なぜ婚活には市場価値があるのか

結婚の特性

そもそも、なぜ婚活には「市場価値」という残酷な言葉が存在するのでしょうか?

その答えは、結婚は相手ありきだからです。

たとえば、趣味に“映画鑑賞”と書いている人は多いですよね。この映画鑑賞には「市場価値」という言葉が存在しません。

なぜなら、1人で映画は観られるものだからです。映画鑑賞に年齢も関係ないですよね。

同じように、英会話にも「市場価値」という言葉が存在しません。

「会話」なので相手ありきですが、相手は英語を話せる人だったらだれでもいいワケです。また、英語力というのは1人で身につけられるもの。何歳からでも英語力は身につけようと思ったらできますよね。

他にも、資格。

年齢制限がある資格もあると思いますが、資格を取るための勉強は1人でするものです。

でも、結婚だけは違います。

自分1人では結婚できないですよね。相手がいて初めて結婚できます。

ということは、他人(市場)から求められないと結婚できないのです。それがあなたがしようとしている結婚。

逆に言うと、他人(市場)から求められる人は結婚できる人なのです。

だから、婚活においては自分の立ち位置というのを考えなければいけません。

ある保育園の経営者の話が分かりやすいのでご紹介します。保育園をゼロから立ち上げ、こだわり抜いた結果、大赤字になり、5年目でやっと黒字化した経営者がこんなことを言っていました。

こだわり<ニーズ

自分の夢見た保育園。初めてゼロから造る保育園。教育者としてこだわりが強かったそうです。

まずは施設の作り。アレルギーが出ない国産の無垢の木で全部造り上げた結果、施設の初期投資だけで1500万円以上になりました。また、給食にもこだわり、無農薬無添加の食材導入や専用の栄養士さんを雇用。

保育園のコンセプトを自然体験にするなど、教育者としてこだわりを全面に出した結果、真っ赤っかの大赤字。

1年目の入園者数はたったの1人。

保育者の給料も自分の給料も出ない結果となり、借金だけが膨れ上がりました。

これはどういうことかというと、自分のこだわりが市場には全く求められていなかったのです。

では、その地域ではなにが求められていたかというと、子供の英語。でも、この経営者は英語が求められているのは分かっていたけどそれよりも大事なことがある!というこだわりが捨てられませんでした。

でも、そのこだわりを捨て、英語を取り入れ、質と量を高めたら入園に繋がるようになったとのこと。

こだわりを辞め、ニーズに合わせるのに実に5年かかり、莫大な借金を抱えてしまいました。

これは婚活でも全く同じことが言えます。

婚活市場価値の分析

たとえば、ハイスペック男子を狙っている女性。

狙うのは自由です。でも、結婚は相手ありき。ハイスペック男子のニーズに応えられる女性でないとお見合いすら組めません。

他にも、10個以上も条件がある人。

条件を挙げるのは自由です。でも、そもそもそんなにたくさん条件がある人は求められているでしょうか?逆に、条件が10個以上もある人と結婚したいと思いますか?

ズバリ、

あなた自身がニーズがある人なのか

を考える必要があります。

でも、このような話をすると必ずこう答える方がいます。

1人くらいはいるハズ

たしかに、自分を求めてくれる人は1人くらいはいるでしょう。でも、わざわざそんな狭いゾーンを狙っていく難しい婚活をする必要はないですよね。すでに年齢的な問題があるのに…。

「じゃあ、その1人と出会うために具体的に努力していることはありますか?」と聞くと絶対に答えられないのです。

こんな自分でも求めてくれる人は1人くらいはいるハズ!

自分の市場価値が認められない典型的な言い訳です。

おそらく、自分のプライドや謎の自信を1回ボキッとへし折らないと改善しないと思います。

婚活市場価値を分かりやすく解説!

いつまでも あると思うな 親と金

こんな俳句がありますよね。あなたも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。婚活に置き換えるならこうです。

いつまでも あると思うな 市場価値 

厳しい言い方になりますが、年齢を重ねるにつれ、グーンと市場価値が下がっていることに婚活している方は気付きません。

いえ、認めたくないといったほうが正しいでしょう。

おそらく、20代から婚活始めて50代までずーっと婚活していたら、「自分の市場価値が下がってるわぁ」と痛感するでしょう。

なぜなら、婚活市場において男性女性ともに最も重要視するのは

「年齢」

だからです。特に子供を希望する場合。

あなたも実は相手の価値を知らずに下げています。

どういうことかというと、たとえば、あなたが35歳の女性で上は40歳までOKだったとしましょう。40歳までの男性を求めていて41歳以上の男性は求めていないことになります。

40歳の男性がいたとして誕生日を迎えた瞬間にあなたには求められなくなります。

つまり、41歳を迎えた男性の価値は下がるということになります。

でも、41歳を迎えた男性は自分の価値が下がっていることに気付きません。なぜなら、「35歳の女性にはまだイケるだろう」という考えがあり、自分の条件は35歳までの女性だからです。

分かりやすくするために図で表します。

男性が誕生日を迎えるとこうなります。

そうすると、男性は「じゃあ他の女性を当たろう」となりますよね。

たしかに、41歳男性でもまだ許容範囲の35歳女性はいます。

では、仮に35歳女性が10人いたとして、5人が40歳まで、残り5人が相手希望年齢45歳までだったとします。

41歳男性はまだ5人を捕まえられる可能性はありますが、すでに半分の女性からは求められていない=市場価値が下がっていることになります。

原則、男性も女性も結婚相手は若い人を求めている

なので、45歳までOKの35歳女性がいたとしても、「できれば40歳」「できれば39歳」「できれば38歳」というように本音は若い男性を求めているのです。

それなのに、41歳を迎えた男性は自分の年齢が1個上に上がっても希望年齢は変えません。変えたくないのです。

それはなぜか。少しでも若い女性と結婚したいからです。

では、41歳男性は結婚するためにはどうすればいいでしょうか。

・希望年齢を変える
・子供を希望しないことにする

するなどの、条件を変える必要があります。

自分はどんな人に求められているかを考えることができると、また婚活の仕方が変わってきます。

婚活市場価値の本当の意味とは?

「婚活市場価値」というのは、正確にいうと、婚活全体の市場価値ではなく、自分が本当に希望する年齢から見た自分の市場価値という意味です。

年齢を重ねていくと自分が本当に希望する年齢から見た場合にどんどん求められなくなっていることに気が付かないといけないのです。

結婚しようと思ったら何歳からでもスタートできます。でも、大事なことはなにを求めるか。なにを求めないか。

そして、果たして自分が求めるものは現実的なのか。

結婚は相手ありきなので、どんな人からだったら自分は求められるかも考える必要があります。

自分はどんな人にニーズがあるか

婚活では自分のこだわりが捨てられず、自分の条件が譲れず、長年婚活している人が本当に多いです。

結婚できずにこだわりを持ち続ける…

もはや、結婚できないのになんのためにこだわりを持っているか分かりません。

それであれば、自分はどういう人に求められるか。そこから逆算で戦略を立てたほうが結婚できます。

なぜ、わざわざ難しい婚活の仕方を選んでいるのでしょうか。

婚活市場価値が認められない場合の解決策

自分の幸せがなにか分かっていない

理屈は理解した。でも、自分の市場価値が低くなっていることを認めたくない…。

そんな方もいると思います。

こういう方は一度、真剣に自分の幸せとはなにかをバーっと紙に書き出してみることをオススメします。

二度とやらないと思って1回真剣に自分と向き合ったほうがいいです。

未だ捨てられないこだわりや条件があるかもしれません。たとえば、

好きなタイプ
年収
地域
子供

それは果たして、本当に自分の幸せに直結するのでしょうか。

もしコレが分からないのであれば、やはり自分の幸せがなにか分かっていないことになります。意外と自分のことを放置していませんか?

婚活市場価値を認める方法

自分の市場価値が低くなっていることがなかなか認められない方は、まずは日常のありふれた幸せを意識して数えるようにしてみてください。

幸せへの感度を高める!

たとえば、

・快晴の空で気持ちが良い
・今日の運勢は悪くなかった
・職場の人に褒められた
・今日は満員電車の中でも良いポジションに立てた
・食べたご飯が美味しい
・美味しいご飯を作ることができた
・キレイな花を見つけた
・テレビを見てメチャクチャ笑った

などなど、おそらくたくさんあると思うので、まずは日常の幸せに目を向け、幸せに感じた回数を数えるようにしてみてください。

これが意識できるようになると、意外と自分は些細なことでも幸せになれるんだな、ということに気付けます。

これがとても大事!

自分はそこまで求めなくても幸せになれることが分かると、婚活でも相手に対してそこまで求めなくなります。

そもそも人は、

自分のことを求めてくれる人と一緒になるだけで幸せなんです。

年齢を重ねるにつれ婚活市場価値が下がっていく。これは現実です。だれでもそうです。

でも、自分を求めてくれる人はどんな年齢の人でどういう地域の人でどんな人なのか。そこを追求して自分を求めてくれる人に出会えるようにすればいいだけです。

「自分も条件を出したい」「理想の人と結婚したい」

この気持ちは分かります。でも、そんな難しいことをしなくても、そんなワガママにならなくても、人は意外と簡単に幸せになれます。

以前、ご成婚された30代女性がこんなことを仰っていました。

交際を深めていく中で理想や条件が変わっていった。自分を求めてくれる人がいる。もうそれだけで幸せなんじゃないかと思えるようになった。

本当にその通りだと思います。

きっと、プライドや見栄、理想が邪魔をしているだけです。

まずは日常の些細な幸せを意識して数えてみてください。今後のあり方を見つめ直せるようになると思います。

まとめ

今回は、【婚活市場価値】について深掘りしていきましたが、少しは解決方法が見えたでしょうか?

「自分だけは違う」と思いたいですよね。

でも、自分の市場価値を素直に認める。婚活は本当にここからがスタート。

結婚は相手ありきなので、全部自分の思い通りにできる!理想を叶えたい!ではないのです。

もし、あなたが婚活で苦戦しているのであれば、自分を求めてくれる人はどんな人か。そこから逆算で婚活を組み立ててみてください。

理想通りの結婚ができなかったとしても、あなたは十分幸せになれます。

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この記事を書いた人

小崎真作のアバター 小崎真作 婚活KOKO 執行役員

2020年、奥さんが壮絶な不妊治療を経て妊娠。切迫早産の危険性があり転院や入退院を繰り返したのち、無事娘を出産。
2023年、再び奇跡が訪れたが再度切迫早産の危険性があり奥さんが2ヶ月入院しその間ワンオペを経験。無事息子が誕生。現在は2人の子供の育児と仕事に奮闘中。

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